昨日はテレビで「2018年 プロ野球ドラフト会議」の内容が放送されていました
これはプロ野球の球団が、その年にはいる選手を獲得するため、くじ引きで交渉権を獲得するというものです
プロ野球球団はいくつもありますから、高校野球で活躍したような優秀な選手には、多くの球団が求めることになります
そこで同じ選手を他の球団と被った場合に、抽選で決めようというのがドラフト会議ですね
これは当たり前のように行われていますが、自由主義社会ではおかしな風景と言えます
まるで人間をセリに出して売買しているような感じを受けます
本来であれば、当の選手が自分の行きたい球団を決めて、そこと契約すればいいわけです
それをドラフト会議で決めるというのは、選手の選択の自由を否定した、奴隷売買に近い制度だと思います
日本は自由主義社会ではあるのですが、ところどころに社会主義的なシステムがあって、このドラフト会議も日本的な社会主義の現れのように感じられます
おそらく理屈としては選手に自由に選ばせていては、人気の球団にみんな集まってしまうため、平等に選手を配るためにやっているという考えでしょう
これは自由な競争を阻害して、平等を求める悪しき考えが含まれていると思います
たとえば、女性の人権がないがしろにされている国で、「結婚できない男性がいるのは不平等だから、平等に結婚できるように、未婚の女性をくじ引きで選んで、結婚相手にしましょう」とされたらどう思いますか?
くじ引きで誰と結婚させられるか選ばれて、自分で誰と結婚するか選べないとなったら辛いでしょう
もちろんドラフトでは交渉権を得ても拒否することもありますが、やはり選手が自由に選べないのは人権の侵害でしょう
あるいは、就職したい人がいて、どの会社に入るかは自分で選べずに、会社側が勝手に抽選していって、会社が求める人材を勝手に選んでいくようなものと言えるでしょう
自身は思い入れがあってあの会社に入りたいと思っても、別な会社が権利を得てしまうようなものです
人気の球団に集まってしまうといっても、世の中の就職や結婚でも、それで互いに面接や交際をおこなって、自分に合うところ同士で決まっていくようになっていくわけですから、野球だけ特別視するのはおかしいでしょう
常識を疑う目からすると、そうした首をかしげるような物事に見えてきます

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