
※2026年5月2日に加筆・再構成しました。本記事は2014年5月、ASKAさんが薬物使用の疑いで逮捕された当時に書いたものです。後の経緯やご本人の歩みについては、本人の発信や報道をご参照ください。
「あの感性豊かな人が、なぜそんな道に」――ニュースを見て、そう胸を痛めた方も多かったのではないでしょうか。
チャゲアスのASKA(飛鳥涼)さんが薬物使用の疑いで逮捕され、メディア等を騒がせる出来事がありました。
今回はASKAさんに関する出来事を題材に、「創造する魂が抱える孤独」という、より普遍的なテーマについて書いてみたいと思います。
『SAY YES』の歌詞に滲む、宇宙からの魂の感性
CHAGE&ASKAの代表的な名作に『SAY YES』には、以下のような歌詞があります。
「言葉は心を越えない とても伝えたがるけど心に勝てない」
昨日の記事でも書いていたように、宇宙由来の魂にとって、言葉でのコミュニケーションにたいへんストレスを感じたり、苦痛であったりすることがあります。
ですので上記の歌詞には共感できる点があり、ASKAさんご自身も、もともとは宇宙からの魂なのかもしれません。
言葉では伝えきれない感情を、音楽というもうひとつの言語で表現してこられたお一人だったのだと感じます。
宇宙からの魂が抱える、現実への適応の難しさ
宇宙からの魂の場合は、その疎外感や孤独感、周囲との孤立や、溶け込めなさなどから、現実に適応できなくなり、逃避行動をする可能性が考えられます。
これは決して特定の方を批判する話ではなく、感受性が高く繊細な魂が直面しがちな霊的な課題として書いています。
物質世界の枠の中で生きること自体が、宇宙系の魂にとっては常に小さな摩擦と疲労を伴うものなのです。
ASKAさんの場合は、歌の創作をされていますので、作曲の働きを手助けすると考えてか、創作のストレスが加わって薬物を用いてしまったのかもしれません。
「心に開いた穴」と、そこに寄ってくるもの
影響力のある方が薬物を使用していたことは、社会的にも大きな出来事ですので大変残念でした。
しかし同時に、これは「個人の弱さ」だけでは語れない、霊的な背景があることも見ておく必要があります。
人の持つ心に開いた穴に光の当たらない影ができ、その闇に引き寄せられるように、悪事をそそのかす人がよってくることがあります。
ASKAさんと、それを取り巻く人々のあいだで起きていた出来事も、両者の闇の合わさるところで問題が深まっていったと感じられます。
これは個人を一方的に責めるためではなく、「私たちの心に穴が開きそうになったとき、何で埋めるか」を慎重に選ぶ必要があるという、霊的な戒めとして受け止めたい話です。
創造する魂が、薬物以外の方法で穴を埋めるために
芸術家、作家、研究者、表現者――創造の仕事に身を捧げる方々は、しばしば普通の感受性では耐えられないほどの孤独と緊張を抱えます。
そうした方々が、健全な形で自らの穴を埋めていくための工夫を、いくつかお伝えします。
1. 自然の中に身を置く時間を意識的に持つ
週に一度でいいので、森・海・川など自然のある場所に身を置いてください。
自然は創造する魂にとっての最良のセラピストです。
2. 「分かってくれる少数の人」と深く繋がる
大勢に分かってもらおうとせず、本当に深く理解しあえる一人か二人と、静かに繋がっていてください。
それだけで、孤独感は驚くほど和らぎます。
3. 祈りや瞑想を、創作の前後に置く
作品作りの前に三分の祈りや瞑想を挟むだけで、降ろされる霊感の質が格段に整います。
更生への静かな祈り
ASKAさんには更生されて、よきものを提供されるように願っています。
一度の過ちで人を断罪するのは、霊的にもっとも避けたい姿勢です。
私たちの誰もが、心の闇に手を引かれそうになる瞬間を持っています。
だからこそ、立ち上がろうとする方の歩みを、厳しい目ではなく温かなまなざしで見守ること。それが、社会全体の波動を整える最も静かな力になります。
誰かの過ちを耳にしたときの、三つの心の置き方
一つ目は、「すぐに断罪せず、その奥の苦しみを思うこと」です。
ニュースの見出しの奥には、必ずひとりの傷ついた魂がいます。
二つ目は、「同じ罠が自分にも仕掛けられているかもしれない、と謙虚に振り返ること」です。
「自分は大丈夫」と思った瞬間、心の隙が一番大きく開いています。
三つ目は、「立ち直ろうとする人を、心の中で応援すること」です。
声に出さなくても、祈りは確かに届いています。
失敗の先に、再びの光があります
どのような魂も、どのような失敗を経ても、再び光に向かって歩み始める可能性を必ず持っています。
ASKAさんの音楽が長く愛されてきたように、その魂もまた、これからの人生で新しい形の光を、世界に届けていかれることを願っています。
明日もどうか、ご自身の心の小さな穴を、温かいもので大切に埋めてあげてくださいますように。
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