2025年8月15日金曜日

お盆に漂う腐敗臭 ― 戦争体験と「見えない訪問者」について ―


福島県の精神科医、蟻塚亮二氏は、沖縄戦での記憶を抱えた高齢者を診察し、夜中に断続的に目が覚める人々が少なくないことを明らかにしました。

また、沖縄県内の75歳以上の高齢者約400人を対象に調査したところ、4割が生々しい記憶を抱えていたといいます。


同記事には、お盆の時期になると、ある高齢の男性は、なぜか腐敗臭を感じるのだと語ります。

彼は戦時中、逃げ惑いながら亡くなった人々の遺体を踏み越えて走らざるを得なかった過去を持っています。

精神科では、それを「晩発性PTSD」と説明します。

数十年を経て、退職や家族の死別などの節目に、抑えていた記憶がよみがえり、五感を通して再体験するのです。

しかし、霊的な観点から見ると、これには別の可能性があります。

お盆は、故人や先祖の霊が現世に里帰りする時期です。

それは家族や縁者だけではなく、同じ土地や出来事で亡くなった魂たちも含まれます。

特に戦時中に命を落とした方々の中には、無念や悲しみを抱えたまま、今もなお彷徨う霊がいます。

そうした霊が、お盆の「霊の道」に導かれ、生前ゆかりのあった人のもとを訪れることがあるのです。

腐敗臭というのは、物質的な現象ではなく、霊的エネルギーの一種の「サイン」として感じ取られる場合があります。

生者と霊との間で、視覚ではなく嗅覚を通じて過去の情景を呼び覚ます――これは科学的には「フラッシュバック」と呼ばれるものと似ていますが、スピリチュアル的には霊の存在が引き金となっているケースも少なくありません。

腐敗臭などの臭いと感じる匂いは未浄化霊が近くに来ている場合が多く、よい香りは浄化霊や、高級霊が近くにいることを示すことが多いです。

戦争のトラウマは、本人の心だけでなく、その家族や次の世代にまで波紋のように広がります。

同じように、霊的な影響も世代を超えて及ぶことがあります。

祖父母が感じた戦場の空気や匂いが、なぜか孫世代にも伝わる――それは単なる心理的連鎖だけでなく、魂の記憶や霊的共鳴によるものかもしれません。

お盆は、亡くなった方々を迎え、感謝と供養の祈りを捧げる大切なときです。

もしこの時期に、不思議な匂いや空気の重さ、理由のない哀しみを感じたなら、それは単なる心の作用ではなく、「誰か」があなたに近づいているサインかもしれません。

そのときは恐れず、心の中でこう語りかけてみてください。

「どうか安らかに光の中へお進みください」

過去の悲劇に向き合うことは、霊的にも癒しの道を開くことにつながります。

戦争は終わっても、魂の旅は続きます。

そして、その旅は少しずつ、光のほうへと進んでいくのです。

著書『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

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