人生の主人公の座を他に譲ていないか?

2019年12月15日日曜日

人生問題 仏教

人は自分の人生を生きているにもかかわらず、時として他を主人公としている時があります

ほんとうはあなた自身が、あなたの人生の主人公なのですが、その座を手放して、他のものに譲ってしまうのです


それはどのような状況でしょうか?

たとえばあなたが、「今日は天気が悪いから気分も落ち込む」とか「あの人のせいで私の人生は台無しだ」などと言っている時、あなたは主人公の座を、天気や他人に譲り渡しています

自分が主体的に生きているのではなく、環境に振り回され、ただ川に流れる木の葉のように、風の吹くまま、水の流れるまま、流されていく生き方です

中国の禅に臨済宗という宗派があって、その開祖である臨済義玄という禅師の言葉に以下のようなものがあります

「随処作主 立処皆真」という言葉です

これは『臨済録』という書物に出てくる言葉で、もう少し砕いていくと「随処に主となれば、立処みな真なり」といいます

つまりどのような環境にいようとも、そこで主体性を失わず、たえず他から束縛を受けずに、自由な境地でいる事

それが出来れば、どこにいようとも、そこは真実の世界となるということです

私たちが物事を他人のせいにしたり、環境のせいにしている時には、私たちは他の奴隷となり、自主性を失った状態にあります

起こる出来事を自分の中に見出し、心を見つめて、自らが主人公となる時、世界は真実の世界を見せるのです

主体性を失ったままの状態であれば、世界は真実の姿を見せてくれません

愚痴や不平不満に溢れている時には、偽りの世界を見ているのです

自らが人生の主人公となる事で、世界は真実の姿を見せてくれます

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