あらましは以下のような内容です
麦畑にヒバリの親子が住んでいます
そこに麦畑の持ち主の農夫がやってきて言います
「もう収穫する時期だから、明日にでも友達に頼んで刈り取ろう」
これを聞いたヒバリの子どもは親ヒバリに言います
「大変だ、もうすぐ麦畑は無くなって住めなくなるから、引っ越さないと」
すると親ヒバリは言いました
「まだ大丈夫」と
確かに親ヒバリの言う通り、明日になっても農夫は現れず、刈り入れはされませんでした
またしばらくしてヒバリの親子の住む麦畑に農夫がやってきます
「もうすっかり麦は実っている、明日にでも親戚に頼んで、刈り入れしよう」
それを聞いて子供のヒバリはまた心配になりましたが、親ヒバリは前と同じように「まだ大丈夫よ」と言います
それから数日後、もうすっかり実がなって、すでに落ちてしまっているものも出てきた畑に農夫がやってきます
「これは大変だ、明日にも自分たちで刈り取ろう」
農夫の言葉を聞いた親ヒバリは、ヒナたちに言いました
「さあ、子どもたち。新しい所に引っ越さなくてはいけないよ。人間が自分でやろうと決めたときこそ本当のときだからね」
そういって親子のヒバリは新しい所へと引っ越していき、実際に農夫と息子は翌日に刈り入れしました
この話は私たちに何を教えてくれるでしょう?
人間は何かに頼ったり、他人任せにしているうちは、何事も成せずに、自分からやろうと行動に移した時に、現実となる事を言っているのでしょう
人間はともすると、言い訳をしてしまい、自分に甘くなってしまいます
「まとまった時間が出来たらやろう」
「周りが応援してくれたらやろう」
「手伝ってくれる人が出てきたらやろう」
「気分が乗ってきてからやろう」
そういって物事を先送りにして、手付かずで過ぎることがあります
自らやる気を出さずに、他人まかせ、運命まかせの言い訳をしてしまいがちです
しかし、偉業を成した人や、優れた成果を出した人は違っています
よく海外の発展途上国に日本人が行って、その地域を発展させたり、生活が良くなるのに成功した人の話が出てきます
そうした話にはまるで共通するパターンがあるかのようなストーリーがあります
行った日本人は、村人たちの事を考えて、一生懸命に何かをするのですが、はじめは村人たちに理解されず、協力してくれる人もわずかしかいません
ですが、根気強く一生懸命に努力を重ねる日本人を見て、やがては反発していた村人たちも手伝うようになり、やがて成功を収めていくというものです
ここにはひとつの成功パターンが秘められているでしょう
つまりはじめから周囲の協力や理解があって始めるのではなく、自分が努力し一生懸命に人のためを思って働くことで、徐々に賛同者も増えていき、事業は成功していくというものです
これはボランティアに限らず、営利事業でも一緒でしょう
金銭的な余裕があればとか、優れた人材がいれば成功するというものではなく、社長自らが社員を背負て働くくらいの気概が無いと、なかなか成功は続かないものです
トップが情熱をもって、世の中のためになる事を信じて努力してこそ、周りの人も感化されて協力してくれます
はじめから賛同者がいればやるとか、協力者がいれば出来るとは考えてはいけないでしょう
強い熱意があってこそ、成功の運命は手に入れられるものだと思います
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