
※2026年5月1日に加筆・再構成しました。
このシリーズは、私のもとに静かに降りてきたスピリチュアルメッセージを、できるだけそのままの言葉でお届けしているものです。
今回ご紹介するのは、クリスマス特集の続編としてアップさせていただいたメッセージです。
静かな心で、ゆっくりと味わってみてください。
降りてきたスピリチュアルメッセージ
人はともすれば独りよがりとなり、自分一人が苦しみの淵にあるように感じます
はたしてどれだけの者が主の苦しみ悲しみに想いを馳せたことがあるでしょうか
天の父は人類七十億の苦しみを一身に背負われています
もし主が荷を負うことを厭われたなら、世は一瞬にして消滅するでしょう
罪人と苦しみ多きこの世を滅ぼさず、残されているのは天の父の至上の愛にほかなりません
幼き者は自らの苦しみを通してようやく人の苦しみを理解するに至ります
どうか主の苦しみにも想いとめていただきたい
人は己一人の苦しみにさえ投げ出したくなるでしょう
数十億の苦しみを一身に背負うことはかなわないでしょう
苦難にあるとき、人の目にはなぜにそのような果実をえなければならないかわからないかもしれません
ヨブの物語に同じです
主に不平をいうまえに、自らに問うて欲しい
はたしてご自身は世の闇を取り除く努力をどれだけしてきただろうかと
己に降り懸かってはじめて見るのですがいままで同様な苦しみのうちに置かれた方はたくさんいらっしゃるでしょう
いままでそのような方の悲しみに目を向けてこられたでしょうか
自らに降り懸かってはじめて人の世の苦しみに目を向け、他人の悲しみを理解するようになるのが人間ではないでしょうか
人にはだれにも守護の天使が寄り添っていることを聞かれたことがあるでしょう
では彼らはどのような思いにて、地上の人の苦難を見ているでしょうか
あなたがたを世に使わすのは、狼の群れの中に子羊を送りだすような心境で見守っています
それでも何事にも手を貸してしまうということはいたしません
たとえて言うならば、幼き子が転ぼうとも、その子に自ら立ち上がる力が備わっていると信じられるなら、あえて隠れて見守る親の心境に似ています
それはけして危険な目に合わせたいからではないのです
もとの世界へと帰った時には、よく頑張ったね あの苦難と悲しみのうちをよくくぐり抜けてきたね、と肩を抱き寄せて頬にキスしながら褒めてあげたいから、優しく抱きしめてあげたいからなのです
そうした思いで見守っいることを知っていただきたいのです
けっして苦しみを与えて喜んでいるのではないということを知っていただきたいのです
あたなには苦難を乗り越える力が備わっていると、信じていればこそ、涙を流して見守っているのです
「私だけが苦しい」という錯覚から抜け出すために
このメッセージのなかで、まず私の心を強く打ったのは――。
「人はともすれば独りよがりとなり、自分一人が苦しみの淵にあるように感じます」という、優しくも痛烈な指摘です。
悲しみのまっただ中にいると、私たちはどうしても「世界中で自分だけが、こんなにつらい目に遭っている」という感覚に飲み込まれてしまいます。
しかし、霊的な視点から眺めてみると、世界には同じような痛みを抱えてきた魂が、過去にも現在にも、たくさんいらっしゃいます。
そして、何よりも――。
この地球に生きるすべての人々の苦しみを、たったひとつの大いなる存在が、ずっと一身に背負い続けてくださっているという事実があります。
七十億の苦しみを背負ってもなお、世界が消滅しない理由
「もし主が荷を負うことを厭われたなら、世は一瞬にして消滅するでしょう」
この一文は、控えめに、しかし圧倒的な真実を語っています。
私たちが今もなお、この世界で日々を過ごしていられるのは、決して当たり前のことではありません。
毎日のように戦争が起き、自然災害が起き、悲劇が報じられている世界――。
それでもなお地球が回り、太陽が昇り続けているのは、そのすべての痛みを引き受けてくださっている存在の至上の愛によって、世界が静かに支えられているからなのです。
このことに気づいた瞬間、自分が抱える小さな苦しみが、決して小さくなるわけではないのですが、ふと「ひとりではなかった」という温かさが、胸の奥を満たしてくれます。
ヨブの物語と「自らに問う」という姿勢
