祈りで災害を防げるか 大難を小難に変える祈りの力

2016年8月22日月曜日

祈り

読者の方から、祈りによって地震や火山などの災害を防ぐことができるのかというご質問をいただきました。

大きな自然の動きを前にしたとき、自分の祈りに意味があるのだろうかと感じる方は少なくないと思います。

結論からお伝えすると、自然災害そのものを完全に無くしてしまうのは難しいでしょう。

けれども、祈りがまったく無力かといえば、決してそうではないと私は考えています。

自然災害は無くせなくても、祈りは働きかける

地球はそれ自体がひとつの大きな生命のようなものです。

地殻が動き、火山が活動し、大気が巡るという営みは、地球が生きているからこそ起きる現象であって、人間の都合だけでそれを止めることはできません。

ですから、祈りによって地震や噴火そのものを消し去るというのは、現実的な見方ではないと思います。

それでも私が祈りに意味があるとお伝えするのは、災害が起きたときの被害の大きさや広がり方には、目に見えない要素が関わってくると感じているからです。

よい祈りが捧げられている地域では、災害が発生しても被害が比較的少なくて済んだり、影響の規模が抑えられたりすることがあるでしょう。

昔から大難が小難に、小難が無難に変わるという言い方がありますが、祈りはまさにこの働きをすると私は考えています。

祈りは災害そのものを消すのではなく、その重さをやわらげ、人と人の間に守りの余白をつくっていきます。

多くの人の祈りが、地域を守る磁場をつくる

ひとつの地域に、穏やかで温かい祈りを捧げる人が増えていくと、その土地には霊的に守られた磁場のようなものが育っていきます。

これは特別な能力を持つ人だけの話ではありません。

毎朝、家族の無事を願う。

近所の人や見知らぬ誰かの幸せをほんの少し思う。

そうした小さな祈りの心が集まると、その地域全体が明るく、やわらかな空気に包まれていきます。

そういう場所では、不思議と犯罪や事故も少しずつ減っていくものです。

そこに住む人々の思いの集まりが、その土地の安全と深く関わっているからです。

一人の祈りは小さくても、それが幾重にも重なったとき、土地そのものを守る力になっていきます。

祈りの心を育てることが、地域をやさしく守る

人の思いがその土地に影響するという話を聞くと、では人の心が乱れている地域には災いが起きるのか、と心配になる方がいるかもしれません。

ここはとても大切なところなので、誤解のないようにお伝えしたいと思います。

災害で被害に遭われた方々が、祈りが足りなかったから苦しんだのだと、私は決して考えていません。

自然の営みは人の善悪をはかる物差しではありませんし、被害に遭われた方には何の落ち度もありません。

私がお伝えしたいのは、人を責める話ではなく、その反対です。

だからこそ、一人ひとりが穏やかで温かい祈りの心を持つことが、その地域全体をやさしく守ることにつながっていく、ということです。

誰かを裁くためにではなく、みんなで支え合うために、祈りの心を育てていきたいのです。

個人の祈りにも、守りのバリアが生まれる

地域という大きな単位だけでなく、個人のレベルでも祈りは確かに働きます。

家族のために祈り続けていると、その家族の周りには守りのバリアのようなものが霊的にできていきます。

それは目には見えませんが、思いがけない災難を防いだり、危険を小さくしたりする働きをします。

大切な人を思う気持ちは、それ自体が温かなエネルギーであり、相手を包む光のようになるからです。

そして個人の祈りは、決して個人だけにとどまりません。

家族を守る祈り、隣人を思う祈りが幾人もの間で重なり合い、やがて多くの人々の念の集まりとなって、災いを防いだり、災難を小さくしたりする大きな力に育っていきます。

今日からできること

祈りで地域を守るというと大きなことのように聞こえますが、始まりはいつもささやかな心がけです。

今日から無理なく続けられることを、五つ挙げてみます。

一つ、朝に短い祈りの時間を持つ。家族や自分の住む土地の無事を、ひと言で構いませんので願ってみてください。

二つ、住んでいる土地に感謝を向ける。水や緑、暮らしを支えてくれる場所そのものへ、ありがとうという気持ちを送ります。

三つ、見知らぬ誰かの幸せも祈る。同じ町に暮らす人々が穏やかでありますようにと、対象を広げてみましょう。

四つ、不安をあおる気持ちを手放す。恐れや責める思いではなく、安心と信頼の心で祈ることを心がけます。

五つ、祈りの心を行動に重ねる。防災の備えや近所への声かけなど、できる支度をしておくこと自体が祈りの形になります。

祈りは、私たちが地域に贈れる静かな贈り物

祈りで災害そのものを無くすことはできません。

それでも、よい祈りは大難を小難に、小難を無難へと変えていく確かな力を持っています。

大切なのは、誰かを責めることではなく、一人ひとりが穏やかで温かい祈りの心を育てていくことです。

その心が幾重にも重なったとき、私たちの暮らす土地は、目に見えないやさしさにそっと包まれていくのだと思います。

あなたの今日のひと祈りが、その地域を守る光のひとつになります。

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