
大切な人を見送ったあと、「あの人は今、どこにいるのだろう」と気になることがあります.
もし不調和な領域に向かってしまっていたとしても、そこから永遠に抜け出せないわけではありません.
霊的な視点から見ると、地獄や暗い霊域に向かった魂であっても、再び光の方向へ戻る道はちゃんと残されています.
この記事では、不調和な霊域から抜け出すための条件と、地上に残された方々ができる祈りについて綴ります.
地獄は永遠の刑場ではない
古来、宗教のなかで地獄という言葉は、永遠の業火に焼かれる場所として語られてきました.
霊的な実相は、それとは少し違います.
地獄は、神様が罪人を罰するために造った刑場ではありません.
同じような不調和な思いを持った魂たちが、波長同通の法則によって自然に集まり、互いに作り上げてしまった世界です.
互いに警戒し、攻撃し合い、満たされない飢えを抱え続ける.
その重たい暮らしが、地獄と呼ばれる領域の正体です.
そして、本人に変化が訪れれば、そこから抜け出していくことは十分に可能なのです.
条件1|まず、自分が亡くなったと自覚すること
抜け出す道を歩み始めるための、最初の一歩は「自分は肉体を離れた」と本人が自覚することです.
これは想像以上に難しい一歩です.
あの世を信じずに生きていた方は、亡くなった後も自分が死んだという事実を受け入れられず、「何かおかしな世界に紛れ込んだ」と感じたまま漂い続けることがあります.
夢のなかにいるような感覚で、地上にとどまり続けてしまうのです.
「どうやら自分は肉体を離れたらしい」.
その小さな気づきが訪れた瞬間から、ようやく本当の旅路が始まります.
条件2|より良い世界へ行きたいと願うこと
自覚に続く二つめの一歩は、「ここから抜け出したい、もっと光のある場所へ行きたい」と心から願うことです.
怒りや不満の中に居座り、誰かを責め続けているうちは、波動が変わりません.
「自分も間違っていた」「もう、こうした思いから離れたい」.
その方向転換の意志が立ち上がると、霊界の景色が少しずつ動き始めます.
波長が変わってくると、それまで見えなかった光の存在が、視界に入るようになるのです.
条件3|光の存在の手を、素直に取ること
抜け出したいという願いが本物になると、その願いに応じて、光の存在が必ず迎えに来てくれます.
霊的な世界は、地上以上に正直な場所です.
本気で求めれば、必ず応答が返ります.
そのとき、迎えに来た存在の手を素直に取ることが、最後の一歩です.
「なぜもっと早く来てくれなかったのか」と恨みを抱いたり、「自分はもっと立派な場所にふさわしい」と高ぶったりすると、せっかくの手を取り損ねてしまいます.
幼な子のような素直さで、ただ「お願いします」と従うこと.
そこに、真の救いが流れ込んできます.
地上の私たちにできる祈り
大切な方が不調和な領域にいるかもしれないと感じる方へ、地に足のついた一歩を提案します.
まず、その方を責めないこと.
「あんな生き方だったから、こうなった」と裁いていると、こちらの祈りも届きにくくなります.
代わりに、その方が抱えていた苦しみや傷に、想いを馳せてみてください.
そして、こんな祈りを心の中で唱えてみてください.
「どうかあなたの魂が、いまの場所に気づき、光の方向に進んでいけますように」.
「迎えに来てくださっている存在に、安心して身を委ねてください」.
こうした祈りには、霊界に確かに届く力があります.
地上に残された方の祈りは、霊界での救済を後押しする、もっとも強い味方のひとつなのです.
地上のうちに整えておくほうが、ずっと優しい
不調和な領域から抜け出す道は確かに残されていますが、地上で過ごしているうちに心を整えておくほうが、魂にとってはずっと優しい歩みになります.
「いまの私は、不調和な思いに居座っていないだろうか」.
「誰かを責め続けるクセが、習慣になっていないだろうか」.
夜寝る前に、そんな静かな問いを自分に向けてみてください.
気づいた時点から、波動はもう整い始めています.
大きな修行ではなく、ささやかな日々の点検が、いちばん確かな霊的な備えになります.
より深く学びたいあなたへ
死後の世界、霊界の構造、魂の旅路を体系的に知りたい方は、ハブ記事『死後の世界・霊界まとめ|魂は死後どこへ行くのかを体系的に解説』をご覧ください.
幼な子のような素直さの霊的価値については、幼な子のようにならなければ|素直さが開く天国の門もあわせてどうぞ.
未浄化な状態にある霊についての話は、未浄化霊が増えている原因|霊的真実を信じる大切さに綴っています.
あなたの祈りは、見えない世界に確かに届きます.
諦めずに祈り続けていく姿勢そのものが、誰かの魂をひそかに救う光となっていきます.
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1 件のコメント:
自分は正しいと考えて生きる人は、死後も自分の納得できないことは受け入れられません…だからこそ、浄化も救いも遅れてしまいます。
ですからとにかく、生きている今この瞬間から、謙虚に自分を振り返りながら生きる方向へ人生をシフトし、自分中心でなく周りへの思いやりを優先する生き方に変えると良いのです。
その生き方は、死後の行き先を明るく満たされたものへ変えてくれます…あなたの心が明るく優しい思いやりで満たされているのだから!
と、いうシンプルな話なのですが、誰もなかなか実践できないようなので、そのわかりやすいやり方をブログなどでご紹介しています。
洪さんの素晴らしいメッセージを、日々の生活の中でどうしたら活かせるのか?
そのささやかなヒントをお渡しできていればと神様にお伝えしながら頑張ります(^-^)
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