「あの人はどうしていつも、運がいいのだろう」――そう感じたことはないでしょうか。
同じような時代を生き、同じような環境で育っているのに、なぜか「運に味方される人」と「運に見放されているように感じる人」がいます。
これは決して、生まれつきの差ではありません。
私はスピリチュアルブロガーとして長年、多くの方の人生を見つめ、また自身の歩みのなかで気づいたことがあります。
それは、運の良さは「魂のあり方」と「日々の心の習慣」によって、誰にでも育てていけるものだということです。
今回は、脳科学者・中野信子さんの著書『科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク出版)にヒントを得つつ、運のいい人に共通する五つの習慣を、私なりに霊性(スピリチュアリティ)の視点から読み解いていきます。
運のいい人に共通する五つの習慣とは
脳科学的にも、霊的にも、運のいい人にはいくつか共通する特徴があります。
それは、特別な才能でも、強運の星のもとに生まれることでもありません。
日々の小さな選択と、自分自身との向き合い方に、その人の運の流れは表れているのです。
ここからは、そのエッセンスを五つにまとめてお伝えします。
1. 自分自身を大切に扱う
運のいい人は、まず自分自身を大切に扱っている方です。
愛車をていねいに磨くように、自分の身体、住まい、時間、言葉づかいに心を配っています。
なぜそれが運につながるのでしょうか。
スピリチュアルの視点で言えば、あなたの肉体と暮らしは、魂が宿る神聖な「神社」です。
その神社を粗末に扱えば、神(あなたの本質)も静かに居心地を悪くされます。
反対に、自分自身を尊重して扱う人のもとには、自然と人も、ご縁も、機会も集まってきます。
周囲の人は、あなたが自分をどう扱っているかを無意識に見て、同じように扱うからです。
2. 不安と素直に向き合う
「自分はできる」と無理に思い込もうとする生き方は、長くは続きません。
運のいい人は、できないことは「できない」と素直に認める誠実さを持っています。
不安があるなら、それをノートに書き出してみる。信頼できる人に打ち明けてみる。
こうして不安を光のもとに出すことで、心の中の重しが少しずつ溶けていきます。
霊的にいえば、不安は「魂からのお知らせ」です。
どこか無理をしている、本心とずれているという、優しいサインなのです。
それを「ないこと」にして突き進むのではなく、静かに耳を傾け、抱きしめてあげる人のところに、やがて運は流れ込んできます。
3. なりたい人物を素直に学ぶ
運のいい人は、ロールモデルを持っています。
「こうなりたい」と思える方の話し方、考え方、所作、ふるまい――そうしたものを素直に真似ながら、自分の中に取り入れていくのです。
これは、決して「自分を捨てて他人になる」ことではありません。
スピリチュアルの観点からみると、これは「自分の中に眠る魂のテンプレート」を呼び覚ます行為です。
素晴らしい在り方に触れ続けると、私たちのオーラの色も、波動も、自然とそれに調和していきます。
結果として、似たような波動の出来事や、ご縁が引き寄せられてくるのです。
4. 世間の毀誉褒貶(きよほうへん)に振り回されない
運のいい人は、自分の幸せのものさしを、自分の中に持っています。
「世間からどう見られるか」「あの人より上か下か」――そうした外側のものさしに振り回されない強さがあるのです。
誰かに褒められたから幸せ、誰かに批判されたから不幸――そんな浮き沈みを繰り返していると、心はやがてくたびれてしまいます。
霊的にいえば、本当の幸福は「魂が今日、どれだけ愛と気づきを生きられたか」に宿ります。
評価されてもされなくても、そこに静かな感謝と笑みがあれば、その人の運命は確実に良い方向へとひらかれていきます。
5. いつも夢を思い描く
運のいい人は、いつも心のどこかで「こうなったらいいな」という夢を思い描いています。
明確な夢がなければ、たとえ目の前に幸運の矢が飛んできても、それと気づかず見過ごしてしまうのです。
スピリチュアルにいえば、夢を描くこととは、未来の自分のもとへ「光の通路」を開いておく行為です。
守護霊さまや天使は、私たちが描いたビジョンを目印にして、必要な人や出来事を運んできてくださいます。
壮大でなくてかまいません。
「あんな家に住めたらいいな」「こんな仕事ができたら嬉しいな」――その小さなビジョンの種を、心の中で大切に温めてあげてください。
運の良さは「波動」によって決まる
こうして五つの習慣を見ていくと、共通しているものに気づかれるのではないでしょうか。
それは、すべて「波動を整える」習慣だということです。
スピリチュアルでは、私たちは魂から発する目に見えない波動(エネルギー)に応じて、出来事を引き寄せていると考えます。
自分を大切にする人、不安と向き合える人、素晴らしい人から学べる人、外の評価に揺らがない人、夢を描き続ける人――。
そうした方々の波動は、明るく、澄んでいて、あたたかいものです。
宇宙の法則として、似た波動同士は引き寄せ合います。
ですから、運の流れを変えたければ、まず「自分の波動」を整えること。これが何よりの近道なのです。
今日から始めたい三つの実践
最後に、運のいい人に近づくための具体的な実践を三つお伝えします。
一つ目は、「朝の三分間、自分自身に挨拶をする」ことです。
鏡の前で「今日もよろしくね」と、自分に微笑みかけてみてください。
自分を大切にする習慣は、ここから始まります。
二つ目は、「不安を寝る前にノートに書き出す」ことです。
一行でも、ふた言でも構いません。
書いて手放すことで、心の波動が驚くほど軽くなります。
三つ目は、「夜寝る前に、叶ってほしい未来を一つだけ思い描く」ことです。
派手な妄想ではなく、心がふわっと温かくなるような、ささやかな夢で大丈夫です。
その積み重ねが、目に見えない世界に「光の通路」を確実に育てていきます。
運は、いつでも「あなたの内側」から開いていく
運のいい人は、特別な人ではありません。
日々、自分というかけがえのない魂を、ていねいに扱っている人のことです。
今日からほんの少しだけ、自分にやさしく、世界にひらかれて、夢を心に灯してみてください。
あなたの内側で、静かに、しかし確かに、運命のあたたかな歯車が動き始めるはずです。
参考:中野信子『科学がつきとめた「運のいい人」』(サンマーク出版)
新刊『ソフィアの森で見つけた幸せの鍵』