妖精型の宇宙人が住む惑星フローラの物語

2023年2月19日日曜日

宇宙人 物語

t f B! P L

フローラは美しい惑星だった。花々が咲き乱れ、鳥や虫がさえずり、空気は甘い香りに満ちていた。

フローラに住む妖精型宇宙人たちはフローレンスと呼ばれ、植物から進化した種族だった。


彼らは花の蜜を食料としており、毎日歌って踊って暮らしていた。彼らにとって戦争や争いというものは存在しなかった。

エリカはフローレンスの中でも特に気高く美しいプリンセスだった。

彼女は父王から惑星フローラの次期女王に指名されており、多くのフローレンスから敬愛されていた。

彼女は自分の使命を果たすべく、惑星連合との交流や環境保護などに努めていた。

ある日、エリカは父王から呼び出された。父王は深刻な表情で言った。「エリカよ、我々に危機が迫っていることを知っておろうか?」

「危機?何のことです?」

「我々の惑星に猿型宇宙人が侵略してきておる」

「猿型宇宙人?」

「そうだ。エイプと呼ばれる種族だ。彼らは毛むくじゃらの姿をしていて、野蛮で暴力的であり、他の惑星を次々と侵略してきておる」

「それは恐ろしいことです!でもどうして我々の惑星に来るんですか?」

「それがわからん。恐らく我々の資源や美しさを奪おうとするのだろう」

「それではどうすれば良いんですか?」

「我々は戦闘能力も防衛施設も持っておらん。唯一頼れるのは惑星連合だけだ」

「惑星連合・・・」

「そうだ。我々も加盟しておる多種多様な惑星から成る組織だ。彼らに救援要請を出したがまだ返事が来ておらん」

「それでは時間がありません!早く避難しなければ!」

「その通りだエリカよ。君も仲間達を安全な場所へ避難させてくれ」

エリカは父王に頷いて、宮殿を飛び出した。彼女は自分の翼で空を飛び、仲間たちに危機を知らせるために声を張り上げた。

「みんな聞いて!エイプという猿型宇宙人が我々の惑星に侵略してくるの!早く安全な場所へ避難して!」

フローレンスたちはエリカの声に驚いて、空を見上げた。

彼らはエイプという言葉も侵略という言葉も理解できなかったが、エリカの真剣な表情と慌ただしい様子から、何か大変なことが起こっていることは感じ取った。

「エリカ姫、どうしたんですか?」

「今説明している時間はありません!信じてついてきて!」

「わかりました!」

エリカは仲間たちを引き連れて、惑星フローラの一番奥深くにある森へ向かった。そこはフローレンスの聖地であり、古代から伝わる秘密の洞窟があった。エリカはその洞窟に入ることで、仲間たちをエイプから守ろうと考えた。

しかし、彼らが森に着く前に、空から大きな影が落ちてきた。それは巨大な宇宙船だった。その船から無数の小型船やポッドが飛び出し、フローレンスたちに向かって攻撃を始めた。

「キャー!」

「助けて!」

「逃げろ!」

フローレンスたちはパニックに陥った。彼らは敵の攻撃から逃れようと必死に飛んだが、次々と撃墜されてしまった。また、一部のフローレンスは生け捕りにされてポッドに連れ去られてしまった。

「これがエイプか……」

エリカは仲間たちが次々と倒れていくのを見て、涙がこぼれた。彼女は自分の力がなさすぎることに絶望した。

しかし、彼女はまだ諦めなかった。彼女は残った仲間たちに叫んだ。「みんな、私についてきて!森へ行けばまだ救われるかもしれない!」

エリカは敵の攻撃をかわしながら、森へと飛んだ。幸いにも、敵の船は森の中に入ることができなかった。森の木々や植物が自然のバリアとなって、敵の侵入を阻んだ。

「よし、ここまで来れば安全!」

「エリカ姫、どうすれば良いんですか?」

「あそこにある洞窟へ入りましょう!」

エリカは仲間たちを先導して、洞窟へと入った。洞窟は暗くて深くて広くて、迷路のように複雑に入り組んでいた。しかし、エリカは父王からその秘密を教えられており、正しい道を知っていた。

