ご先祖様の事になると、不安な気持ちになる方がとても多いように感じます
「位牌をこうしないと祟られる」「お墓の場所が悪いから不幸が続いている」、そうした言葉に怯えて、わたしのところへ相談に来られる方も少なくありません
ですが結論からお伝えすると、光の世界に帰られたご先祖様は、子孫を脅すような事はしません
むしろ穏やかな光のなかに包まれていて、地上の細々とした事には、もう執着しておられないのです
亡くなってすぐの霊人は、まだ地上の感覚を持っている
人は亡くなってすぐの時期、まだ地上の感覚を多分に残しています
長年使っていた身体や暮らしの記憶が、まるで昨日の事のように鮮明で、自分が亡くなった事すら、すぐには受け入れられない方もおられます
そのため、残してきた家族の事、お墓の事、位牌をどうするかといった具体的な指示を、夢や直感を通じて子孫に伝えてくる事があります
「位牌は長男が持つように」「あのお墓には入りたくない」、そうした声が聞こえてくるのは、亡くなって数年以内の霊人に多い傾向です
月日が経つと地上の事への執着は薄れていく
ところが、あの世での暮らしに慣れてくると、霊人の感覚は少しずつ変わっていきます
光の世界には、地上のような苦労がありません
身体の痛みも、お金の心配も、人間関係のもつれもなく、ただ穏やかな光のなかで、自分らしい時間を過ごしておられます
そうした幸福のなかに身を置いていると、地上で握りしめていたものが、ふっと手放されていくのです
位牌をどこに置くか、お墓をどう守るか、そうした事は、あの世から見ると、本当に小さな事になっていきます
亡くなって数十年経ったご先祖様にとっては、もう地上の形そのものが、ほとんど関係のないものになっている事が多いように感じます
祟りに見える現象の多くは、未浄化な霊の影響
「先祖の祟りで体調が悪い」「家系の因縁で不幸が続いている」、こうした言葉を耳にすると、多くの方が震え上がってしまいます
けれども光の世界に帰られたご先祖様が、子孫を苦しめるような事は、まずありません
祟りや霊障のように見える現象の多くは、あの世にうまく旅立てず、地上付近に留まっておられる未浄化な霊の影響である事が多いのです
生前にこの世への執着が強かった方や、自分の死を受け入れられない方が、子孫の近くに留まり、必死に何かを伝えようとしているうちに、子孫の方に重さや不調として現れてしまう事があります
それは「祟ろう」とした結果ではなく、むしろ「気づいてほしい」「助けてほしい」という、切実な思いから来ている事がほとんどです
光に帰ったご先祖様は、どんな思いで子孫を見ているか
光の世界に帰られたご先祖様は、子孫の幸せを、静かに見守っておられます
地上のように口出しをする事はなく、ただ「元気でいてくれたらいい」「自分の人生を生きてほしい」と願っておられます
たまに思い出して、心のなかで感謝の言葉を伝えると、それだけで本当に喜んでくださいます
立派な仏壇や高価なお供えよりも、子孫が日々をしっかりと生きている事そのものが、ご先祖様にとって何よりの贈り物になります
形式的な供養と、心からの供養の違い
先祖供養という言葉を聞くと、決まった作法や儀式を完璧にこなさなければと、肩に力が入る方も多いかもしれません
もちろん、お盆やお彼岸にお墓参りをする事、仏壇に手を合わせる事には、大切な意味があります
ですが、形だけを整えても、そこに感謝の気持ちが伴っていなければ、ご先祖様にはあまり届きません
反対に、お墓が遠くて行けない方でも、毎朝心のなかで「いつもありがとうです」と手を合わせるだけで、その思いはきちんと届いています
真実は、形ではなく、心です
感謝の気持ちで繋がる事こそが、もっとも喜ばれる供養の在り方だと感じます
子孫が先祖にできる最良の事
では、わたしたち子孫が、ご先祖様にしてさしあげられる最良の事は何でしょうか
それは、自分の人生を、しっかりと、幸せに生きる事です
ご先祖様は、自分たちが繋いできた命が、地上で輝いている姿を見るのが、何よりの喜びです
子孫が不幸に沈んでいると、光の世界からも心を痛めてくださいます
反対に、子孫が笑顔で日々を過ごしていると、ご先祖様もまた、安心して光のなかで穏やかにいられるのです
今日からできること
・朝起きたとき、心のなかで「ご先祖様、ありがとうです」と一言だけ感謝を伝える
・「祟り」という言葉に怯えそうになったら、光に帰った先祖は子孫を脅さないと思い出す
・お墓参りに行けない日も、心のなかで手を合わせるだけで気持ちは届くと信じる
・形式や作法に縛られすぎず、自分の言葉で感謝を伝える時間を持つ
・自分の人生をしっかりと、幸せに生きる事こそが最良の供養だと胸に置く
祟りへの怖れを手放す話は、生霊・悪霊・憑依から身を守る完全ガイドに続きます。
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