本当の豊かさを手にする方法|大谷翔平と稲盛和夫に学ぶ成功の秘訣

2021年10月12日火曜日

自己実現 紹介 心理 成功

「お金を追いかけているのに、なぜか手元にとどまらない」。

「成功を求めて頑張っているのに、空回りしているように感じる」。

そんな思いを抱えながら走り続けている方は、決して少なくないと思います。

本記事では、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手と、京セラ・KDDIを創業しJALの再建まで成し遂げた稲盛和夫さんという二人の人物を入口に、本当の豊かさへと至る霊的な道筋をお伝えします。

アドラー心理学の視点と聖書の言葉も交えながら、地に足のついた実践へと結んでいきます。

本当に豊かな人は、お金を目的にしていない

アドラー心理学カウンセリング指導者の岩井俊憲さんと、ライターの本間大樹さんによる「アドラー心理学から考える本当の豊かさを手にする方法」という記事に、深い洞察がありました。

本当に幸せな成功を手にしている人は、最初からお金を目的にしていない、というものです。

そうした方々にとって、お金はあくまで結果としてついてくるもので、本来の目的は別の場所に置かれています。

分かりやすい例として挙げられているのが、メジャーリーグの大谷翔平選手です。

大谷翔平選手が、名球団のオファーを断った理由

大谷選手がメジャーリーグへ移籍する際、もし1年遅らせていれば、契約金はさらに高額になっていたはずだといわれています。

けれど大谷選手は、お金よりも「メジャーリーグで二刀流を試したい」という思いを優先しました。

さらに有名で大きな球団からのオファーもあったそうですが、それらの球団は「バッターとしての契約のみ」を提示してきました。

投手としても挑戦したいという二刀流の夢は、そこでは叶いません。

大谷選手は、そうした名声と高額な契約金を蹴って、二刀流を許してくれるエンジェルスへ入団しました。

名門球団に入る誉も、契約金の多寡も、彼にとって最優先ではなかったのです。

「自分の二刀流をメジャーで試したい」という、純粋で大きな目的が、すべての判断の中心にありました。

結果として、その純度の高い目的が、世界中の人々の心を動かす活躍へと繋がっていきました。

稲盛和夫さんが無報酬でJAL再建を引き受けた本心

もうひとり、記事では稲盛和夫さんが取り上げられています。

京セラとKDDIを創業し、すぐれた経営者として日本に名を残された方です。

その稲盛さんに、ある日JAL再建の依頼が舞い込みました。

これまで手がけた事業とはまったく異なる航空業界。

もし失敗すれば、これまで積み上げてきた名声にも傷がつくかもしれません。

それでも稲盛さんは、JAL再建を引き受けました。

しかも、無報酬で。

そして見事に再建を成功させたのです。

個人の欲ではなく、国や世の中のためになると考えての判断でした。

稲盛さんは「タダ働きで損をしたのか」というと、そうではありません。

JAL再建を成功させたことで、稲盛さんの名声と影響力はさらに大きなものとなり、結果として、はるかに大きな豊かさが巡ってきました。

はじめから「自分が儲かること」を目的にしていなかったからこそ、もっとも豊かな結果が訪れたのです。

共同体感覚──アドラー心理学が示す豊かさの土台

アドラー心理学では、人間は他者との繋がりのなかで生きており、その繋がりのなかで自分の役割や存在意義を感じることを「共同体感覚」と呼びます。

大谷選手にとっての共同体は、メジャーリーグのファンであり、子どもたちであり、二刀流を志すすべての挑戦者です。

稲盛さんにとっての共同体は、JALの社員と日本社会そのものでした。

こうした大きな共同体への意識のなかで動くとき、人は自分自身の利益を超えた、もっと大きな力を引き出せるようになります。

霊的に見ても、私たちはひとり一人別々に生きているのではなく、生命の大きな繋がりのなかで生かされています。

その繋がりを忘れずに動ける方のところに、豊かさは自然に集まってきます。

「ギブ&テイク」ではなく、「ギブ&ギブ」

記事のなかで特に印象的なのは、人との関係を豊かに築く秘訣として、「ギブ&テイクではなくギブ&ギブ」と述べられている部分です。

見返りを求めて与えるのではなく、見返りを求めずに、無償で相手のために差し出していく。

このシンプルな姿勢が、人との関係を温かく育て、結果として、自分のもとにも豊かさを呼び込んでいきます。

聖書には「与えられるより、与えるほうが幸いである」という言葉があります。

これは精神的な美徳として語られていますが、霊的に見ると、もっと実践的な真理を伝えています。

与える行為そのものが、宇宙との通り道を開きっぱなしにしておくための鍵になっているのです。

陰徳を積む──見えないところで重ねる、霊的な貯金

アドラー心理学では、見返りを求めない方ほど成功するとも述べられています。

人が見ていないところでゴミを拾う。

誰にも気づかれずに、誰かの仕事を手伝う。

共有スペースをそっと整えておく。

こうした行為を、古くから日本では「陰徳を積む」と呼んできました。

陰徳は、見返りを求めないからこそ、純度の高い波動として宇宙に届きます。

そして、思いもよらないタイミングで、思いもよらない形で、自分のもとへと巡ってきます。

大谷選手の練習熱心さも、稲盛さんの誠実さも、その多くは人の目に触れない場面で積み重ねられてきたものです。

見えない場所での積み重ねが、見える場所での豊かさを支えているのです。

今日からできる、本当の豊かさへの三つの実践

1.自分の本当の目的を書き出す

「お金が欲しい」の奥にある、本当の願いを書いてみてください。

誰かを支えたい、自分の作品を世に届けたい、家族を笑顔にしたい。

その奥の願いこそが、あなたを豊かさへ導く軸になります。

2.見返りを求めない一手を、毎日ひとつ

誰にも気づかれない場所で、誰かの役に立つことを毎日ひとつしてみてください。

その積み重ねが、霊的な貯金として確かに記録されていきます。

3.成功者を素直に祝福する

大谷選手や稲盛さんのような方を含め、活躍している人を素直に祝福する習慣を持ってみてください。

その祝福のエネルギーが、あなた自身にも返ってきます。

本当の豊かさは、目的の純度から生まれる

豊かさを目的にして走るほど、豊かさは逃げていきます。

逆に、純度の高い目的を持って動くとき、豊かさはひそやかに後ろからついてきます。

大谷選手も稲盛さんも、特別な才能を持っているからこそ、ではありません。

その才能を駆動させているのは、お金や名声ではなく、もっと大きなものへの愛でした。

あなたの心のなかにも、そうした大きな愛は必ず宿っています。

その愛のほうへ、少しずつ歩み出していきましょう。

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