2025年5月24日土曜日

死後の世界を旅した脳神経外科医──エベン・アレグザンダー博士の奇跡体験


以前「奇跡体験! アンビリバボー」の番組で、米国の脳神経外科医の臨死体験に基づいた内容を放送していました。

その人物は、名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく脳神経外科医として治療と研究にあたってきたエベン・アレグザンダー医師です。

彼はある朝、突然の奇病に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいります。

細菌性髄膜炎によって7日間も昏睡状態に陥り、その間に体験した臨死体験を通じて、意識と死後の世界についての新たな洞察を得ました。

そのことを著書『プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界』で綴り、全米で大反響を起こしました。

アレグザンダー医師は、脳神経外科医の立場から、当時のご自身の脳を撮影した画像を見て、昏睡中に大脳皮質の機能が完全に停止していたと主張し、彼の体験は脳の活動による幻覚では説明できないと述べています。

そこでこちらでは、特に彼が大脳皮質の機能が停止していた間に経験した、あの世の世界について紹介したいと思います。

まず、アレグザンダー医師が真っ先に体験したのが”地下の世界=ミミズの目の世界(The Realm of the Earthworm's-Eye View)”と呼んだ不気味な場所でした。

「ミミズの目の世界」は、暗く、原始的で、感覚が制限された状態であり、彼の意識が最初に到達した場所でした。

アレグザンダー医師は、この領域を「暗く、泥のような場所」と表現しています。

彼はここで、音や視覚の刺激がほとんどない状態にあり、自身の存在をほとんど認識できず、ただ「存在している」ことだけを感じていたと述べています。

そこでは人間でも動物ですらなく、時間の観念が存在しない赤茶色の海に浮かぶ、単なる認識の一点にしか過ぎなかったと表現しています。

彼はこの世界を「ミミズの目の世界」と呼び、原始的な存在感のみを感じる領域としています。

「汚泥の中からグロテスクな動物たちが顔を突き出し、吠えたり甲高く叫んだりしては、また泥中に引き込んだ」という不気味な表現もあります。

次に彼は、回転する光体を目撃します。

現れた輝く光体とそれが奏でる美しく豊かな調べの生きた音が広がります。

彼が光体に意識を集中すると、猛烈なスピードで上昇しだしました。

そして彼がゲートウェイの世界と呼ぶ場所に移行したのです。

ゲートウェイの世界は、鮮やかな色彩と調和のとれた音楽に満ちた場所でした。

彼は「蝶の羽の上を飛翔し、緑豊かな谷や流れる川、喜びに満ちた人々や動物たちの姿を見た」と述べています。

「ただ美しい…夢のような世界」とも表現しています。

彼がこの世界で感じた”リアル=現実感”を以下のようにあらわしています。

夏のある日に映画を観に行った子どもを想像していただきたい。
映画は面白く、夢中で観続けた。上映が終わり映画館の外へ出ると、明るい陽射しのほっとする世界に引き戻される。
太陽の熱や風の心地よさを肌に感じながら、こんなに気持ちのいい日を薄暗いところに籠もって過ごしたとは、なんてもったいないことをしてしまったのだろう、と思ってしまう。

その気持ちを一千倍にしたものと考えてもらえばいいだろう。
だがそれでも、私がそこで感じた現実感にはとうてい及ばないのだ。
彼はしばらくこの美しい世界を飛んでいましたが、ふと誰かがそばにいる事に気づきます。

となりを見ると深いブルーの瞳をした頬骨の高い美しい女性が、蝶の羽根に乗っていました。

彼女は言葉を使わずに、以下の3つのメッセージを彼に伝えてきました。

「あなたは永遠に、深く愛されています」

「恐れることは何もありません」

「あなたがすることには、ひとつも間違いはありません」

そのメッセージを聞いて彼は、「生まれ落ちた時から取り組み続けていたよくわからないゲームのルールを始めて教えてもらえた」ようで、たとえようもない安心感が押し寄せてきたと言います。

多少ネタバレになってしまいますが、番組でも言っていたので述べますと、実はこの霊界であった女性は、アレグザンダー医師の実妹であることを知ります。

彼は幼い頃に養子に出されたので、血縁関係の親兄弟にはずっとあっていなかったそうです。

それが学生の息子に出された家系について調べる課題で、あらためて調べてみたところ、血の繋がった妹の一人が若くして亡くなっている事を知ります。

彼が臨死体験をした後に、その実妹の写真が送られてきて、やがて彼女こそ、あの世であった美しい女性であったことを思い出すというものです。

単に脳内で幻覚を見ただけでは、このような出来事は説明つきませんが、実際にあの世があるとすれば、すでに亡くなっている方にお会いするという事もありえます。

この事も、彼が自分の体験を信じるきっかけの一つになったようです。

さらに彼は、コアの世界と呼ぶ、より高次元世界と思われる場所に行きます。

そこで彼は上空をキラキラ輝く透明な光の球が、弧を描いて飛んでいる姿を見ます。

その存在は天使のような、地上のあらゆるものより高等な存在だったと感じます。

上空からは聖歌のような荘厳な大音響が轟いていたと言います。

後にして思えば、その音楽は、あの存在たちが歓喜を音楽にせずはいられなくなって奏でたものだったのではないかと彼は考えます。

さらに進んでいくと、広大な虚空の中に入っていきます。

そこは漆黒の闇でありながら、光も満ち溢れていた不思議な場所で、限りない安らぎも感じます。

その時のことを、彼は面白い表現で綴っています。

彼の置かれた状況はまるで、子宮の中の胎児に似ていたと言います。

へその緒を通して、胎児は周りの世界=母親の母体と繋がり、栄養を受け取っていますが、母親の姿は見えません。

それと同じように、宇宙の根源(神や創造主とも呼ばれる存在で彼は”オーム”とも表現する)と繋がりを感じられました。

これはとてもよく言い表したたとえのように思いました。

胎児が母親と繋がっているように、私たちも宇宙の根源と繋がっていて、そこから無限の愛を受け取って生きています。

しかし、その宇宙を取り巻く母体そのものは目に見えず、地上に生きている間は、そのつながりの感覚が失われてしまっています。

霊界の高次元にいくほどに、この繋がりがより深く感じられるのです。

話しを戻します。

彼が”オーム”と呼ぶ根源は、オーブ(玉響)を通して、彼にこう語りかけたといいます。

宇宙はひとつではない。
お前の理解を超えるほど数多い宇宙がある。
しかしすべての宇宙がその中心に愛を持っている。
どの宇宙にも邪悪は存在しているが、ごくわずかでしかない。
邪悪が存在しなければ、自由意思を持つことができない。 
邪悪はそのためにこそ必要とされてきた。
自由意思を持つことなしには、発展が得られない。
進歩がなくなり、神が人類に対して願い続けてきたことを、人類には達成することができなくなる。
世俗世界の邪悪は醜悪で強力でもあるが、全体から見れば愛が圧倒的に優勢であり、最終的に勝利を収めるのは愛である。

そしてアレグザンダー医師は、宇宙には地球以外にも多くの命を湛えて居る星が多数あり、そのなかには人類が遠く及ばない知性を備えている者たちもいると知ります。

また、数限りない高次元がある事も知ります。

そのような体験を経て、同氏は地上の肉体へと帰ってきます。

つまり生還してご自身の臨死体験を通じて、あの世の世界について訴えるようになったのです。

彼が脳神経外科医というこの世での肩書も高いという事もあり、世間で話題となっています。

興味のある方は、彼の『プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界』を読まれてみるのもいいでしょう。

著書『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

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