2023年11月10日金曜日

癌で死ぬ幸せ


人は必ずいつかはこの世を去っていく存在です

人類80億人が地球に暮らしていますが、全員がやがて死を迎えます

この世での生を大切にするためには、やはり避けられない死についても考えておかなくてはなりません

今、日本人の死因の上五位はこのようになっています

1位:悪性新生物(腫瘍)(26.5%)
2位:心疾患(高血圧性を除く)(14.9%)
3位:老衰(10.6%)
4位:脳血管疾患(7.3%)
5位:肺炎(5.1%)

やはり悪性新生物、いわゆるガンが1位で、比率も高いです

今朝はネットニュースをみていますと、『じつは「老衰死」は悲惨…医師たちが「死ぬなら、がん」と口を揃えて言う「意外なワケ」』という記事がありました

世間では老衰死が理想のように思われますが、実際には悲惨な事、ガンで死ぬメリットもあるというお話です

私も以前に癌で亡くなるのは必ずしも悪くないという話を述べたことがあります

心疾患や脳血管疾患の場合には、ある日突然に亡くなってしまいます

何の準備も無いまま、ある日突然に逝ってしまわれるわけです

そうすると、亡くなられた人も心の準備がないままあの世に旅立たれる事になりますし、残された遺族の方も突然の別れにショックが大きくなります

一方で癌になると、ある程度、余命というのが分かってきて、このまま進むといつ頃には亡くなるという計算が出てきます

それだけ残された時間を有意義に過ごせるわけです

亡くなると分かれば、会いたい人に会いに行くか来てもらって会えますし、心残りの事をしておけます

一度は訪れたかった観光地に行けるかもしれませんし、遺産の件だとか、死後にどのような葬儀をしてほしいだとか、お墓はどうするかなどを決めることも出来ます

余命の中でやり残したこと、死ぬまでにやるべき事を整理する時間がいただけます

突然死の場合には、そうした猶予がなくて、いきなりこの世から離れるわけですから、やはり未練が残ったりもあるでしょう

スピリチュアルな観点からもお話しさせていただくと、癌で亡くなられた方は、ある程度心の準備が出来ているため、亡くなられた後もあの世に旅たつのが比較的スムーズではないかと感じます

もちろん癌で亡くなっても、いまだに浄化しきれずにいる方も多いかとは思いますが、少なくとも亡くなったらあの世に行くと思っている人の場合には、浄化しやすいようです

一方で、自然災害や事故で亡くなられたり、突然死で亡くなられた方の場合には、自分が死んだことが分からずに、その場にとどまり続ける事も多いような印象です

突然の死の場合には、自分が亡くなるという自覚がないままに、あの世に移行するため、自分が死んだと自覚できない場合があります

いまだに自分は生きていると思って、地上世界をさ迷っている事があります

ですので、霊的にもある程度、自分が亡くなる死期を知る事は有効だと思います

なかには「自分が亡くなる事なんて考えたくもない、死ぬなんてぜったい嫌だ」と考えている人もいるでしょう

しかし、そういう人は死後もあの世に旅立てず、地縛霊になってしまう可能性が高いと思います

本人に必要な過程でもあったりします

もちろん、若くして癌に罹り、まだやり残した仕事も多いという場合には、ガンの治療を頑張っていただけたらと思います

ですが、もうご高齢になり、寿命が見えてきた段階では、ガンであることを受け入れて、苦痛の伴う治療はやめて、余生を有意義に過ごすことも大切ではないかと思います

人は何時か必ず、肉体を脱ぎ捨てて、魂の故郷に帰る時がきます

この世は一時の旅の宿にすぎない事を知っておきましょう

新刊『アースチェンジ——近未来の警告書では、これから訪れる地球の変革について書いています

1 件のコメント:

sirius さんのコメント...

スクールでは、様々な状況への心構えや物質的な備えも最低限にできるようになりました。
「突然」ではパニックになりますね。ある程度の予測も生活の中で気づいてきます。感謝

余命を宣告されるのもアースチェンジに入るのも覚悟と決心がいり、できれば光の中で、やり残したことややりたいことを済ませたい。

もし、私が余命宣告を受けたなら、家族で過ごす週末も相変わらず続行、念の為、供養の仕方は確認させます。 
最近のシリーズ記事を家族にも読ませました。反省もあったでしょう、良かったです。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。