2021年7月28日水曜日

金メダリストと人生の幸・不幸


オリンピックが開催されて、多くのメダリストが誕生しています

特に金メダルを取った方は、得意の絶頂にあるのではないかと思います

見ている私たちも、感動をいただいて称賛しています

特に日本の金メダリストには、たいへん若いくして活躍された方もいらっしゃいました

若くして頂点に立つことは凄い事ではありますが、それで誰よりも幸福となるかというと、そうでもないと思えます

人生には波があるので、ピークだけを見ても分からない事があります

確かにメダルを取った時には、喜びがあふれて、多くの人から称賛もされるでしょう

ですがあまりに早く頂点に立つと、それがどれだけ凄い事なのか、ありがたい事なのかがわからずに、感動も少なくなってしまう事があります

一生懸命に努力を重ね、下積みなどの苦労を重ねた人ほど、光が当たった時の喜びを感じられるものです

あまり早くに脚光を浴びると、そこまで深い感動を得られなかったり、たんに嬉しいくらいの気持ちしか感じないかも知れません

そして周りがちやほやしてくれるのが当たり前と思ってしまうと、うぬぼれが出てしまい、周囲から良い人が去っていく事があります

己惚れた人の周りには、欲で張り付いているような、追従をする人ばかりになります

彼らは真にその人の事を愛しているわけでは無いので、何か問題が起こった時には、手の平を返すように、サーっと周りから去っていきます

これはメダリストだけの事ではなく、芸能界を見てもそうですし、事業で成功した人などにも見られます

どのような業界でも、似たような事は起っているでしょう

下積みが長い人の場合には、ありがたさがしみじみと感じられるため、感謝の思いを持つ事が多いでしょう

すると周りにも良い人が集まってきますので、失敗も少なくなります

ですので、若いうちに成功する事が必ずしも幸せとは言えず、晩年まで花咲かない人が必ずしも不幸とは言えないのです

もちろん、若くして成功しても、謙虚さを忘れず、地道な努力を重ねていかれるなら、未来も明るくなっていく事でしょう

人生には一時的な成功では、見えない物があるという話でした

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4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

人間は苦労・挫折・悲しみ等と言った事を経験をしないと成功した時の達成感だったり喜びといったものは感じられなくなります。それは自然界にも見て取れます。昼が有り難く感じるのは夜があるから、晴れが有り難く感じるのは嵐があるからといった物事の幸・不幸というものはそういった比較対象があるから幸せに感じます。誰とは言いませんが金メダリストであまり嬉しく感じないのは、過去に失敗や挫折感を経験して来なかったからではないでしょうか。辛酸をなめつくさないと本当の幸せは手にできません。

匿名 さんのコメント...

メダル級の選手は見ていて超人的ですね。
特別扱いされてしまうのはしかたない。
出身校や自治体の横断幕もすごい。
特に10代だと自分のすごさをそんなに深く考えたりもしないので、周りが褒めたたえすぎるのを抑えてあげないといけないのでしょうね。

匿名 さんのコメント...

オリンピックで成功者にスポットライトが当たる時だからこそ、大切にしたい教えですね。
いつも真理を説いてくださり、本当にありがとうございます!

匿名 さんのコメント...

ジャスティンビーバー思い出しました!ありがとうございました😊

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。