陰謀論の真実
陰謀論というのが世の中には多く存在しいます
何か一つの組織が、世界を影で動かして、人間を牛耳っているとするものです
その組織というのが有名なところではフリーメーソンであったり、イルミナティーとよばれる秘密結社などであるとされたり、またはアメリカの影の政府組織が動いていると言う話しもよく聞きます
陰謀論者の方の意見としては、その組織によって世界は思い通りに動かされているとされておりますけど、実際の世界情勢は、様々な人々の思惑や集合想念によって動かされ、形作られているため、複雑な動きをしています
よって特定の組織のみの意向によって動かされていると言うのはなく、たえず複数の力が綱引きをしている状態で、複雑なのです
それでは、そうした陰謀論がまったくの出鱈目かというと、そうではなくて、一部にはそうした動きをしていることもありえます
ある組織が、自分たちの思い通りに世の中を動かそうとしていることはありえるでしょう
ですが、そのように一つの組織がすべてを牛耳れるということはないです
ですので、陰謀論では、そうした組織の願望を、現実であるかのように語っているところがあります
例えば、ある暴力団組織が、自分たちが日本を牛耳っていると、うそぶいて言ったことを真に受けて、影ではすべてその暴力団が支配しているのだと喧伝しているような状態と言えるでしょう
そうした陰謀論を語っている人の本を読んでみると、その作者は、警告の意味として語っているつもりでいるかもしれませんが、潜在意識としては、その指摘する組織の思惑と同じ願望を潜ませていることがあります
例えば、聖書にあるような世界最終戦争をたくらんで起こそうとする組織があると警告する作者自身も、そうした終末を潜在意識で望んでいることがあるのです
また、必要以上に相手の実力を持ち上げることで、かえって相手組織の宣伝や、張子の虎で大きく見せて、相手に組してしまう結果にもなかねません
ですので、実際に裏で動いているものの存在を指摘することも重要ですが、その際に、必要以上に相手を大きく描いたり、恐怖心を煽り過ぎないように注意する必要があるのだと思います
世界は闇側に支配されている!?
巷で囁かれている陰謀論では、世界は悪の組織によって操作されているとの印象を人々に植え付けてしまっています
はたしてそれは事実なのでしょうか?
陰謀論の問題については上記の記事で書きました
誇張して言うことで、相手の影響力を誇大に宣伝して、助長させてしまう点があるということを指摘しました
今日はさらに別な注意点を述べたいと思います
かつてヒトラー率いるナチスドイツが、ユダヤ人を迫害したことは皆さんもご存知でしょう
ユダヤ人を迫害する根拠としたものの一部として「シオンの議定書」と言うのがあります
この書を簡単に言うと、ユダヤ人は世界征服を狙っているとする、現在にも繋がる陰謀論の元のような書ですが、実際には偽書とされています
これを根拠にしてナチスはユダヤ人を迫害いたしましたが、実はナチスドイツそのものの影を投影してみていたのです
ユダヤ人が世界征服を狙っていると言っていましたが、何のことは無い、ナチスドイツそのものが世界征服の野望を抱いていて、それを相手に投影してみていたのです
このように陰謀論を述べる人の中には、ご自身の闇を、相手の組織に投影して発言している人がいます
同様なことは日本人にも向けられました
かつて『田中上奏文』という偽書が出回り、日本人が世界征服を狙っているとする陰謀論が広まりました
日本と戦争した当時のアメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトは、同様な内容の日本人陰謀論を聞き、それを信じて日本人に敵意を感じました
そうした陰謀論を信じたルーズベルトの敵意が、日本との開戦に向かわせ、都市部への大空襲や、原爆投下など、ナチスと同じホロコーストへと繋がっていきました
かつて中世のヨーロッパでは、魔女狩りといって、悪魔と通じていると疑われた人が、拷問されて殺される事件がおびただしくありました
これなども、亡くなられた方は悪魔に通じていたと見られていたのでしょうが、こちらも実は、密告者や、執行人の心にある闇が魔に通じていて、それを他人に投影していたのです
現在でも霊能者などでよく人のことを悪霊が憑いているとか言ったりする人がいますが、これなども、実は自分に憑いている魔を、他人に投影して攻撃している場合が多くあります
そのように、陰謀論では、ご自身の中にある闇の部分や、世界の破滅を望むような潜在意識が、相手に投影されて見ている場合もあるので、そこは注意しないといけません
陰謀論にはまるスピリチュアルな背景
ユダヤの陰謀論などを唱えている人を拝見すると、その淵源には前世の影響などのスピリチュアルな背景が感じられることがあります
たとえばキリスト教にはかつて異端として滅ぼされた、グノーシス派というものがあることを紹介した事があります
このグノーシス派というのは、この世を創造した、旧約聖書に出てくる創造の神は、実は
悪神でり(あるいは劣った神)、イエス様が天の父と呼んだ存在こそ、至高神であるとする考えを持っていましたつまり一神教ではなく、複数の神を認めて、その中でも最も優れた存在が天の父であり、この世を作り支配する旧約の神は、劣った存在だと考えたのです
これは完全に間違いというわけではなく、実際に旧約に出てくる創造神とされる神は、シュメール神話のエンリルという存在をもとにしていて、この神は人類を罰する考えや、破壊の側面を持っていて、その上には天空神のアヌという存在がいることが語られています
この神々の王とされるアヌこそが、イエスの説く天の父であり、旧約に出てくる創造神とされるのはエンリルと呼ばれる存在だと言えます
ですのでグノーシス派では、エンリルを唯一の神とは認めず、劣った神としていました
エンリルが創造した世界は低次の世界であり、悪意が支配すると考えたわけです
そう考えると、陰謀論によって、悪意ある存在がこの世を支配しているとする考えの淵源の一つがここにあることが分かるでしょう
陰謀論者の中には、前世においてグノーシス派であった者がいるように感じられます
グノーシスについてより詳しくは、下記の関連記事を参照ください
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