円が紙くずになる日 インフレが進む日本 

2022年9月10日土曜日

経済 政治経済


政府が物価高騰=インフレ対策として、住民税非課税世帯に1世帯当たり5万円を給付する案を出しています

火に油を注ごうとするような政策なのがわからないようです

インフレというのは、市場に物よりも、お金がたくさん流れている事で起こるもので、お金をたくさんばら撒くとインフレは加速します

コロナ禍になって、政府は現金給付というバラマキの中毒になっています

お金を配ると、国民の支持が高まるから、止められないでいるのでしょうが、お金をたくさん流すという事は、インフレを後押ししているようなものなのです

世界的にインフレが進んでいるのも、資源高騰もありますが、もう一つの要因として、各国がロックダウンなどをして、経済を止めた代償に、バラマキをしまくったことも原因です

日本でもインフレが進んでおり、都市部の消費者物価指数は8月の速報値で2.9%となっており、ほぼ3%に迫る状況です

これは消費税増税の影響を除けば、バブル期の影響を受けた91年以来の高さです

景気が低迷している中で、インフレが進んでいます

それでも諸外国と比べれば、日本のインフレはまだましな方ではないか、と思われるかもしれません

ですが、海外では賃金の上昇も伴っているインフレで、コロナ禍の反動による景気回復と、資源高騰が合わさって、インフレが加速した面があります

日本では、賃金はあまり上がらずに、物価だけが上昇している状況です

そして日本では、消費者物価指数は低く抑えられていますが、企業物価指数はものすごい伸びを見せています

日銀が発表した企業物価指数によると、2022年に入ってから、1月から6月まで、9%を超える数値となっています

今年に入ってずっと、約10%近くの上昇になっているのです

消費者物価指数というのは、私たち個人の消費者が、物を買う時の、商品の値段がどれだけ上がっているかを示すものです

3%であれば、去年よりも、同じものを買うとしても、3%も多くお金を払わなければ、同じものが買えないという事です

企業物価指数というのは、企業が売買している商品の値上がりを指します

たとえばお店をやるにしても、材料を仕入れなくてはなりませんし、電気代や内装費などがかかります

そうした企業が物を買う時にかかるお金が、去年と比べて10%近く値上がりしているのです

つまり日本では、仕入値などの原価が上がっても、商品の価格に転嫁できずに、利益を減らしている実態がここから見えます

他国であれば、仕入れ値がそれだけ上がれば、商品の値段もそれに応じて上がります

仕入れ値が一割増しになれば、商品の価格も一割上げるわけです

しかし日本では、仕入れ値が10%上がっていても、商品の価格は据え置いて、たった3%ほどしかあげていないのがわかります

このままでは企業も倒産してしまいますので、いずれは価格に転嫁していくでしょう

つまり日本でも、いずれは10%ほどのインフレになると予想されます

相当なインフレが待っている事になります

しかも、米国などでは、インフレ対策として、政策金利を引き上げています

日本は金利は引き上げませんので、それで金利差が広がったため、円安が加速しています

こうした円安の影響により、さらに日本はインフレが進んでいきます

日本は資源を輸入に頼っており、海外から仕入れた材料を、加工して輸出をしています

資源に乏しいため、円安になると、海外から仕入れる材料費が高騰してきます

もちろん、その逆に、輸出の場合には、日本製品は安くなるので、売りやすくなります

そうした事もあって、日本ではインフレがさらに加速してくる懸念があります

ではどうして日本では米国のように金利を上げないかというと、表向きは景気を悪くしない為と言うでしょうが、実際には政府の借金が膨大な額になっているからです

もしも金利が上昇していけば、政府が払う借金の利子も増えていくため、財政が厳しくなります

そのため日本では金利が上げるにあげれなくなっているのです

前回の参議院選挙では、各党がバラマキ合戦をしており、それをインフレになるという事で警告してきました

しかし、日本はいくら借金をしても大丈夫なのだという意見が多くて、批判も高かったです

つまり積極財政を言っている人たちは、日本はいくらお金を刷っても、デフレが続いているのでいいのだという理屈なわけです

ですが、これからインフレが日本にもやってくると警告していたのですが、それが判らずに批判してきていたのです

実際にいま日本でも、インフレが進んでいますし、円安が加速していて、それを止められもしません

国の借金の額が膨大になっているため、金利を上げれずに、円安を止めれなくなっているのです

バラマキ肯定派は、インフレになればバラマキを止めればいいと、簡単に考えていますが、いったんなってくると止められなくなり、手が付けられなくなる恐れがあるのです

実際にいま、そうなりつつあります

MMT理論に乗っかって、いくらでもお金を刷って、バラマキをしていると、いずれは円が暴落し、紙くず同然になってしまいます

政府はバラマキ政策を改めて、無駄を削減する方向に舵を切るべきです

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