2018年5月22日火曜日

スピリチュアルな知識の欠陥と失敗の原因



スピリチュアルの世界では、よく、思ったことが現実を引き寄せるとか、自分の波長を高めたら周りの世界が変わっていくという話をします

これは実際にその通りで、強く思ったことは現実を引き寄せる力がありますし、自身から発する波長が変われば、周りも変わっていきます

ですが、世界はその法則のみで動いているわけではありません

地球は物質世界に属しているため、思いの法則だけでなく、行動も必要になってきます

思いの法則以外にも、この世の法則、物質世界の法則というものもあって、思ったことがすべて叶うわけではありません

たとえば、他人が反対の思いを抱いていることもあり、自分だけの思いだけで物事が動いていくわけではないのです

スピリチュアルの世界で引き寄せ等がよく言われてるのは、実際にそうした体験をしたひとが、自分の体験をもとに強調して述べているため、その他の法則や原理についての配慮が十分でない事があります

人間は、体験を通して自分が正しいと思ったこと、それのみが正しいと思てしまう思考に陥ってしまうため、それに反する現象まで考えを広げない所があります

他の人が別な思いを抱いているというのは、たとえばご自身が会社の社長になりたいと願っていても、他にも社長になりたいと思う人が複数いる事があります

何人ものひとが社長になりたいと願ってる場合、なれる人に限りがあるので、叶う人と叶わない人が出てしまうのはみなさんにも理解できるでしょう

ハリウッドスターになりたいと願っても、他にもたくさん成りたい人がいて、多くの人は叶わないでしょう

受験や入社でも、希望する人は多くいても、入れる人には限りがあります

ある人と結婚したいと思っても、別なライバルもいた場合、どちらか一人しか選ばれないため、他の候補は結婚できないものです


全員が一生懸命に希望を引き寄せようとしても、他の人も願っていて、かなうとは限りません

もちろんそうした中でも、強く願っている人が、希望を叶えやすいのは事実です

そのように誰かの思いが実現すれば、他の人の思いが実現しないということがあるため、すべてが叶うわけではありません

これは国家でも言えることです

日本人の多くが平和を願っていたとしても、たとえば北朝鮮の指導者たちのように、武力や威嚇で自分たちの要望を実現させていきたいと願っている人がいれば、平和は崩されていきます

多くの人が平和を願っても、一部のこの世で権力を持つものが、反対の思いを持っていたら、そちらに引っ張られていき、願いが実現しない事があります

地球には多くの人間がいて、それぞれに願いをもって生きていますので、正反対の事を思ったり、願いが衝突することがあるのです

人と人の思いがバッティングすることで、願望を打ち消しあい、望みが叶わないことを述べました

ほかにも、この世では物理世界の法則というものがあって、思いと物質との拮抗によって成り立っています

あの世の世界では、心そのものの世界であって、思ったことが現実となる世界です

あの世では、会いたいと思えば人と会えますし、どこかに行きたいと念じれば、地球の裏側にも瞬時に行けます

そして、空を飛ぼうと思えば飛べますし、水の中を自在に泳ぐこともできます

何かが欲しいと念じれば、それが目の前に現れてきます

自身の発する波長によって、同じような者と通じ合いますので、同じ波長の者同士で作り上げた世界に住みます

そのように、あの世の世界では思いが現実を作り出す世界であり、念じたことは実現していきます

この世の世界も、そうした法則が当てはまるのは事実で、スピリチュアルで言われていることはこの世でもあります

しかし、地球は物質の世界であり、思いだけでは、現実を作り出すのに抵抗が強くて、なかなか実現していかないのです

それをスピリチュアルな知識だけでは理解できなくて、失敗することがあります

たとえば、以前に私の住んでいた所の近所では、年に数回も自動車の衝突事故の起こる交差点がありました

そこは、見晴らしの悪い場所で、横から来る車が見えず、事故になることが多かったのです

そこで、スピリチュアルな解決策としては、周りの住民で、事故が起こらないように祈ったり、人々の波長を高めて、ネガティブなことが起こらないようにしようとする考えがあるでしょう

それも確かに効果があると思いますが、物質的な対処というのもこの世では有効となります

実際にどうしたかというと、その交差点に信号をつけるようにしたのです

すると事故は起こらなくなりました

そのように、この世では思っただけでは、なかなか問題を解決することにはならず、現実問題として、物質世界での実際の行動で解決していかなくてはならない事があるのです

地球は物質世界の星ですので、思いだけではなく、行動が必要となります

上記で取り上げた事故だけではなく、平和についても同じことが言えます

善良な方で、平和を願っていると、あの世では同じく平和を願う者同士で波長が合い、平和な世界を作り出してそこに住めますので、平和でいられます

逆に闘争心が多い者は、あの世で争いあっている者同士の戦争の世界へと赴きます

そのようにあの世では波長によって、それぞれの住みわけがなされますので、ご自身の発する波長が住む世界を決めます

この世でも、そうした法則は影響するのですが、地球では波長の違う者同士でも、同じ世界に住まなくてはならないのです

ですので、地球では平和を願っているだけでは、平和な世界は実現できず、平和のためへの実際の現実的な対処への行動をしなければ、平和にはなっていきません

スピリチュアルな学びをしている者には、霊的な法則には通じていますが、物質問題への理解が浅いため、政治問題や現実への対処などで間違った方向に導いてしまうことがあるのです

※スピリチュアルについての概要は「スピリチュアルとは? その意味と主要人物」の記事を参照ください

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3 件のコメント:

  1. ある高齢の女性の方がおっしゃっていました。
    「戦時中はお国のために命を捧げても惜しくないと思っていた」

    おそらく当時の国民の多くが同じ思いだったのだと思いますが、今の時代を生きる者にとっては考えられないことです。

    戦争は何かしらの大きな神意があって起こることなのかもしれません。

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  2. この世では、願いが叶うことはおろか、生きることもままなりません。
    この世の法則故に、人生の大半が徒労に終わってしまうのか? と思いました。
    その反面、良くない事は簡単に起こりますよね。

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  3. スピリチュアルだけの人って現実対処能力が弱くて、なんかファンタジーの世界にいるんじゃないか、と思うときがありますよね。

    あまりマイナスの存在を視ると洪さまにダメージがあると申し訳ないので無理強いはしないのですが、日大の理事長と内田正人ってどういう存在か霊視できますか?かなりネガティブな気がするのですが、、、

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