それが集まると社会を壊してしまうほどに、実はたいへんな力であり、破壊的なパワーを持っています
私たちの人生においても怒りを心の中に持ち続けていると、それは濁流となって流れ、時には私たちの人生を押しつぶしてしまう事があります
怒りっぽい人は、たえずマグマが沸騰しているように、怒りの力がたぎり続けています
そうすると時に怒りが溶岩のようにあふれ出し、周りの人をも巻き込むことになります
会社では怒りっぽい上司であったり、トップがそうであることもあるでしょう
家庭ではDVを働く夫であったり、子供を虐待する親であったりします
このようにおもてに怒りをあらわす者もおれば、地下のマグマのように、表面からは見えないように怒りを内面に溜め込む者もいます
他人に対して、不満や反発があったとしても、それをおもてに出せない時に、ぐっと我慢して自身の内に溜め込んでしまうわけです
言えないつらさや、抑圧された感情がさらに溜め込まれ、見えなくても地下でぐつぐつと煮え立ってしまいます
こうした怒りのエネルギーは、解放すれば他人を傷つけてしまいますが、溜め込んでいても自らを傷つけてしまうものとなってしまいます
怒りは大きなエネルギーをもって暴れまわり、いつしか自分も振り回されてしまいます
自身から発したエネルギーであったのに、気が付けば怒りのエネルギーに振り回されている自分がいます
パワフルであるがゆえに、暴れ馬のように制御できずに、乗り主が振り回されて、落とされてケガもします
怒りを手放すことは、自分自身を解放する事につながるのです
怒りのエネルギーに振り回されていた自分を自由にしてあげることです
怒りのエネルギーを解放するためには、相手を許さなくてはなりません
相手に対して抱いていた心のわだかまりを手放します
そのための方法をお伝えします
相手が目の前にいる事をイメージし、「あなたを許します」と伝える事です
あるいは「愛しています」でも「感謝します」でもいいです
どちらか投げかけやすい方の言葉を伝えます
今まで様々な事があったでしょう
裏切られたことや、傷つけられた経験もあるはずです
そうしたことを過去のものとして手放すため、相手に心の中で許しを与えるのです
それは相手のためではなく、自分自身のためなのです
相手に怒りを向けている間は、いつまでも相手に意識が奪われ、自由を束縛された状態にいます
自身を解放するためにも過去のことを手放していく必要があります
そのように一人づつ思い浮かべていって、許しの儀式を行います
もちろん許せない気持ちがあって気持ちと裏腹にように感じられることもあるでしょう
しかし何度も続けているうちに、だんだんと自分の中にあるわだかまりもいつしか薄らいでいくでしょう

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