2012年11月14日水曜日

汝はそれなり ウパニシャッド哲学

「それは鉱物の中で眠り、植物の中で目覚め、動物の中で動き回り、人間の中で思惟する」



あなたは誰ですか?と尋ねられたら何と答るだろうか
普通は名前や所属などを答える
わたしは何とか社で部長をしてる山田です等だ
それでは名前や肩書きがあなたなのだろうか
もちろんそうではない、名前や肩書きが変わってもあなたはあなただ
名前は他人から分けてとらえやすくするただの記号にしかすぎない
では、その名称で示される肉体がこそがあなたなのだろうか
多くのひとはそう考える、ここに大きな落とし穴がある
では、肉体こそ我なりと考えた場合、人間は生まれてよりこのかた細胞は死滅と再生を繰り返し、時間が経てば生誕時の肉体と全て入れ替わってしまう
肉体こそ我ならば誕生した時の我と今の我は別人なのだろうか
そうではない、生誕よりこのかた人は一貫した自我を持っている
さて何処に自我はあるのか、脳の中にあなたはいるのだろうか、それとも神経の集まりが自我だろうか、または神経伝達物資だろうか、それとも分子か、さらに分解して原子だろうか、もっと微細なクォークの寄せ集めがあなたなのだろうか
しかし素粒子の中にもあなたは見当たらないことを知るべきである
古代インドのウパニシャッドはあなたは誰かという究極の問いに端的に答える
「汝はそれなり、ブラフマンなり」と
ブラフマンとは宇宙の根本原理であり、自己の原理であるアートマンとブラフマンは同一であると説く
ブラフマンは全てであると同時に、自己の限定たる世界そのものを内包し成り立たしめる
「私という観念」により限定せられ、ブラフマンや世界や他人から分離された「私」は、「私という観念」を拭い去り、世界との繋がりを認識することで再びブラフマンへと帰一する 

ヴェーダにおいて創造神は様々に語られておりプラジャーパティが代表的な創造神です、その(宇宙の)因たるブラフマンと述べられてるようにブラフマンは創造神と言ってもよいですが、後世に人格神として崇められているより、古にはより抽象的に宇宙の根本原理として考えられた存在と言えます

ウパニシャッドにおいては宇宙の原理と、自己の本質とが本来一体である事を認識するのが重要であると考えられてきたのですね




ブログランキング に参加しています。
下記のリンクをクリックいただけますと、沢山の方に見ていただく機会がふえます。
この日記の記事がよいと思われましたら応援クリックお願いいたします。
ありがとうございます。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村


スピリチュアル ブログランキングへ

精神世界ランキン

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは管理人の承認後に表示されます