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世の中には、平気で他人を食い物にしながら、悪びれもせずに生きている人が一定数います。
やっかいなのは、そういう人ほど弁が立ち、人を惹きつけ、人気者になっていることが多い点です。
ネット上で「あいつはレプだ」という書き込みを見たり、「レプとは ネット用語でどういう意味なんだろう」と検索してこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、まず「レプとは」何の略なのかをネット用語として整理し、そこから他人を冷たく利用するレプ気質について、私なりの視点でお伝えしていきます。
最後に、人をレプ呼ばわりすることの危うさにも触れたいと思います。
レプとは|ネット用語としての意味
ネット上で見かける「レプ」は、ほとんどの場合「レプティリアン」の略語として使われています。
レプティリアンとは、爬虫類を意味する英語のレプタイル(reptile)から来た言葉です。
爬虫類型の宇宙人や、爬虫類のように冷たい性質を持つ存在を指す表現として、長く使われてきました。
この言葉が口にしにくく文字数も多いため、掲示板やSNSでは短く縮めて「レプ」と呼ばれるようになりました。
もとは陰謀論・スピリチュアル由来の用語
もともとは陰謀論やスピリチュアルの文脈で語られてきた言葉です。
権力者の正体は爬虫類型宇宙人なのではないか、というようなテーマのなかで、よく登場する単語でした。
そのため、ネットで「レプ」を最初に見たときに、なんとなく怪しい雰囲気を感じる方もいるかもしれません。
いまは「冷たい人柄」を指すスラングにも
近年になって、この言葉の意味は少し広がっています。
実際の宇宙人の話をしているわけではなく、人間関係のなかで他人を冷たく利用する人、共感のうすい人を指して「あの人はレプっぽい」と表現する使われ方が増えてきました。
つまりネット用語としての「レプとは」、二つの層を持つ言葉だと整理できます。
- 本来の意味:爬虫類型宇宙人レプティリアンそのものを指す
- 派生的なスラング:冷血で打算的な人柄を指す比喩表現
血の通った人間であっても、肉食獣が草食動物を見るように他人を眺める態度をとる人がいます。
そのありさまを言い表すために、爬虫類のイメージが借りられているわけです。
レプ気質とはどんな性質か
私はこうした冷たい性質を、この記事では仮に「レプ気質」と呼んでみたいと思います。
世間ではサイコパスと呼ばれる場合が多いかもしれませんが、心理学の専門用語とは少し違う面もあるため、別の言い方をします。
レプ気質とは、肉食獣が草食動物を見るように、他人を自分の食料のように感じてしまうタイプのことです。
傾向として知能の高い人が多く、学力にすぐれている反面、他人への共感能力に乏しい面が見受けられます。
知能が高い分、高学歴で、この世的には立派とされる職業についている人も少なくありません。
医師や弁護士、官僚や役人、政治家や言論人のなかにも、そうした気質を持つ人がいるように感じます。
弁舌が巧みなため、多くの人が魅了され、彼らを支持する流れが生まれやすいのです。
人気者のなかにひそむレプ気質
特に、熱狂的な支持者を抱えた政治家や言論人に、レプ気質と思える人が見られる印象があります。
これは政治信条とは関係がありません。
右にも左にもいますし、傾向としては極端な言動が目立つため、どちらか一方を強く支持する人たちから熱烈に支持されやすいのです。
彼らは、人々がどんな言葉に惹かれるかをよくわかっています。
だから、支持者に好かれる言葉を選んで多用します。
それが物議を醸すとわかっていても、その発言で特定の層に支持が広がると知っているため、あえて繰り返すわけです。
政治家にかぎらず、世の中にさまざまな意見を述べてご意見番のようになっている人にも、同じ傾向が見られます。
極端な発言で注目を集め、それで人気を得ている人のなかには、レプ気質と言える方もいます。
ネットで人気者になっている人にも、こうしたタイプは少なくありません。
イソップ物語「王様を求めるカエルたち」
イソップ物語に「王様を求めるカエルたち」という話があります。
ある沼に住むカエルたちが、強い王を求めました。
そこで与えられたのが一匹の蛇です。
はじめは強そうな姿を見て、カエルたちは喜びました。
ところがその蛇の王様は、カエルたちを次々と食べてしまったのです。
レプ気質の人も、これと似たかたちで多くの支持を集めます。
けれど彼らは、周りに集まる人をカエルのようにしか見ていません。
自分が上にあがるための踏み台くらいにしか思っていないのです。
そういう人を持ち上げ続けると、結果として人々は食い物にされ、不幸な人が増えてしまいます。
レプ気質に見える人をむやみに持ち上げることには、用心したほうがよいと私は思っています。
ネットで「レプ」が使われる三つの文脈
「レプ」がどんな場面で飛び交うのかを知っておくと、見かけたときに落ち着いて受け止められます。
ネット用語として観察してみると、おおむね三つの使われ方があります。
