日本のアーティスト公演が中国で突然中断され、ほかの日本人歌手のイベントも次々と中止になっていると報じられています。
文化と政治は本来分けられるべき領域ですが、外交の緊張は芸術や表現活動にまで波紋を及ぼし始め、国境を超えた交流が制限される形となっています。
ステージの途中で灯りが落ち、観客がざわめいたまま幕が閉じる。
その光景は、今の中日関係の温度を象徴しているようにも見えます。
日本のメディアは今回の緊張を高市氏の台湾有事発言に結びつけていますが、中国と摩擦を抱えている国は日本だけではありません。
インドは国境紛争、南シナ海ではフィリピンとベトナム、債務の問題でスリランカ、半導体でオランダとドイツ。
アメリカやオーストラリア、韓国とも軋轢を抱えており、対立は地球規模で連続して起きています。
つまり今回の問題は、日本単体の失策という単純な構図ではなく、世界が抱えている中国との摩擦の一部でもあるのです。
ただし、ここから日本が取るべき道は「中国依存をそのまま続ける」ことでも「強硬に断ち切る」ことでもありません。
理想は、今ある依存を徐々に減らし、段階的に日本が自立できる体制へ近づいていくことだと思います。
経済、エネルギー、技術、サプライチェーン。
多くの分野で私たちは中国に依存してきましたが、それを急激に断とうとすれば、反動は日本の国民生活に跳ね返ります。
だからこそ、切り離すのではなく、伸ばした根をゆっくりと別の方向へ移し替えるように、関係を緩やかにシフトさせていく必要があります。
その移行の期間において重要なのは、感情で反発するのではなく、賢く立ち回ることです。
挑発に乗らず、必要以上に刺激せず、しかし依存の度合いは確実に減らしていく。
経済構造や産業基盤を内側から整え、新しい市場を開拓し、自国で担える領域を増やしていく。
中国を正面から否定するのではなく、日本が静かに強さを育てる段階に入る──その視点が求められています。
国と国の関係は、長年依存した相手と距離を置こうとする過程にも似ています。
一気に離れれば衝突し、破綻すれば双方が傷つく。
しかし、時間をかけて歩幅を整え直せば、相手は敵ではなく、距離を置いたパートナーにもなりうる。
依存を減らすということは、拒絶ではなく、自立への準備です。
支え無しで立てる国になるための、静かで確かな移行です。
今回の文化的断絶は、日本が自立に向かうべきタイミングを示すサインかもしれません。
中国への依存をゼロにすることが目的ではなく、依存しなければ成り立たない体質から脱していくこと。
その過程では刺激を抑え、挑発も避け、波を読みながら次の岸へ渡る。
橋を壊すのではなく、別の橋を築きながら自然に距離が生まれていく。
理想はそこにあります。
日本が感情で揺れず、戦略で未来を選ぶ国になれるかどうか。
その答えは、今も静かに試されているのかもしれません。
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