「この道を行けば……あった!」

エリカは洞窟の奥にある壁画を見つけた。壁画にはフローレンスが植物から進化した過程や惑星連合との交流や平和的な生活などが描かれていた。

「これが私たちの歴史よ。これを見れば私たち素晴らしさや誇りを思い出せるわ」

「すごいですね……」

「でもこれだけではありません!この壁画に隠された秘密があります!」

エリカは壁画に手を触れると、壁画が光り始めた。すると壁画が開き、その奥に隠されていた扉が現れた。

「この中には災害が起こった時に避難できる、宇宙船の秘密の発着場になっているの……」

エリカは扉を開けると、その中には驚くべき光景が広がっていた。そこには巨大な宇宙船が停まっていた。

「まずい!ここまでエイプの手がまわっている!」誰かがそう叫んで、みんなに緊張と絶望が広がった。

しかし、その船から降りてきた者は、彼らを安心させるようにこう呼びかけた。

「ようこそ、エリカ姫。私たちは惑星連合の使者です。私は隊長を務めるマヤと言います」

「惑星連合の仲間たちだったのですね・・・」

「そうです。私たちはあなた方の惑星フローラと友好的な関係を築いてきましたしかし、先日からあなた方との連絡が途絶えてしまった。私は心配になり、この洞窟に隠されていた秘密基地に宇宙船でやってきたのです」

エリカは驚きで声も出なかった。

「そして、あなた方の惑星にエイプが侵略に現れていることを知りました。私たちはすぐに反撃に出ようとしたが、エイプの船が多すぎて手出しができませんでした」

「それではどうしたら…?」

「いま他の惑星連合の仲間にも連絡を取っていますが、素早いエイプの侵略を阻止するのは難しいでしょう。惑星連合の戦団が駆け付けられる前に、この星は占領されてしまいます」

エリカは自分の星の悲しい運命に涙を流した。

「ですが、ここにいる者達は、責任をもって安全な場所に運びます」

「ありがとうございます」

エリカはあふれる涙を拭いながら、マヤを見つめた。

その船の内部には様々な種族の宇宙人たちがいて、フローレンスたちを出迎えてくれた。救助船に乗る惑星連合の使者たちは、彼女たちを温かく迎え入れてくれた。彼女たちは宇宙船に乗り込んだ。

「これからどこへ行くんですか?」

「あなた方には新しい惑星を紹介します。そこはフローラに似ていて、美しい自然と豊かな文化があります。あなた方はそこで新しい生活を始めることができます」

「本当ですか?ありがとうございます!」

「もちろんです。あなた方は大切な惑星連合の仲間ですから」

エリカは救助部隊の隊長マヤに目を向けた。マヤはヒューマノイドタイプの宇宙人で、肌は白く、少しとがった耳をしていた。彼女はエリカに優しく微笑んだ。

「エリカ姫、大丈夫ですか?怪我はありませんか?」

「ええ、大丈夫です。マヤさん、ありがとうございます。あなたが来てくれなかったら……」

「気にしないでください。私もあなたに会えて嬉しかったです」

マヤはエリカの手を握った。その触れ合う手から、二人の間に特別な感情が芽生え始めていることを感じ取った。

やがて宇宙船は新しい惑星に到着した。そこではフローレンス達を待っている新しい仲間や新しい冒険や新しい愛がある場所。その星の名は地球。

エリカは仲間たちの新たな生活と、残されたフローラの仲間たちの事が頭の中を巡っていた。

「きっと何時かまた惑星の仲間たちとも会える日がきますよ。肉体は滅んでも魂は永遠なのですから」

マヤは優しくエリカに語り掛けた。エリカはマヤの胸にもたれて、静かに涙を流した。

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