ひとは幸福を求めている存在です
ですが、同時に幸福を恐れてもいます
山の頂に幸福があるのに、あともう少しで到着するというところで、今まで登ってきた道を引き返してしまう人がいます
ではどうして人は求めていた幸せを避けてしまうのでしょうか?
それは幸福の元となるものが、不幸なものと見えてしまうからだと言えます
人は不幸を避けよう避けようと考えて生きているうちに、いつの間にか幸福をもさけて通っていく事があるのです
一見するといばらの道と思える選択の先には、バラの庭園が待っているかもしえません
努力で何かを成し遂げる事もそうでしょう
頑張って努力していく事は厳しく辛いですが、その先には良いことも待っているわけです
コツコツと続けた先には、大きな喜びも訪れます
また逆に、楽を求める事が幸せに感じていても、それを続けていった先には、厳しい現実が待ち受けています
仕事で怠けていると、いつの間にか同僚に先を越されていて、いつまでも出世できなかったり、リストラの肩たたきをされてしまう事もあるでしょう
自分は楽な道が幸せだと思っていたのに、後になると苦しみが増していったりするわけです
そのように人生にはパラドクスが存在し、不幸と思えることが幸福の種であったり、幸福と思えるものが、不幸の種となることがあります
訪れた不幸と見える出来事が起こっても、それを克服した先には、幸福の道が開いていることがあるのです
不幸を避けていこうとばかり考えていては、幸せをも逃してしまいます
恐れてばかりではなく、勇気をもって手に入れることも重要でしょう

新刊『ソフィアの森で見つけた幸せの鍵』