ネットを中心として、移動通信の次世代技術である5Gが使われている場所で、新型コロナウイルスの流行が起こり、多くの人が亡くなっている事に関心が寄せられています
5Gというのは、私たちが持っていますスマホなどの次世代の通信技術で、大容量で遅延の無い通信が可能になると言われています
今までだと映画などの動画をダウンロードするのに、何十分もかかっていたのが、わずか数秒で落とすことが出来るようになったり、通信が遅れて、動画などを見ていて途中で止まってしまうような事がなくなるというものです
現在のスマホや携帯は4Gという通信技術を使っていますが、これから世界的に5Gに切り替わろうとしています
一説によると、この5Gの基地局が設置され、サービスが開始されたところでコロナの流行が起こり、多くの死者を出しているとされています
5Gに使用されている電波は血液中のヘモグロビンと酸素の結合を阻害するため、その電波を浴びると酸欠を起こして倒れると言います
つまりコロナで倒れて死亡しているように見えた人は、実は5Gの電波で重症化されているという陰謀論ですね
新型コロナウィルスは、特定の電波(5Gの電波など)やワクチン成分で重症化すると主張しています
さらに新型コロナの脅威を煽って、ビル・ゲイツ(マイクロソフト社の創設者)によるワクチンの予防接種を人類に受けさせ、その時に注射にデジタルIDを埋め込んで、多くの人を殺戮するという恐ろしい計画が進行中とのことです
以前から5Gの危険性について問い合わせもありましたが、これを書くとなると、かなり専門的な話にならざるを得ませんので、おそらく読んでいる人が理解されるのは難しくなるという問題があります
理解が出来ないと、結局はその人の気持ちで結論を選択してしまうでしょう
とりあえず分かりやすい説明からしていき、あとで詳しい技術についても話していきます
まず5Gの危険性を訴えている人で、5Gの実験を開始したら、ムクドリが大量死してしまったという出来事を取り上げる方がいます
5Gの実験でムクドリが死んでしまったというわけですね
しかし、こちらは調べてみますと、実際にムクドリが大量死した事実がアップされたのが、2018年10月19日であり、5Gの試験が行われたのが、2018年10月30日となっています
つまり実験の開始前に起こった出来事だったわけです
これは勘違いといっていいでしょう
次に5Gを導入した国と感染者が発生した国とが一致しているという件です
完全には一致はしていませんが、確かに一時的には、5Gの導入された国と、感染者の発生した国とが重なっている時期がありました
これは5Gが導入される地域は、人がたくさん集まる都市であり、外国からの渡航者も多い地域だからです
そのため感染者が訪れる可能性が高くなり、感染が広まってしまったのでしょう
ちなみに今は5Gを導入していない国でも次々と感染者が増えていっていますので、この理論は成り立ちません
5Gの電波がウイルスを活性化させたり、酸欠にして死に追いやっているのなら、5Gの導入されていない地域や国で、感染が拡大し、死者が増えている事の説明がつきません
5Gが導入されていない地域は、比較的田舎であったり、発展途上であったりするでしょうが、今後はこれらの国で感染がさらに拡大し、深刻な事態となっていくでしょう
すでにそうした国で感染の拡大が見られています
ちなみに5Gの陰謀論では、ユダヤ人が陰で計画して行っているため、イスラエルでは5Gの導入は行わないと主張されています
ですがイスラエルでも感染拡大が起こっており、25日今日時点で、感染者が約1.5万人で死者194人を出しています
イスラエルでも感染は広まっており、死者も出しているのです
今後さらに感染者は増えていくでしょう
こうした事態を見ても、ユダヤ人の陰謀や5Gがウイルスを活性化するとか、酸欠にして死者を出すというのは間違いだと分かります
5Gに関係なく新型コロナウイルスの感染は世界に広まり、死者を出しています
そもそも5Gに使用される電波ですが、今はほとんどが以前から使われていた低~中周波帯域を使っています
それは今までテレビの電波や、ラジオ、Wi-Fi、携帯などで使われていた帯域です
5Gではもっと高周波帯域も使っていく予定ですが、それだと電波の届く距離が短く、たくさんの基地局が必要となるため、今は時間と経費の関係でほとんど使われていません
つまり今の5Gの電波は、今まで他で使っていたのと同じか近い帯域であるため、5Gだけが特別に悪影響を与えることは考えられません
ちなみに日本で使用される予定の5G新無線用の周波数帯は以下の二つになります
4G LTE以前から伝統的に使われてきた6GHz帯以下の周波数を含むFrequency Range 1
そして24.25GHzから52.6GHzまでのミリ波を含むFrequency Range 2 です
将来使われる予定の高周波帯域のミリ波についても、今まで使われていた電波よりも、私たちが目にする光の色である可視光に近く、可視光よりも低い周波数です
5Gに使用される電波の高いところで約52GHz(ギガヘルツ)であり、私たちが普段目にする色のある光の周波数は405~790THz(テラヘルツ)になります
1ギガの千倍が1テラになります
5Gで使われるミリ波についても、若干身体の表面を温める以外の健康への影響は出ていません
陰謀論で言われているような殺人電波なら、数多くの論文なり、警鐘が鳴らされているでしょう
もし今回言われているような甚大な影響があるなら、実験すればすぐわかる事です
電波もウイルスと同じく目に見えないため、不安に思う人も多いでしょうが、それほど危険なものではありません
ただ、世間には電磁波に過敏な人がいるのは事実でしょう
普通の人よりも電磁波を発するものを苦手とし、体調不良を訴える人もなかにはいます
これは花粉症のようなもので、なっていない人には花粉が飛んでいても気にならないですが、花粉症のひとは咳や鼻水が出たり、色んな症状に悩まされます
電波についても同じような事が言えて、ある一定の人の中には、苦手な人もいるようです
そうした人は科学文明アレルギーの人もいるのではないかと思われますが、確かにいるでしょう
ですが一般の人にたいしては、ほとんど害の無いものです
という事で、5Gは殺戮兵器だというのは虚偽というのが私の結論です
5Gによる何らかの健康被害もいく分かある可能性もゼロとは言えませんが、人類を大量殺傷する目的の殺率兵器とは違った議論でしょう

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