失敗を経験したあと、もう同じように苦しみたくないと思い、心の扉をそっと閉めてしまうことがあります。
その気持ちは、私にはよくわかります。
傷ついた経験があるからこそ、人は自分を守ろうとします。
けれど、扉を閉めて部屋の中に閉じこもってしまうと、苦しみだけでなく、希望も可能性も入ってこられなくなってしまうのです。
同じ扉から、痛みも入ってくるかわりに、光も差し込んできます。
痛みだけを締め出すことは、残念ながらできません。
痛みを拒もうとして扉を閉ざすと、私たちの未来を照らしてくれるはずの光まで、いっしょに閉め出してしまうことになります。
だからこそ今日は、その扉をもう一度ひらくための心の準備について、ゆっくりお話ししたいと思います。
希望は、内に宿る松明の光
私たちの心を明るくし、未来を照らしてくれる光があります。
それは、どこか遠くにあるものではありません。
一人ひとりの内側に、最初から宿っている希望という光です。
暗い夜道を歩くとき、人は松明を掲げます。
足もとを照らす炎があれば、先がまったく見えない道でも、一歩ずつ進んでいくことができます。
希望とは、その松明のようなものです。
闇夜を照らし、私たちを明るい未来へと導いてくれる炎が、あなたの胸の奥にも確かにともっています。
希望があるからこそ、私たちは暗い夜道を、松明を掲げて歩んでいけます。
失敗を恐れて扉を閉めているとき、その炎は見えにくくなっています。
けれど、消えてしまったわけではありません。
扉を少しひらけば、その光はまた未来を照らしはじめます。
心が深く傷つくのは、魂が悲しみの歴史を持つから
人の心は、はたから見れば些細に思えるような出来事でも、深く傷つくことがあります。
なぜ、それほどまでに痛むのでしょうか。
それは、一人ひとりの魂が、長い悲しみの歴史を抱えているからです。
これまでの歩みのなかで、私たちは愛する者との別れを経験してきました。
時には、自らの過ちによって、人を傷つけてしまったこともあります。
そうした魂の傷は、消えたように見えても、心の奥に静かに残っています。
そして新たな出来事に出会ったとき、その古傷がよみがえるように思い出され、痛みを感じます。
今のできごとが、過去の痛みの記憶に触れるのです。
だから、小さなことのように見えても、本人にとっては魂をゆさぶるほどの痛みになります。
あなたが深く傷ついてきたのは、心が弱いからではありません。
痛みの根源を見つめ、理解することが癒しになる
では、その痛みとどう向き合えばよいのでしょうか。
痛みを負うことを恐れて扉を閉めてしまうのではなく、自分が深く傷つく、その根源を見つめてみることです。
なぜ、この出来事がこれほど自分を苦しめるのか。
その奥にどんな古い傷があるのか。
原因を理解していくと、傷は少しずつ癒えていきます。
自分を理解するという営みは、そのまま癒しの時を迎えることにつながっているのです。
急ぐ必要はありません。
無理に思い出そうとしたり、力ずくでこじ開けようとしたりしなくてかまいません。
ただ、痛みから目をそらさず、そこに自分のまなざしを向けてあげる。
それだけでも、閉ざしていた扉はゆるんでいきます。
今日からできること
一つ、閉めている扉に気づきます。失敗を恐れて避けていることがないか、心のなかをそっと見渡してみてください。気づくだけで、ひらく準備が始まります。
二つ、痛みの根源をたどります。今つらいと感じる出来事が、過去のどんな傷とつながっているのか、静かに思いをめぐらせてみましょう。
三つ、自分を責めるのをやめます。もし長いあいだ自分を責め続けてきたなら、もう、その人を許してあげてください。十分すぎるほど苦しんできたはずです。
四つ、内なる希望にふれます。胸の奥にある松明の光を思い出し、その炎がまだ消えていないことを感じてみてください。
五つ、扉を少しだけひらきます。大きく開け放つ必要はありません。光が一筋差し込むくらいの隙間で十分です。
許しと受け入れが、新たな道をひらく
もし、あなたが自分を責め続けているのなら、もうその人を許してあげてほしいと思います。
過ちを犯したことも、誰かを傷つけてしまったことも、別れを止められなかったことも、すべてあなたの魂の歴史の一部です。
その歴史を抱えながら、ここまで歩いてきたのです。
自分を許し、理解し、そのまま受け入れること。
それができたとき、人は新たな道へと進んでいけます。
失敗を恐れて締め切っていた扉が、ふたたびひらきます。
新たな可能性の扉をひらけば、希望の光がまた差し込んできます。
その光を松明のように手にして、あなたは明るい未来へと歩んでいけます。
失敗を恐れて未来を締め出さないでください。
あなたを照らす光は、ずっとあなたの内側にともっています。
応援いただいたあなたに、幸せが届きますように祈ります
このブログでお伝えしているのは、魂の旅路への入口となる話です。
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ブログには書けない霊的な実践も、ここでお話ししています。
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