1.スピリチュアル・都市伝説コミュニティでの使い方
ひとつめは、スピリチュアルや都市伝説を語るコミュニティです。
ここでは元来の意味、つまり爬虫類型宇宙人や、その影響を受けているとされる人物について語るときに使われます。
この場面で出てくる「レプ」は、かなり真剣な意味合いを帯びていることが多いです。
2.有名人や政治家への人物評として
ふたつめは、人物評として使われる場面です。
有名人や政治家、ネットで人気を集めている人物について、共感性が乏しそうだ、人を踏み台にしていそうだ、という印象を述べるときに「レプ」「レプ確定」といった言い方がされます。
ネットの掲示板やSNSでよく目にするのは、おもにこの使われ方でしょう。
3.冗談半分の軽いスラングとして
みっつめは、もっと軽い、半ば冗談めいた使われ方です。
身近な知人や同僚の冷たい一面を、からかい混じりに「ちょっとレプ入ってる」と言う、日常的なスラングとしての顔も持っています。
ここで気をつけておきたいことがあります。
同じ三文字でも、書き手がどのつもりで使っているかは文脈によって大きく変わるのです。
真剣な警鐘なのか、人物への決めつけなのか、ただの軽口なのか。
言葉だけを切り取って受け取ると、書き手の意図を読み違えてしまいます。
ネットの言葉は、短く強いほど広まりやすいものです。
「レプ」もその強さゆえに広まった面があり、強い言葉ほど慎重に扱う価値があると私は考えています。
「レプ」を見たとき・使うときの心構え
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。
「レプ」という言葉には、人を一言で切り捨ててしまう力があります。
誰かを「あの人はレプだ」と名指しした瞬間、その人の事情も、これから変わっていく余地も、こちらの視界から消えてしまうのです。
私が記事の前半で、むやみに持ち上げるのは用心したほうがよいと書いたのは事実です。
けれどそれは、特定の誰かを攻撃してよいという意味ではありません。
冷たい振る舞いに警戒することと、人格そのものを断罪することは、まったく別の行いです。
ネット上で誰かをレプ呼ばわりする書き込みは、しばしば事実の確認を欠いたまま広がっていきます。
顔の見えない場での決めつけは、根拠が薄くても勢いだけで人を傷つけてしまうものです。
それは皮肉なことに、レプ気質とされる冷たさとよく似た構図を生んでしまいます。
他人を食い物にする人を批判していたはずが、いつのまにか自分が、レッテルで人を品定めする側に回っている。
そうならないために、今日からできる小さな一歩を挙げておきます。
今日からできる三つのこと
ひとつめは、レプという言葉を、人を裁く道具ではなく、自分の身を守るための注意信号として使うことです。
「あの振る舞いには気をつけよう」と、自分に言い聞かせる程度にとどめておきます。
ふたつめは、誰かが「あいつはレプだ」と書いているのを見たら、すぐ同調しないことです。
その根拠は何だろうと、一拍おいて考えてみてください。
みっつめは、もし身近に他人を利用する人がいると感じたら、その人を糾弾するより、まず距離をとることに力を使うことです。
レッテルを貼り返すより、自分の心とエネルギーを守るほうが、ずっと建設的だと私は感じます。
言葉は、使う人の心の状態を映す鏡でもあります。
「レプ」というネット用語を冷静に、節度をもって扱える人は、それだけでもう、冷たさに飲み込まれにくい人だと私は思っています。
よくある質問
レプとはネット用語で何の略ですか
レプティリアンの略です。
爬虫類を意味する英語レプタイル(reptile)に由来し、爬虫類型の宇宙人や、爬虫類のように冷たい性質を指す言葉として使われています。
言葉が長いため、ネット上では短く「レプ」と呼ばれるようになりました。
レプはサイコパスと同じ意味ですか
完全に同じではありません。
サイコパスは心理学で用いられる専門的な概念で、診断にもつながる言葉です。
一方の「レプ」はネットスラングであり、冷たさや打算といった性質をやわらかく比喩で示すための言葉です。
重なる部分はありますが、レプは医学用語ではないという点を押さえておくと混同せずにすみます。
身近な人がレプかもしれないと感じたらどうすればよいですか
まず、その人にレッテルを貼ることに気を取られないでください。
大切なのは相手を裁くことではなく、自分が消耗しないように距離や付き合い方を調整することです。
やりとりの頻度を減らす、二人きりの状況を避ける、要求に即答しない。
こうした小さな線引きが、自分を守る現実的な手立てになります。
ネットで誰かをレプ呼ばわりしてもよいのでしょうか
おすすめしません。
顔の見えない場での決めつけは、事実の裏づけが薄くても広まり、人を深く傷つけてしまうことがあります。
それは、この記事が警戒している冷たさと似た性質を帯びてしまうのです。
「レプ」という言葉は、他人を攻撃する道具としてではなく、自分自身が冷たさに飲み込まれないための注意信号として使うのがよいと私は考えています。
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