2021年4月29日木曜日

親の愛情不足の思いが大人になって生む問題



子ども時代に親から十分に愛情を注がれなかったり、認められなかった経験をされた人は多くいるでしょう

ご両親から子どもの頃に、あまり愛情を与えられなかったと感じることで、その後の人生に影を落としてしまう事があります

父親や母親から、十分な愛情を注がれなかったという思いを引きずっていると、大人になっても何らかの問題が出てきたりします

子どもの頃に得られなかった愛を求めてさ迷う人となる場合があります

おもな傾向性としては特に父親の愛情が不足であった場合には、世の中に認められたいという承認欲求が歪んだ形で出てくる事があります

承認欲求というのは「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求です

ですから、有名な大学を出たり、一流会社に勤める事で世間に認めてもらいたいと思ったり、会社で出世や評価されたい欲求が強くなります

たとえば父親から認めてもらえなかったという思いがあった場合に、会社で認められたい、世の中に認められたいという思いが強くなります

もちろんそれが発奮材料となって、成功される方もいるのですが、心の中が十分に消化しきれていないと、本当に幸福な状態にはなれません

父親から認められなかった思いが、会社で上司から認められて、優秀だと思われたいと固執したり、世間から認めてもらおうとして必死になっていきます

子どもの頃に、親などから「お前はダメだ」とか否定されたり、褒められることがなく、無視されるような態度を取られたりした場合には、こうした承認欲求が大人になっても高まる場合があります

子どもと言うのは、親から褒められることで、物事にチャレンジして成果を得られることが嬉しいと感じて成長します

たとえば勉強して成績が上がると親から褒められるため、頑張って勉強して認められようとします

それが親から褒められたり、認められる時間が少ないと、物事にチャレンジして承認欲求を満たすという事が不十分になっていきます

すると大人になってから歪な形で社会に認められたいとか、承認されるために何でもするような事をしてしまう場合があります

最近では一流大学を出て認められたいというよりも、SNSで話題になったり、評価されたいと願う人も多いでしょう

たとえばいまはYouTubeやインスタグラム、TwitterなどのSNSを使って、多くの人からフォローされたり、「いいね!」をおしてもらう事に生きがいを感じる人もいます

「世の中から認められたい」「注目を集めたい」という思いからしていますが、父親などから認められたいという思いがもとにあると、それが行き過ぎた行動になる事もあります

なかには他人に迷惑となるような行為をして注目をあつめ、視聴率を稼ぐような方もいるようですが、それにはやはり歪んだ承認欲求が隠されていると感じます

こうした承認欲求は、おもに他者からの承認を得たいとする欲求が強いです

他人から称賛されたり、褒められたり、地位や名誉が欲しいと願います

父親から認められなかった分を、努力で穴埋めするのではなくて、こうした安易なやり方で注目を集めようとする場合があります

一生懸命に認められたいと願っても、世の中はなかなかすぐには認めてくれませんので、そこで欲求不満になる事が多いです

「周りの人が認めてくれない」「自分の価値が分からない」といって悩む事となります

とくに父親が優秀な方で、世間から認められているような方の場合に、子どもにとって高いハードルとなって感じて、そうした違った方向に進む場合もあるでしょう

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そういうことで迷惑系の動画をあげたり、炎上商法と言って、人から批判されるのを分かってあえてするような事をして見たりする者もいます

何か世間を騒がす事で注目を集めるのは簡単ですが、批判も高まってきて不幸の種にもなります

努力を積んで世の中から認めてもらうのは時間がかかりますし、たいへんなので、手軽に人気を得ようとして世間を騒がせたりするわけです

そうした方法は人々の注目を集めるのに簡単に成功できるでしょうが、注目を集めることが目的になってしまっている部分もあります

人々の注目を集めたとしても、それが世の中にとって悪影響であるなら、マイナスの存在価値となってしまいます

人が地球に生まれたのは、少しでも世の中にプラスをもたらすためであって、あなたが生まれたことで世の中が悪くなってはいけません

あなたが地球に生まれてきた事で、すこしでも良くなったと言えるような生き方をする事が、魂の願いなのです

子どもが不良行為をするなかにも、間違った方法ですが、大人から注目を集めたい、自分を見て欲しいという思いが潜んでいます

迷惑系や炎上商法にも似た所があります

人のしない事をやってのけたら、面白がられて多くの人に見てもらえますが、同時に批判も高まっていきます

正当な評価でない部分に関しては、周りからの評価は厳しくなるものです

そのように周囲に迷惑をかけても注目を集めようとしたり、固執するあまり間違った手段を使う事があります

父親から認めてもらえなかったと言う場合に、かわりに会社の上司からにもめてもらおうとして、ゴマをすったりご機嫌うかがいをして気に入られようとする人もいます

それで実際に上司から認められるようになったとしても、周りからの批判が高まっていくでしょう

正当な手段で得られた承認でない場合には、周囲からの批判が強くなってしまいます

そのため承認を得たいという欲求が、苦しみに繋がっていくのです

自分を振り返ってみて、こうした承認欲求が深く根差していないか反省してみましょう

親から認められたいという欲求が、満たされない思いとなり、強い承認欲求になっていないかを反省してみるのです

心の中のわだかまりが整理されると、こうした欲求もしだいに治まってくるでしょう

そして他者欲求から自己承認に切り替えたらいいと思います

他人から認められることを求めるのではなく、自分で自分を認められるようになる事です

もっと自分を好きになり、認められるようになっていけば、他者からの欲求を求め過ぎずに済みます


母親から愛されなかった、愛情が不足したと思った場合には、男性であれば家庭的でない女性や、あまり愛情の深くない方にひかれる傾向が出ます

自分の事を傷つけたり、愛情の無い行為をする人をあえて好きになる事があるのです

女性の場合ですと、母親からの愛情を不足したと感じて生きていると、ご自身も家庭的でない方になる事があります

男性的に社会で認められるような生き方を望んだり、普通に家庭に入って幸せな生き方を否定することがあります

そのため結婚とは繋がらないような男性との縁をつくったりします

これらの根本にあるのは「満たされない思い」です

愛を求めつつ、自分では発することは出来ずに、周りから求め続けます

砂漠の砂が水を吸い込むように、周りから愛を吸い取っていきます

本当に幸せになりたいのなら、まずは満たされない思いを止めなくてはなりません

同じ環境にあっても、人によっては感謝して生きている人もいます

どのように感じるかはその人自身の問題でもあるのです

過去の問題から決別して、自分の人生を歩んで行かなくてはなりません

不足をいつまでも数えていては、満たされる事は永遠にありません

まずは与えられたものを数えてみましょう

感謝できることを思い返してみます

そうして今度は自分にできることを考えて見ましょう

不足を嘆く人生から、分け与える人生へと切り替わっていく事です

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1 件のコメント:

  1. 昨日のブログ関連記事には、心理学の承認欲求でした。
    大人になっても、自分を認めず、周囲へ認めてもらうために
    手段を選ばなくなりますね。
    これは霊的真理からも、強く学ぶべきことであり、
    損失は計り知れません。
    波動同通。

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