苦しみの渦中のある人へ

2022年11月30日水曜日

悩み 仏教


人生には様々な苦しみというものが存在します

代表的なもので言えば、お釈迦のあげられた生・老・病・死です

人は生まれる苦しみ、老いる苦しみ、病になる苦しみ、そして死ぬ苦しみから逃れられません

そうした苦しみというものが人生には付きまとっています

たとえば重い病気になられた人は「どうして自分だけこんな目に…」と嘆かれるかもしれません

しかし、病の苦しみというものは誰しもあるもので、そこから逃れられる人はいません

いまは健康であったとしても、いつの日にか病に倒れる日が来ます

そして病になると嘆き悲しんで、まるで自分一人が不幸を背負ってしまったように感じますが、実際には他の人たちも同じような苦しみを背負って生きています

何故、そのような苦しみが人生にあるのかと考えると、苦しみの中になるからこそ、魂は磨かれ、輝けるものとなることが出来るからだと思います

普段、何気ない日常を生きていたら、きっと健康のありがたさも、明日もまた訪れる日常のありがたさも感じないでしょう

病に倒れ、今までできたことが出来なくなるからこそ、日常のありがたさを再確認できます

そして今までの人生を振り返り、もう一度自分の人生を考え直す機会ともなります

それまでは忙しさにかまけて、大切な人生について考えることも少なかったと思いますが、病に伏せることで、じっくりと考える時間を得ます

自分の人生について、そして家族との関係について、もう一度見つめなおす機会になります

そのように苦しみの中にあるからこそ、まるで宝石の原石が磨かれて、輝きを増す様に、自らの身を削って、苦しみが輝きに変わっていきます

苦しみというものが、やがて自分を磨いて輝かせるための、砥石の役割をしているのだっと思えば、試練を乗り越える力となってきます

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