メッセージのなかには、聖書のヨブの物語が引き合いに出されています。
ヨブは、何の落ち度もないのに、家族・財産・健康のすべてを失うという過酷な試練に遭った人物です。
それでも、最後まで主への信頼を捨てなかったヨブは、やがてすべてを取り戻していきます。
このメッセージは私たちに、苦難の渦中にあるとき「主に不平をいうまえに、自らに問うて欲しい」と促してくれます。
「はたしてご自身は世の闇を取り除く努力をどれだけしてきただろうか」
これは決して責めるためではなく、視点を一段広げるための問いです。
私たちは、自分の身に苦しみが降りかかって初めて、これまで自分が見てこなかった他者の悲しみに気づくことができます。
その意味で、苦難は「世界とつながり直すための扉」でもあるのです。
守護天使は、なぜすぐには手を貸してくれないのか
このメッセージの後半は、守護天使の眼差しについての、とても深い洞察です。
「あなたがたを世に使わすのは、狼の群れの中に子羊を送りだすような心境で見守っています」
――この一節を読むたびに、私は胸が締めつけられます。
守護天使たちは、私たちが地上で苦しんでいるとき、本当はすぐにでも手を貸してあげたいと願っています。
しかし、それでも軽々しく介入することはしません。
なぜなら、私たちには自ら立ち上がる力が備わっていることを、彼らは深く信じているからです。
幼い子が転んだとき、過保護にすぐに抱き起こしてしまうのではなく、あえて少し離れたところから見守る賢い親のような心境で、彼らは私たちを支えてくれているのです。
もとの世界に帰ったとき、抱きしめて褒めるために
このメッセージのなかで、もっとも涙が出る一節は次のところです。
「もとの世界へと帰った時には、よく頑張ったね、あの苦難と悲しみのうちをよくくぐり抜けてきたね、と肩を抱き寄せて頬にキスしながら褒めてあげたいから、優しく抱きしめてあげたいからなのです」
守護天使は、私たちが苦しんでいる姿を見て涙を流しながら、それでも介入を控えてくださっています。
それは「いずれ光の世界に帰ってきたあなたを、思い切り抱きしめて褒めてあげたい」――そんな未来の喜びを胸に抱いていらっしゃるからなのです。
私たちは決して、放置されているわけではありません。
むしろ、もっとも深い愛のかたちで、見守られ続けているのです。
今日からできる、見守りに応える三つの実践
では、こうした見守りに応えていくために、私たちが日常のなかでできる小さな実践を、三つだけご紹介します。
1.自分の苦しみのなかで、他の誰かの苦しみを思い出す
つらいときに、ふと「同じような苦しみを抱えている誰か」を心に思い浮かべてみる。
それだけで、自分の痛みが孤独でなくなり、不思議と少し軽くなっていきます。
2.守護天使に「ありがとうございます」と伝える
朝起きたとき、寝る前のひととき。
「いつも見守ってくださって、ありがとうございます」と、心の中で短く伝えてみてください。
言葉にするだけで、見えない世界との回路がそっと開かれていきます。
3.世の闇を取り除くために、ひとつだけ行動する
壮大なことでなくて構いません。
・身近な誰かに優しい言葉をかける
・ニュースで悲しい出来事を見たら、心の中で祈る
・自分の中の小さな怒りや嫉妬を、そっと手放す
――こうしたひとつだけの行動が、世界全体の闇を、確かに少しずつ薄めていきます。
まとめ|あなたは、涙ながらに見守られている存在
「自分はひとりぼっちだ」
「神様はどうしてこの苦しみを取り去ってくれないのだろう」
――そんな問いを抱える瞬間が、誰の人生にも必ずあります。
しかし、霊的な真実から見ると、私たちは決してひとりではありません。
天の父は私たち一人ひとりの痛みを一身に背負い続けてくださっており、守護天使たちは涙を流しながら、それでも私たちの自立する力を信じ、見守り続けてくださっています。
どうか今日も、自分の苦しみを抱えながらも、その奥で静かに注がれている大いなる愛の存在を、心の片隅にそっと感じていてください。
その安心感のなかで、ゆっくりと、しかし確かに、明日への一歩を踏み出していかれますように。
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