ダニオン・ブリンクリー氏は25歳の頃、電話中に電話線を伝って落雷にあい、身体が弾き飛ばれてしまいました
彼は救急車で運ばれたのですが、その途中で応急手当ての甲斐もなく死亡宣言されました
ところが三十分後に奇跡的に遺体安置所で息を吹き返したのです
完治するまで2年の歳月のかかる重体でしたが、やがて回復してからご自身の臨死体験をかたります
彼は臨死体験で光の存在に出会ったことと、人生の回顧についても話しています
光の存在に包まれた彼は、そこで自分の人生回顧のパノラマを見ます
それはとても鮮明な記憶として蘇ったそうで、生まれた時に取り上げた医者の鼻毛の数まで数えられるほどだったと言います
さらにその場に立ち会った者たち皆の名前も個人的な情報もみんな分かったと言います
そのように生きているうちではわかりえない情報まで鮮明に思い起こされたと言います
彼は人生で悪行の数々を思い起こします
子供の頃にイジメた子を殴った事や、学校で強いと言われていた子に乱暴を働いた事
注意した先生を殴りつけたり、なかでも最悪の思い出は障害のある子供をいじめた時のものだったそうです
単に自分の体験を思い起こすのではなく、相手の中に入り込んで、その人が自分から受けた行為によってどれだけ傷つき、苦しい思いをしたのかまで感じ取りました
被害にあった相手の立場での感覚も回顧されるのです
さらに彼は大人になってからベトナム戦争に従事した経験があるそうです
戦争では敵を狙撃して倒した経験を、相手の立場になって感じ取ることになりました
彼に打たれて亡くなった時に、もう二度と家に帰れないと分かった時の悲しみや、残された家族の悲痛まで自分の事のように感じ取れたのだそうです
さらに敵を殺害するためにホテルを爆破した経験もあり、滞在客五十人ほどが巻き添えとなりました
その時は「敵と共にいたのが悪いのだ」と笑い飛ばして、良心の呵責もなかったそうです
ですが臨死体験での回顧では、死んだ者たちやその家族の苦しみ、さらに未来の世代が受けた被害まで感じ取って、心底恐怖したそうです
この時の人生回顧はどのような特徴があったかというと「自分と相手の思いだけでなく、それに反応した第三者の気持ちも感じ取る」、「何をしたかよりも、なぜそうしたのかという理由の方がはるかに重要」ということでした
このような人生回顧でブリンクリーが自身の悪行を思い起こしている間、光の存在は彼を裁いたり非難するのではなく、始終無条件の思いやりのエネルギーを送り続けてくれました
彼がはこの時に学んだのは、人生で最も大切なことは「人にどれくらいの愛情を与えてきたか」と「人からどれくらいの愛情を受け取ってきたか」であることでした
その後奇跡的に生還した彼は、人が変わったように人助けの人生を送るようになりました
彼はその後も二回の臨死体験をします
つまり合計三度の臨死体験をして、その経験を本にして全米でベストセラーになります
日本でも「未来からの生還―臨死体験者が見た重大事件」として訳出されています
昔から死後には自分の人生を回顧させられ、反省するという話があります
このブログでも仏教説話として閻魔庁にある浄玻璃の鏡に生前の行いが映されるという話を紹介しました
世界各地に同じような話が昔から語り継がれており、それは昔話の迷信ではなく、実際に起こる事なのです
彼の話も参考になると思いましたのでご紹介しました
新刊『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
