自己実現と幸福 マズローの欲求5段階説

2020年7月14日火曜日

幸福 人生問題 悩み


人間は何らかの目標を定めて、それに向かって努力していく生き物です

いうなれば自己実現を目指して生きる生命が人間です

人間はこの世に一切の記憶を無くして生まれ出てきます

前世での記憶も過去世の記憶も失って、自分は何者かもわからずに手探りで生きていきます

そうした自分とは分からない中で生き、人生経験を積んでいくうちに、自分の中に秘めている可能性を外の世界に現わして生きようと願います

自分の中にある可能性を実現していこうと願うのです

心理学者のマズローは、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求は5段階で構成されていて、下段の欲求が満たされると、より高次の段階を欲するようになると述べています

人間の幸福を考えるうえで参考になると思いますので、今回はこのマズローの心理学について紹介していきたいと思います

マズローの説によれば、人の感じられる幸福感には段階があって、どんどんと高次になっていくといえるでしょう

マズローの欲求5段階説を参考に述べてみたいと思います

第一段の欲求は「生理的欲求」で、食欲や睡眠欲、性欲など、生きていくために必要な欲求で、肉体の維持に必要な、本能の欲求といえます

こちらは動物にも見られる基本的な欲求ですね

この生理的欲求が満たされるようになると、次の「安全欲求」の段階に進みます

第二段の「安全欲求」には、雨風をしのげるお家に住みたいとか、健康を手に入れたいなどの安全・安心な暮らしがしたいという欲求や、危険な地域には住みたくないなど、危機を回避したい、という欲求があります

この「安全欲求」が満たされるようになると、次は「社会的欲求(帰属欲求)」を求めるようにます

「社会的欲求」は何か集団に属したり、仲間が欲しくなったりする欲求で、ひとは仲間外れになるのが嫌で、誰かと一緒にいたいといか、仲間の中に入ることで安心します

この欲求が満たされないと人は孤独感や不安を感じます

「社会的欲求」の次に芽生える欲求は、第四段階の「尊厳欲求(承認欲求)」が出てきます

ここからは外的なものではなく、内的な充足感になります

これは他人から評価されたいとか、認められたい、尊敬されたいという欲求で、自分の価値観を高く評価して欲しいという欲求です

そして「尊厳欲求」が満たされると、最後には「自己実現欲求」が出てくるといいます

「自己実現欲求」とは、自分の能力を生かしきりたい、あるべき自分自身になりたい、創造的活動がしたいなどです

このように人の欲求には段階があるとする説をマズローは述べています

ただ、最後の段階として「自己実現欲求」があるとしていますが、それよりも高次な欲求というものはあります

それは魂の向上を目指す欲求です

欲求という表現が正しいかはわかりませんが、人はこの世的に認められたり、満たされるだけでは足りず、魂の充足を求めます

お釈迦様が贅沢な王宮での生活を捨て、出家して厳しい修業に打ち込んだのも、この世的な自己実現というよりも、霊性の向上・魂の向上を求めたものでしょう

マズローの説く欲求五段階説は、肉体の自我の欲から発してきますが、人間には肉体の中に魂が宿っていて、自我もまた、着る服のように、魂がまとった仮のものなのです

この魂の欲求こそが、本当の幸福を得られる道であり、それ以外はここへと到達するための下敷きのようなものです

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