2020年10月24日土曜日

ワンネス体験の先にあるもの


ワンネスとはすべてが一つであるという感覚です

人間の意識は、普段は自我の殻に閉じ込められていますが、時として世界の実相であるワンネスを体感することがあります

普段の私たちは固い自我の殻に閉じこもって世界を見ています

肉体に宿る自分こそが私であり、それ以外を感じられずにいるでしょう

しかし、私たちの意識は時として自我を超えて、ワンネスを体験することがあります

世界の実相を垣間見る時です

そこには二元論は消滅し、私の意識は他人と繋がりを自覚し、光のみの世界、愛のみの世界であることを体感します

本当の世界の実相は光一元であり、愛のみが存在している事を体験するのです

普段の私たちは肉体我を通して世界を体験しているため、泥にまみれた世界の中を泳いでいるような感じです

ですが真実の世界では、すべてが愛で作られている事を知ります

何もかもが自分への愛のために作られていたのだと体感するのです

自分と他人との自我の壁が溶けて、すべてが一体である事を知ります

しかし、ワンネス体験が終わりではありません

人間の意識はまた肉体に宿り、人間を体験していく事になります

これはもう一度、善悪の二元論の世界に舞い戻る事を意味します

すべてが一つであった世界から、もう一度、自分と他人の世界、自他が対立する世界を味わうのです

そうして世界は愛で作られ、私たちはこの広大な愛の海に浮かんでいる存在だと知った経験から、また善と悪の対立するこの世界に戻ってきます

仏教では十牛図という悟りをあらわした十種類の図がありますが、その中で根源へと帰る「返本還源」という図があります

この「返本還源」というのが実は、仏教でいうワンネスの世界なのです

ですが図はこれで終わりではなくて、最後の十番目の図に続きます

そこには「入鄽垂手」という図があり、ぼろを着た汚れたお坊さんが、街に帰る図が描かれています

これはワンネスの世界から、また二元の世界へを舞い戻る事を意味します

闇や悪など無い実相の世界から、泣いたり笑ったり、汚れたり洗ったり、二元の世界を味わう地球に戻ってくるのです

地球とは善と悪と、光と闇の二元を体験する星です

私たちはそれを承知で地球に生まれてきているのです

様々な体験を積むために

光そのものの本質を知るために、光で無いもの、闇の世界をも体験します

それによって私たちの本質を体験するのです

本来、闇や悪と見える物は実在しないというのはその通りです

しかし、この地球では仮に二元的世界が現れており、それを地球人として体験していくのです

これは難しいことです

そこまで理解がついてこれる人は少ないかも知れませんが、とても大切な事です

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11 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

スクールでも学んでいる身ですが難しいですね。
「あの世」といわれる世界にも地獄界はあるのですよね、でもそれも本当は存在しないもの…
光だけが真実なのですね。

匿名 さんのコメント...

闇である自分も光である自分も体験するということですね。
両方を体験するからこそ、光に対しても闇に対しても理解が深まる。
高次元の星では、このような体験はできませんね。
様々な体験をしてきた私達だからできること、わかることもあるはずです。
地球人であることに誇りをもってよいと思います。

匿名 さんのコメント...

まさしくそれが、地球上での実相かと思います。
ただ、宇宙人とかの繋がりの話になると、何か訳がわからなくなります。高次元でも善悪があるのでしょうか?

匿名 さんのコメント...

難しい。とても難しい。
地球に生まれた者達だけがこの体験を繰り返しているのですか?

匿名 さんのコメント...

とても、とてもよく分かります。

瞑想中、ワンネスの体験をして、滂沱の涙を流したことがあります。

すべては「ありがとう」の世界なのだということが瞬時に肌感覚で分かったという感じです。


そのときの至高感は長くは続きませんでしたが、いつでもそのときの感覚を思い出すことができ、そしてそれに励まされます。

スターウォーズのなかでよく出てくる
「フォースにバランスをもたらすもの」という言葉も、今更ながら深いなと思っています。

何もかもはバランスであり、

闇を駆逐し光のみで満たすことが目的ではないこと、

闇をも体験しにきてきていること、

闇の中でこそ光の本質を味わえること、

その闇は自分の中にも存在しているということを認めること、

闇である相手は、自分と同じ一つの存在なのだということ、

闇の中で光に向かう努力を止めてはいけないこと、

光しか認めない!と思い込んできた人生でしたが、それはバランスを欠いていて、
こうしたことが実は何より大事なことなのだと考えるようになっていたので、この記事の内容は深く感じ入ることができました。

ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

何故人は、
霊魂を信じて神を信じないのか、
転生を信じて神を信じないのか、
高度宇宙人を信じて神を信じないのか、
地球の不思議の中の不思議です。
愛に溢れる神の御元に戻った時、自分の中の全ての謎がとけてなくなるのだと思います。

宇宙の兄弟たちへ、、、
洪さんの言葉が心に深く染み入ります。
本当に兄弟なんですよね私達。

匿名 さんのコメント...

洪さん、コメントさん、共に深い言葉です。
ありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

ワンネスと話が少し違いますが、ある匿名掲示板を覗いてしまい、罵詈雑言、誹謗中傷、揶揄やマウンティングなど信じられない思考と下卑た言葉が並んでいてびっくりしてしまいました。

こういうものを書き込む人たちはその行為が魂に刻まれて死後に清算することになるのでしょうか。以前掲示板について書かれていたと記憶していますが、また記事に上げていただける機会があれば大変ありがたいです。

匿名 さんのコメント...

鬼滅の刃はまさにワンネス、愛と光を
現代人に教えてくれているように思うのですが。
確かにおどろおどろしい場面もありますが
全巻読みましたが
闇に通じているようには感じられませんでした。

匿名 さんのコメント...

なんとなくそうだろうなと思うけど、今のところ考えてるのは、「またここには生まれたくないなあ」ということです笑。

匿名 さんのコメント...

スクール生です!いつもお世話になっております!!
早く悟りたい、この無知と未熟から早く脱却したい…と祈り続けて何千年だとして
何千年かけてとうとうワンネスに到達し、歓喜と共に…

…また無知と未熟の身に再び戻っていき、この世でワンネスのかけらとして悲しみの多い世で出来ることを探してゆくのでしょうか
同じ地球に身を置いていても、学ぶことそのものの為にいるか、僅かだとしても学ぶ同胞たちの支えとなる為にいるか、生ける光としてその場をただ照らす為に生きているか、
同じ人間だよねー、なんて言いながら結構目的は違うかもしれませんよね
心境も、立場も、目的も違う人々がごちゃごちゃと混じり合う面白いこの世

で、更に、ワンネスそのものから見れば幾ら思うことが違っても我々はただの「この世団子」なわけなのかもしれませんよね

この世にいて人々の間で一番違うところは
もしかしたら「私たち元は一つだしね」という大前提を一度経験しているか、それを今から学ぶかの違いだったりして…なんて考えていました
地上での意識はそこがとても変化のつくところで
ワンネスから見れば「それはそうとして皆同じ価値」とか…でしょうか??
ワンネスを一度経験していると、みな同じと思えて寛容さや謙虚さが備わりそうですね。
世界ってすごい…

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。