愛されたい。
お金が欲しい。
病気を治したい。
不安を消したい。
そうした思いは、決して悪いことではありません。
むしろ、それこそが魂が目を覚まそうとしている「入り口」といえるのです。
ご利益信仰は魂の成長の第一段階
ご利益信仰とは、神さまや高次の存在に「お願いをして叶えてもらう」ことを信じる段階です。
この段階、まだ「自分」と「宇宙(神)」とを切り離して考えています。
たとえるなら、宇宙を自動販売機のように扱っている状態です。
「〇〇をしたから、△△をください」と、交換条件のように見なしてしまいます。
しかし、それもまた大切な通過点。
幼子が母に甘えるように、まだ未熟で無垢な魂の、自然な欲求なのです。
その願いが叶ったり、逆に叶わなかったりする体験の中で、魂は少しずつ学びを始めます。
願いは「学び」を届けるための扉
願いが叶わないことに苦しんだり、あるいは願いが叶ったのに思っていた幸せではなかったと気づいたとき、私たちは初めて「なぜ?」と問い始めます。
「この願いは、本当に私のためになったのだろうか?」
「なぜ、私はこれを求めたのだろう?」
この問いこそが、魂の扉を開く鍵となるのです。
スピリチュアルの本質は、願望成就ではなく「気づきと成長」です。
願いとは、魂の奥にある「本質的な学び」へと私たちを導く入り口なのです。
「もらう喜び」から「与える喜び」へ
魂がある程度の学びを経ると、次の段階へと自然に進みます。
それは「もらう喜び」から「与える喜び」へと意識が変わる瞬間です。
たとえば、誰かに優しい言葉をかけて、相手の笑顔を見たとき。
道端のゴミを拾って、心の中にほんのりとした温かさを感じたとき。
その「自分が善くあろうとした結果としての内的な充実感」に、魂は気づき始めます。
それは、ご利益では得られない深い喜びです。
人知れず「よいことをする」ことが、なぜか気持ちいい──その感覚は、魂が成熟し始めている証なのです。
他者への祈りが魂の波動を高める
次のステップとして、祈りの方向を「自分」から「他者」へと広げてみましょう。
「どうか、私の大切な人が幸せでありますように」
「私と同じように悩む人々が、少しでも癒されますように」
このような祈りには、自他を隔てない「一つの命」という高いスピリチュアル意識が宿ります。
祈りのエネルギーは、自分だけでなく、世界に静かに光を灯していきます。
魂が求めていたのは「愛すること」だった
やがて、ある気づきが訪れます。
「願いが叶うこと」が本当に欲しかったのではなく、「自分が愛されていることを感じたい」「自分も誰かを愛したい」──その純粋な欲求こそが、魂の奥底にあったということに。
愛すること。
善くあろうとすること。
誰かのためを思って祈ること。
これこそが、魂が本当に望んでいた在り方なのです。
善良に生きることは、最高のスピリチュアル
「神さま、願いを叶えてください」と祈る段階から、「神さま、今日も善く生きられるように導いてください」と祈る段階へ。
それが魂の目覚めのサインです。
占いやご利益だけを追いかけていた過去の自分も、決して無駄ではありません。
そこを通ったからこそ、ここまで来られたのです。
今日、ほんの少しでも他者を思いやる心を持てたなら。
小さな親切ができたなら。
それこそが、宇宙にとって、最も神聖な「スピリチュアルな実践」なのです。
どうかあなたが、自分の魂のステージを一歩進めるその瞬間を、誇りとともに迎えられますように。
宇宙は、いつもあなたを見守っています。
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