前世のトラウマを解除する方法

2020年6月26日金曜日

前世 悩み 輪廻 瞑想法


原因の見えない恐れや不安は、今世だけのものとは限りません。

説明のつかない高所恐怖、人を信じきれない癖、突然襲ってくる胸の締めつけ。

心当たりがないのに、なぜか体や心が拒否反応を示す。

そういう不可解な「引っ掛かり」の正体が、前世のトラウマであることは少なくありません。

私はこれまで多くの方の前世を視てきましたが、今世での悩みの根が、はるか過去の生にあったという例は本当に数多くあります。

この記事では、前世のトラウマがどのように今世へ持ち越されるのか、そしてそれを自分で解いていく具体的な方法をお伝えします。

そもそも前世とは何か

私たちの魂は、一度の人生で終わるものではありません。

肉体が滅びても魂は残り、新しい体を得て、また地上に生まれてきます。

これを輪廻転生、生まれ変わりと呼びます。

今のあなたとして生まれる前に生きていた別の人物、それが前世です。

今はサラリーマンをしている方が、江戸時代には侍として刀を振るっていたかもしれない。

平和な日本に暮らしている方が、戦乱の時代に兵士として戦場を駆けていたかもしれない。

魂はそうやって、時代も国も性別も超えて、さまざまな立場を経験しながら学びを深めていきます。

霊性の世界から見れば、この世はその学びのための一時的な舞台にすぎません。

本当の私たちは、肉体ではなく霊そのものなのです。

前世の記憶は失われても、感情の痕跡は残る

生まれ変わってくるとき、ほとんどの方は前世の記憶を失います。

これは新しい人生に集中するための、魂にとっての配慮のようなものです。

ですが記憶そのものは消えても、強い感情の刻印は残ります。

とくに前世で味わったトラウマ、つまり魂が処理しきれなかった強烈な体験は、心の奥に痕跡として残り続けるのです。

今世の自分からすれば、理由がわからない。

けれどなぜか怖い、なぜか苦しい、なぜか繰り返してしまう。

そういう「自分でも説明のつかない反応」のなかには、前世の体験が混ざっていることがあります。

魂の歴史は、表層の意識よりもずっと長いのです。

こんなサインがあれば前世の影響を疑ってみる

具体的にはどのような形で出てくるのか。

典型的なのは、原因のはっきりしない恐怖症です。

高い場所が極端に怖い方、狭い場所に入ると息ができなくなる方、刃物や尖ったものに過剰に反応する方、水や火を見ただけで体がこわばる方。

幼い頃から理由もなく続いている恐怖は、今世での出来事だけでは説明しきれないことが多くあります。

たとえば前世で高い場所から落ちて命を終えた方は、今世で高所恐怖症になりやすい。

溺れて亡くなった方は、水を極端に怖がる。

処刑や戦で首を落とされた方は、首回りに違和感を持ちやすい。

感情面でも、信じていた相手に裏切られて亡くなった方は、今世でも「またこの人に裏切られるのではないか」という疑心暗鬼を抱きやすくなります。

誰かに見捨てられる不安、愛されないという確信めいた思い込み、人前に出ることへの根深い恐れ。

こうした感情のクセが、本人の今世の経験と釣り合っていないとき、その源は前世にあると考えてよいでしょう。

「これは前世のもの」と切り分ける言葉の力

では、どうやって解いていくのか。

私が一番おすすめしたいのは、自分自身に語りかけるという方法です。

不安や恐れが湧き上がってきたときに、心のなかで静かにこう唱えてみてください。

「これは前世から持ち越したもの。今世の私には、もう関係がない」。

言葉にして、ご自身の意識に何度も伝えていく。

すると不思議なもので、心のどこかが少しずつ納得していきます。

前世から続いていた感情は、自分の本体ではなく、ただの記憶の残響なのだと理解できるようになる。

なかには「そうか、これは前世のものだったのか」と気づいただけで、すっと恐怖が薄らいでいく方もいらっしゃいます。

すぐに変わらなくても落胆する必要はありません。

長い時間をかけて染みついた感情ですから、ほどけていくのにも時間がかかるのは当然です。

毎日続けるうちに、確実に薄まっていきます。

感情を風船に込めて手放す瞑想

言葉だけでは整理しきれない、もっと身体的な重さがある場合には、イメージの力を使います。

静かな場所で目を閉じ、ゆっくりと呼吸を整えます。

そしてご自身の前に、大きな風船がひとつ浮かんでいると想像してください。

色は何色でもかまいません。

息を吐くたびに、胸の奥に溜まった重い感情を、その風船のなかへ吹き込んでいきます。

恐れ、悲しみ、怒り、孤独。

形にならないモヤモヤをすべて吐く息に乗せて、風船を膨らませていく。

風船が十分に大きくなったと感じたら、その口をそっと結び、空へ放してあげます。

風に乗って、ぐんぐん上へ昇っていく。

やがて小さな点になり、青い空の彼方へと消えていきます。

その光景を、急がずに最後まで見届けてください。

これを何度か繰り返すと、心の奥でつかえていたものが、少しずつ外へ流れ出ていくのを感じられるはずです。

霊的に見ると、感情のエネルギーは確かに「物質」のような重さを持っています。

意識的に手放すと決めたとき、それは本当に動き始めるのです。

今日からできる小さな実践

最後に、今日からすぐに取り組める手順をまとめておきます。

まず、ご自身のなかにある「説明のつかない恐れや反応」をひとつだけ選んでみてください。

大きなものでなくてかまいません。

次に、寝る前のほんの数分でいいので、その感情に向かって「これは前世から来たもの。今の私はもう自由でいい」と心のなかでつぶやきます。

そのあとで、先ほどの風船のイメージを一回だけ行います。

うまくできなくても気にしない。

大事なのは、毎日少しずつでも続けることです。

一週間、二週間と積み重ねていくと、ふとした瞬間に「あれ、最近あの恐怖がそれほど気にならなくなったな」と気づくときがきます。

魂は、自分で自分を癒す力をちゃんと持っています。

前世のトラウマは、消えない呪いではありません。

気づいて、名前をつけて、手放すと決める。

その一歩を踏み出したときから、あなたの魂はすでに前へと進み始めているのです。

前世のトラウマと魂のテーマの全体像は、前世・カルマ・輪廻転生完全ガイドに章ごとに整理してあります。

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