2021年7月30日金曜日

五輪競技と人生の勝敗


今はオリンピック期間中ですので、五輪に絡めた話をしたいと思います

今回の大会は、各種目で日本人の活躍も目覚ましく、メダルを取る選手が多くて嬉しい事ではあります

オリンピックでメダルと取るには、当然、数々の勝負に勝っていかなくてはなりません

オリンピックに出場するだけで、その選手は国内での競争に勝ったはずで、それだけでも凄い事です

その勝者同士の集まりの大会がオリンピックです

はじめは大抵どのようなスポーツでも、まずは自分の地域で優秀な成績を修め、さらにその中から全国で強い者たちが集まって競い、その中で日本一を選んでいきます

国内でに競争に勝った者が、今度はオリンピックの大会で、世界中で勝ち抜いてきた猛者たちの中で競います

オリンピックで勝って金メダルを取ることで世界中の競技者のトップに立てるわけです

これらからすると、他人との競争という面ばかり見えると思います

他人より強い者、あるいは他人より巧みで優秀な者が勝ち抜いて行きます

人生にはこのように他人との比較の中において、自分の優劣を比べる面があります

この面において他人より劣っているとか優れているとか、優劣を感じて生きていきます

ですが、霊的視点からすると、大切なのは他人との比較ではなくて、自分との勝負になります

他人に勝ったか負けたかではなく、過去の自分に勝てているかどうかが問われるのだと思います

人には生まれる時に才能の違いがあって、体力的にもともと優れている人もいれば、知力で優れている人もいるでしょう

あるいは容姿の良い方や、心持の良い方など、いろんな長所があります

そうした生まれ持った才能などは、人によって差はあるでしょう

どんなに頑張っても、あの人には勝てないという事もあるかと思います

オリンピックでは勝者にスポットライトが当たりますが、負けた人であっても、より多く努力していた人もいるでしょう

ですがそうした努力も、生まれ持っての才能に敵わず、敗れてしまう事もあります

こうした他人との比較や勝敗で物事を見て行くのは、この世的な視点だと思います

本来の価値からすれば、他人との勝敗ではなくて、自分に勝ったか負けたかです

過去の自分には出来なかった技が出来るようなったり、タイムを縮められたとか、問題を解けるようになったなど、自分の成長を喜ぶことが出来ます

今世では他人よりもどうしても敵わない部分がある事も事実ですが、大切なのは相手に勝ったか負けたかではなく、自分に勝ったかどうかです

もともと持っていた才能からすれば、これだけ成長した事が凄い事だと思えたら、それは幸せな事です

才能の有る無しを嘆いていても仕方ありません

過去の自分との戦いで、どれだけ勝てたかを気にすべきです

自分との勝負に目を向けて行けば、そこには敗北はなくなるでしょう

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日本人選手の活躍は本当に嬉しいですし私たちも元気をもらえてありがたいですね。

見ている私たちも、勝っても負けても選手達の健闘を心から讃える気持ちが大切だと感じます。
あたたかく讃えることで敗北してしまった選手も気持ちを切り替えることが容易になるでしょう。

不祥事を起こして調子を落とし、メダルに届かなかったある選手に対してSNS等でザマァみろなど必要以上に中傷するコメントを見ると心が痛みます。そのような中傷はいずれ己に返ってくることを知りましょう。

選手のみなさん、頑張れ📣
そしてお疲れ様でした。良く頑張りました💪

匿名 さんのコメント...

深いお話ですね。報道もメダル獲得ばかりスポットがあたってますし、メダル確実な人が逃したら非国民のように罵るSNS。
そんな方々には、本日のブログを読んで頂きたいと思います。
いつもありがとうございます。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。