身近な人が病に伏したとき、あるいは自分自身が体調を崩したとき、私たちにできることは決して少なくありません。
医療の力を尊重しつつ、それを補い支えるものとして、人類は古くから祈りを使ってきました。祈りは目に見えない領域から、相手の魂と体に温かなはたらきかけを送る、確かな行為です。
今日は、大切な人の病を癒すためにご家族や友人が捧げられる祈りと、光の玉を使ったヒーリングのワークを、丁寧にお伝えしていきます。
病める人への祈りは、いちばん温かな贈り物
遠く離れたご家族が入院したとき。親しいご友人が手術を控えているとき。「何かしてあげたいけれど、何もできない」という無力感に襲われる方は多いと思います。
けれど、霊的な視点からすると、祈りはその「何もできなさ」のなかで、いちばん尊い行為になります。あなたの想いは、空間を越えて、その方の魂に届きます。科学では証明されにくいだけで、見えない世界では確かに作用している現象です。
祈りの言葉|病める人へ捧げる祈り文
まず、相手のお名前を心の中で静かに呼びかけてください。そして、次の祈りの言葉を、ゆっくりと声に出すか、心のなかで唱えます。
主よ、どうか病めるあなたの子をお助けください
あなたの御光をお分けください
私を傷つけた者たちを私が許しますように
私たちの罪をお許しください
悪しき者から私たちをお守りください
光に勝てる闇が無いように、
主の御光によって病魔を除きください
「主」という言葉は、特定の宗教の神を指すものではなく、あなたが心の奥で信じている大いなる存在として捉えていただいて差し支えありません。
キリスト教を信仰される方であれば父なる神、神道に親しい方であれば天つ神、仏教に親しい方であれば仏様や観音菩薩を心に思い浮かべて唱えていただければ、それぞれの世界観のなかで、しっかりと祈りは届きます。
ヒーリングのワーク|光の玉から光のオイルへ
祈りの言葉のあとに続けて、簡単なビジュアライゼーションを行います。相手の体に光のエネルギーを送り届けるためのワークです。
1. 相手の姿を心にイメージする
目を閉じて、その方の姿を心のなかにそっと描いてください。顔の表情、立ち姿、椅子に座っているお姿、横になっている場面、どんな姿でもかまいません。思い浮かべやすい、自然な姿を選んでください。
2. 頭上から光の玉が降りてくる
その方の頭上に、両手の握りこぶしほどの大きさの、温かな光の玉が現れるところをイメージします。光の玉のなかには、癒しのエネルギーが満ちています。
この光は宇宙からもたらされたものとも言えますし、その人をお守りくださる神仏や守護霊から差し出されたものと感じていただいてもかまいません。
3. 光のオイルとなって全身を満たす
光の玉が、その方の頭のてっぺんにそっと触れます。するとゆっくり溶け始めて、とろりとした光のオイルになって流れ落ちていきます。
頭から首、胸、腕、お腹、腰、太もも、膝、ふくらはぎ、足先まで、全身がやさしい光のオイルに包まれていきます。全身が金色のオイルで満たされ、ほのかに発光しているところを、ゆっくり数十秒間イメージしてください。
その方の体のなかから、病んだものが静かに溶け、流れ出ていく場面を描いていただいても良いでしょう。
祈り・ヒーリングをするときに気をつけたいこと
この祈りとワークは、医療の代わりにはなりません。必ず適切な治療を受けていただいたうえで、それを補い、その方の魂と心を支える行為として行ってください。
また、結果に執着しすぎないことも大切です。「治してあげたい」という強い欲求は、ときに祈り手のエネルギーを消耗させ、相手にも重く感じられてしまうことがあります。
「どうかこの方を、もっとも良い形でお導きください」と、結果を見えない世界に委ねる姿勢が、もっとも純度の高い祈りになります。
治療と祈り、それぞれの役割を心得ながら、両方を大切にしていきます。
祈り手自身を守ること
病める方への祈りやヒーリングは、私たち祈り手にも作用します。相手の重さを引き受けてしまうと、ご自身まで体調を崩しかねません。
祈りを終えたあとは、自分自身も光の玉に包まれて、頭から足元まで光のオイルで満たされていく姿をイメージしてください。これだけで、祈り手のオーラがきれいに洗われ、相手から流れてきた重い気が抜けていきます。
毎日続けるなら、夜寝る前ではなく、朝の時間に行うのがおすすめです。一日の始まりに行うほうが、その後の活動を通して自然に光が定着していきます。
日常の祈りが、いちばんの薬になる
大切な方が病をされているあいだ、毎日同じ時間に少しだけ祈りを捧げてみてください。長くなくて構いません。3分だけ、5分だけで十分です。
その積み重ねが、目には見えない橋となって、その方の魂と体を支え続けます。あなたの祈りが、いちばん身近な薬であることを、どうか忘れずにいてください。
ご自身の体調が思わしくないときに
このワークは、他の方への祈りとしてだけでなく、ご自身の体調を整えるためにも使えます。
朝起きたとき、寝る前、お風呂のあと、どこでもかまいません。両手のひらを胸の中央に重ねて、頭上に光の玉をイメージし、ゆっくりと自分の頭の上から光のオイルが流れていくところを想ってください。
体のどこかが痛むときは、その箇所にとくに光のオイルが厚く溜まっていく場面を描きます。痛みがあるあいだは、その光が一日のうちに何度も流れ込んでくる、と感じてみてください。お薬を飲むときも、そのひと粒に光が満ちていくところをイメージしてから飲み込むと、体に届く感覚が変わってきます。
遠くのご家族にも、毎晩送ることができる
離れて暮らすご家族や、簡単には会えない方にも、この祈りは届きます。毎晩眠りに入る前に、その方の姿を心に描いて、光のオイルで満たしてあげる。これを続けていくと、不思議と相手から「最近、調子がいいよ」と連絡が来たりします。
祈り手の側には何の見返りもありません。けれど、続けていくうちに、ご自身の中にも穏やかな光が育っていくのが分かるはずです。誰かのために祈る時間は、ご自分自身を整える時間でもあるのです。
光のエネルギーで自分や大切な人を癒す作法は、チャクラ・オーラ・エネルギー体完全ガイドにまとめている。
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