すこし時間が空きましたが、テレビで恒例のM-1グランプリという、漫才日本一を決める大会を録画していたので拝見しました
今回優勝されたのがミルクボーイというコンビで、無名の方でしたが見事に爆笑をさらっていました
ミルクボーイは吉本所属の駒場孝さん内海崇さんのコンビです
コーンフレークや最中をネタにした漫才をされていました
普通のお笑いですと、ボケ役が面白い事を言って笑わすのですが、ミルクボーイの場合には、突っ込み役が「コーンフレーク」や「最中」などの商品に対する厳しい見方や、偏見に近い強引な意見が笑いをさそう漫才でした
たとえば「コーンフレーク」については「朝から楽してお腹をみたしたい煩悩の塊」と言ったり、「生産者さんの顔が浮かばへん」そのため誰に感謝していいか分からないもののように言ったりします
こうした商品に対する厳しい偏見に近い思い込みが面白さを出しています
そういうことで普通のボケと突っ込みの笑いとは違って、面白かったと思います
今までの漫才の基本は、ボケ役が非常識なことを言って、ツッコミが視聴者に変わって批判するという役回りです
これはこれで面白いではあるのですが、こうした漫才が普及する事によって、ちょっと個性的な子とか、ほかの人と違った人などがイジメられたりする一因にもなっていたように思います
あまり言うと漫才師の方に申し訳ないですが、そうした風潮が世間に広まっているのも、漫才などのお笑いの影響もあるのではないかと感じられます
どうしても人と違った人の言動などを、おかしいだろっと突っ込んで笑いものにする傾向はあるのだと思います
子供の中にもそうした風潮はあるでしょう
そういう意味では、今回のM-1の決勝に進まれた「ぺこぱ」というコンビは面白かったです
「ぺこぱ」は松陰寺太勇さんとシュウペイさんのコンビなのですが、化粧をして見た目が派手な松陰寺さんがツッコミをされます
ですが普通にツッコミを入れるように見せて、ボケを受け入れたり、ポジティブに肯定したり、自分を反省するようなツッコミをされます
たとえばタクシーを止めようとしてボケの方に轢かれてしまうと、「どこみて運転してんだよ!」っと普通のツッコミを入れたかと思うと「っていえれる時点で無事でよかった」とポジティブな反応で返します
さらにタクシーがまた当たってくると、「二回もぶつかる」と怒るかと思ったら「ってことは俺が車道側に立っていたのかも知れない」と自分を反省して見せたり「もう誰かのせいにするのはやめにしよう」と言ったりします
このように「ぺこぱ」さんの漫才は、ツッコミがボケの言う事を厳しく批判するのではなく、その意見を受け入れて考えたり、ポジティブに受け止めようとして笑いを取ります
こうしたお笑いが増えてくれば、世の中もギスギスせずに、明るくなっていくのではないかな?と感じさせました
優勝されたミルクボーイさんも、決勝まで進まれたぺこぱさんも、今年は大活躍されるでしょうから、新しいお笑いを楽しみにしています

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