死後の審判の前に生きているうちにすべきこと|人生回顧と被害者視点の追体験

2023年9月30日土曜日

霊界

人は亡くなった後、自分の人生を振り返るパノラマのような映像を見せられます。そこで誤った行いに関しては、被害を受けた相手の立場に立ってその苦しみを丸ごと追体験するのです。これは私が常々お伝えしている事ですが、生きているうちに知っておく必要のある重大な真実だと感じています。

臨死体験をした方の証言にも、人生が走馬灯のように一瞬で目の前を流れたという話が数多く残されています。死の淵から戻った人々は国や宗教や時代を問わず、似たような体験を語っています。これは偶然ではなく、死後に魂が必ず通る道筋の一端を、生還した人々が垣間見たということなのです。

人生回顧のパノラマは世界共通の現象

日本では古くから、亡くなった人はあの世で閻魔大王の前に連れて来られると言われてきました。そして大きな鏡にその人の生前の姿が映し出され、行いの善悪に応じて裁きを受けるとされています。子供の頃にこの話を聞いて、怖いおとぎ話だと思った方も多いのではないでしょうか。

しかし、これは作り話でも迷信でもありません。実際に多くの方が死後に体験している現象を、昔の人が分かりやすい形で語り継いできたものなのです。仏教だけでなくキリスト教にも最後の審判という考え方がありますし、エジプトの古い宗教にも死者の心臓を秤にかけて生前の行いを量るという物語が伝わっています。世界各地の宗教や神話で共通して語られているということは、それだけ普遍的な真実だという事です。

被害者の視点で苦しみを追体験する

パノラマで自分の人生が映し出される時、ただ眺めているだけではありません。生前に自分が誰かを傷つけた場面では、被害を受けた相手の立場に立って、その時の苦しみや悲しみをそのまま味わうことになります。

たとえば学校や職場でいじめを行ってきた人は、いじめられた側がどれほど傷ついたか、どれほど絶望したかを、自分の感情として体験する事になります。パワハラやモラハラを行ってきた人も同じで、追い詰められた相手の恐怖や無力感を一身に受け止めることになります。陰口を言われた人の悔しさ、無視された人の孤独、心ない言葉に深く傷ついた人の痛み。それらすべてを自分の事として味わうのです。

この時に初めて、自分がどれだけ多くの人を苦しめてきたのか、まざまざと思い知らされます。自分は軽いつもりだった一言が、相手にとってはどれほど重く突き刺さっていたか。冗談のつもりだった行為が、どれほど相手の心を壊していたか。すべてが包み隠さず明らかになるのです。

正当化を続けた魂が向かう先

こうした追体験を経て、自らの行いで他人を傷つけてきた自責の念にさいなまれた魂は、光の世界へ帰ることができなくなります。罪の意識に苦しみ続けながら、自分と同じような波長の霊たちと共に、暗く重い世界にとどまる事になるのです。

生きているうちは様々な言い訳ができます。自分は悪くない、悪いのは相手だ、社会が悪い、環境が悪い、運が悪かった。そうやって自分の行いを正当化し続けて生涯を終える人は少なくありません。けれど、死後のパノラマでは、その言い訳はもう通用しません。相手の感情をそのまま自分が味わうのですから、ごまかしようがないのです。

素直に反省できないまま亡くなった場合、あの世に帰ってからの後悔は想像を絶するものになります。やり直したくてもやり直せない、謝りたくても直接謝れない。その苦しみが長い時間続くのです。

生きているうちにできる反省と謝罪

では、どうすれば良いのか。答えは単純で、生きているうちに自分の人生を静かに振り返り、心から反省する事です。あの時のあの言葉、あの行為、自分が誰かを傷つけてしまった瞬間を、一度落ち着いて思い出してみてください。

相手に直接連絡が取れるなら、手紙を書くのも一つの方法です。会って謝るのが難しければ、心の中で深く謝罪するだけでも違います。大切なのは形ではなく、本当に申し訳なかったという気持ちを自分の中で確かなものにする事です。そして、これから先の人生では同じ過ちを繰り返さないと決めて、日々の行いを少しずつ改めていきましょう。

今日からできること

一つ、人生を静かに振り返る時間を持つ。夜寝る前の数分でも構いません。今日一日、誰かを傷つけるような言動はなかったか、心の中で確かめる習慣を作ります。

一つ、思い当たる相手に心の中で謝る。過去に傷つけた人の顔を思い浮かべ、本当に申し訳なかったと深く詫びます。直接謝れる相手なら手紙や言葉で伝えます。

一つ、自分を正当化する癖をやめる。自分は悪くないと反射的に思った時こそ、相手の立場で考え直してみます。逆に自分がされたらどう感じるかを問いかけます。

一つ、日々の言葉に気をつける。陰口、悪口、人を見下す言い方を少しずつ減らしていきます。言葉は相手の心に長く残るものだと意識します。

一つ、行いを少しずつ改める。大きく変えようとせず、今日一つだけでも誰かに優しい言葉をかけてみる。その積み重ねが死後に帰る世界を決めていきます。

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