江戸時代のエイリアンアブダクションの記録!?『仙境異聞』

2021年9月17日金曜日

宇宙人 不思議


江戸時代の有名な国学者である平田篤胤が書いた書籍に『仙境異聞』というものがあります

これは当時天狗にさらわれた寅吉という有名な少年の話を、聞いて書いた本です

最近は漫画などで異世界転生ものがブームとなっていますが、その流れに乗って、『仙境異聞』も静かな人気となっているようです

少年寅吉は、7歳の時に杉山僧正という人物に伴われて、山に入って修行をし、それからいろんな世界を見聞きしたとして知られています

帰ってからの寅吉は、修行によって得られた幾つかの神仙の術がつかえるようになったようで、当時の人々を驚かせたそうです

それは例えば、ある家で火が燃えていると叫び、実際には燃えていないのですが、あの炎が見えないのかと周りに人に言って奇妙がられるのですが、その翌日には、本当にその家から火が出て火災になったという事があるようです

その他にも、鳥もちについた小鳥を、呪文を言って放してやることを目の前で見せたりしています

また寅吉には黙って、富くじという今で言う宝くじの番号を当てさせた人物も何十人にものぼります

そして寅吉はあの世の世界と思われる所に行った話や、そこで修業した話、神仙界に住むものたちの衣食住・祭祀・修行・医療・呪術などを詳しく平田篤胤らに話して聞かせます

一般に寅吉は、あの世の世界や神仙の住む世界に言ったとされていますが、どうもそれだけでは無くて、今で言うエイリアンアブダクション、つまり宇宙人による誘拐にあったように思えるところがあります

まず寅吉少年を神仙の世界に連れて行ってくれる老人が、小さな壺から出入りして、寅吉もその壺に入って、山へとあっという間に運ばれたと言っています

壺のような乗り物といえば、UFOが思い浮かびます

壺型のUFOに乗って飛行したのを、江戸時代に生きた少年には、そのように表現したのかも知れません

そして寅吉が空にのぼると、耳が「グン」と鳴ると言い、とても高い所まで行くと、雨や雲もなく、たいへん晴れ渡っていると言います

これは飛行機に乗った事のある人が読めば、同じような体験だと分かるでしょう

急に高い所に上がっていくと、気圧の差によって耳鳴りがします

さらに飛行機が上昇を続けて雲の上まで行くと、晴れ渡った空が広がるのを見るでしょう

寅吉の体験には、このように実際に空に飛んだ事があると思われるような事を述べています

もっと高くに上がっていくと、川や山の形も不明になり、丸く見えるようになって、うす青く網目を引き延ばしたように見えると伝えています

成層圏まで高く昇っていくと、次第に地球は球体をしているため、丸く見えるようになります

江戸時代に生きた少年が、地球は丸く見えたと言うのも、真実味を増して聞こえます

そして人類初の宇宙飛行士の「ガガーリン」が言った有名な言葉「地球は青かった」というように、寅吉も同じような事を言っています

また質問に答えた寅吉は、「大地は丸いものだと思う、それは西へ西へと進んでいくと、やがて東に出てくるからです」とも答えています

現代人は、地球が丸い事を知っており、ずっと西へ進んで行けば、いずれは地球を一周して東に出てくるのを知っています

この事からも、寅吉の表現が現代から見ても正確に感じられます

さらに宇宙まで飛んで行った寅吉は、月も見てきます

そして当時は、月にウサギが住んで杵で餅つきをしているように見えた、月の影の部分は、実は穴が二つ三つ空いたものだと表現しています

現在では月に模様があるように見えるのは、実はクレーターの後であり、隕石が落ちて出来た穴だという事が分かっています

ただ寅吉は、その穴から反対側の星が見えたように述べていますので、そこは不十分なところだと思います

また「星はどのようなものか?」という質問に対して「星は近くに寄るほどぼーっとした気のように見えて、通り抜ける事が出来た。星は凝結した気ではないかと思います」と言っています

現在の科学では、自分で輝く太陽のような星は、ヘリウムや水素などの気体で出来ている事が分かっています

寅吉の気が凝結したものという表現は適切なものと言えます

そして寅吉はUFOらしきものに乗って、いろんな国に旅した事を伝えるのですが、それらには不思議な国の話が出てきます

「女性だけで子孫を作る国」とか「犬の毛皮をかぶった者の暮らす国」だとかとか、地球には実在しない国の描写がされています

そのため出鱈目を言っていると判断されるかと思いますが、実はこれは、地球上の国の話ではなく、寅吉は別な星に連れられて見てきたのではないかと思われます

宇宙の別な星には、女性だけで暮らす星もありますし、地球人から見れば犬のような姿をした宇宙人もいます

このように寅吉は、実は宇宙船に乗せられて、別な星を見て回っていたと思われるのです

また天狗界には火薬を使わない風砲があるとか、食事は食事は小さい丸薬だけとか、鉄でできた獣がいたと言います

そもそも天狗というのは、かつては空をかける犬という事で、何か空を飛ぶ不思議なもののを事言っていました

その中には現代ではUFOと呼ばれるものもあったでしょう

そして火薬を使わない風砲とは、空気銃のようなもので、また丸薬のような食べ物というのは宇宙食のようなサプリメントだけで栄養を補給できるもの事を言っているかも知れません

そして鉄で出来た獣というのは、動物型のロボットを見てそう表現したように思えます

すると『仙境異聞』というのは、江戸時代に書かれたエイリアンアブダクションの記録書だったのかも知れません

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