選挙が近づくたび、各党はバラマキ政策を競い合います。
国がお金を大量に配ることで、一時的に生活が楽になったように感じるかもしれません。
しかし、それは「水面に浮かぶ泡」のように儚いものです。
現実には、お金の価値が下がり、やがて物価は上昇します。
特に日本のように自国通貨で借金を賄っている国では、財政破綻は表面上起きませんが、その代わり“お金の価値の下落”という形で代償がやってきます。
日本は財政破綻などしないから大丈夫だという一面のみの事実を捉えて、バラマキを主張するところも多いですが、もう一面を見落としています。
つまりお金の価値が下がるイコール結果的に物の値段があがり、もらえるお金よりも生活費ががかさみ、生活はより苦しくなるという悪循環です。
通貨の下落は「見えないインフレ税」とも呼ばれ、国民が知らぬ間に財布からお金が奪われていくのと同じことです。
「一時的な恩恵=バラマキ」を与えることで国民の支持を得ようとする――この現象は、実は日本に限った話ではありません。
歴史を振り返れば、世界中の多くの国で繰り返されてきた“誘惑”でもあるのです。
ジンバブエでは2000年代初頭、政府が次々と現金を給付し、財政赤字を穴埋めするために大量の紙幣を発行しました。
一時的には国民の生活を助けるかのように見えましたが、通貨価値は崩壊し、最終的に「100兆ジンバブエドル紙幣」が登場するほどのハイパーインフレを招き、人々の生活は破壊されました。
トルコもここ数年、選挙前に給付金や公共料金の引き下げなど“人気取り政策”が繰り返されました。
しかし、慢性的なインフレと通貨安が進み、物価高によって一般市民の生活はより厳しいものとなっています。
また歴史を振り返ってみましょう。
古代ローマ帝国でも、財政悪化を補うために貨幣に含まれる銀の量を徐々に減らし、“実質的な通貨の価値切り下げ”を行いました。
結果、物価が急騰し、帝国は分裂と衰退の道をたどりました。
目先の“埋め合わせ”は、結局、社会全体の混乱と衰退につながったのです。
このような事例は、「目先の利益に振り回される人々」の末路を、私たちに教えてくれます。
バラマキ政策は、外側から与えられる「一時的な幸せ」に私たちを依存させ、
本来の自助努力や助け合いの精神を弱めてしまう危険があります。
外国や歴史の事例からも学べるのは、「安易なバラマキは、必ず大きな副作用をもたらす」という厳粛な真実です。
今こそ、外から与えられる物質的な恩恵に頼るのではなく、一人ひとりが自ら努力し、自助の力で未来を切り拓いていくことが大切です。
「知恵」「工夫」「感謝」「助け合い」「成長」といった内なる豊かさを磨きながら、
自分自身の力で新しい道を築いていくことで、
社会全体もまた調和と繁栄へと進むことができるのです。
インフレという苦しみの中にも、私たちは“魂の目”で世界を見直し、
本当の幸せと豊かさを問い直すことができます。
歴史が繰り返す「物質の罠」から学び、
この国が――そして世界が――
真に成熟した“魂の共同体”へと進化していくことを、
今こそ私たち一人ひとりが意識していきたいものです。
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