夜空にきらめく、ちいさな七つの星のかたまり。
この星々を見上げると、なぜか説明のつかない懐かしさで胸が満たされる――そんな経験をされたことはないでしょうか。
その星々の名は、プレアデス。
世界中の神話や伝説のなかに、この星々は不思議なほど共通して登場します。
そして、日本の「羽衣伝説」、ギリシャの「プレアデス七姉妹」、そして「かぐや姫」。
これらの物語は一見ばらばらに見えて、実は一本の霊的な真実で結ばれているのです。
この記事では、私が長年さまざまな方の前世をリーディングするなかで見えてきた、プレアデス星人と白鳥伝説、そしてアセンションの真実について、できるだけ温かいまなざしでお伝えしていきます。
羽衣伝説――世界中で語られる「白鳥処女説話」
羽衣伝説は、日本各地で語り継がれてきた、もっとも美しい民話のひとつです。
物語のあらすじはこうです。
静かな水源地に、白鳥が一羽降り立ち、水浴びをはじめる。
気がつくと、白鳥は美しい天女の姿に変わっている。
その様子をたまたま目撃した男性は、その美しさに心を奪われ、天女が天へ戻れないようにと、こっそり羽衣を隠してしまう。
羽衣を見つけられない天女は、男と結婚し、子をもうける。
けれどある日、隠された羽衣を見つけ、天女は再び天上の世界へと帰っていく。
こうした「天界の存在が地上に降り、再び天へ戻っていく物語」は、白鳥処女説話と呼ばれ、不思議なことに世界中に類似したお話が残っています。
これは単なる偶然ではないと、私は感じています。
魂は、世界中のどこに生まれていても、自分の本当のふるさとを覚えているもの。
その魂の記憶が、神話というかたちで世界中に滲み出していたのではないでしょうか。
ギリシャ神話のプレアデス七姉妹――星座になった魂たち
もっとも有名なのが、ギリシャ神話に登場するプレアデス七姉妹の物語です。
狩人オリオンは、シリウスという忠実な猟犬を連れて、森の中で狩りを楽しんでいました。
ある日、オリオンは森の中で、息をのむほど美しいプレアデス姉妹たちと出会います。
姉妹の美しさに心を奪われたオリオンは、彼女たちを追いかけ、捕えようとしました。
これを見ていた大地母神ガイアは、姉妹を守るために七姉妹を鳩に変え、そのまま天空へ昇らせて、ひとつの星座にしてしまったのです。
そしてガイアは、しつこく追いかけたオリオンに対しては、サソリを差し向けて、その毒針で命を絶ったと伝えられています。
その後、七姉妹のうちの一人は、地上の人間に深い恋をして、ふたたび大地へと降りてきたのだとも言われます。
今でも夜空を見上げれば、シリウスを従えたオリオンが六姉妹(プレアデス星団)を追いかけ、その背後からはさそり座が静かにオリオンを狙っている――そんな星々の物語が、確かに描かれているのです。
かぐや姫もまた、白鳥伝説の系譜にある
日本でもっとも知られている類型の物語が、「かぐや姫」です。
美しく、高貴で、けれどこの地上の誰のものにもなりきれないかぐや姫。
彼女は最後、月の世界からの迎えにしたがい、天上へと戻っていきます。
一説には、かぐや姫は天界で罪を犯したために、地上へと堕とされたと語られることもあります。
けれど私は、これを「罰としての堕落」というよりも、「魂の課題を学び切るための、尊い転生」として受け取っています。
地上に降りるということは、決してネガティブなだけの体験ではありません。
そこには必ず、その魂にしか達成できない学びと出会いが、用意されているのです。
プレアデスから地球へ――魂の留学プログラム
私が長年さまざまな方の前世を読み解いてきたなかで、見えてきたことがあります。
プレアデスは、地球に比べると、はるかに調和のとれた星です。
大きな戦争もなく、凶悪な犯罪もなく、心の通い合う人々が穏やかに暮らしている――そんな世界が広がっています。
宇宙人アミの物語に描かれているような、愛に満ちた星のひとつだとお考えいただいて、間違いではないでしょう。
そうした調和の星から、自らの魂をさらに大きく育てるために、地球へと転生してきた一団がいます。
地球には、争いも、悲しみも、別れも、誤解も、思い通りにならない出来事も、たくさんあります。
そのすべてを受け入れて、なお自分らしさを失わずに歩いていけるか――そういう、たいへんに高度な学びを引き受けてきた魂たちなのです。
「課題を乗り越えて、星に帰る」――それがアセンションの本質
プレアデスから来た魂のなかには、こんな感覚をどこかで抱いている方が少なくありません。
「自分はどこかで、大切な約束を破ってしまった気がする」。
「だから、この地上で何かを取り戻さなくてはならないのではないか」。
けれど、霊的な視点から見るとき、それは「罰として落とされた」のではないのです。
「魂の課題をクリアするために、自ら志願して降りてきた」――そう受け取るほうが、ずっと真実に近いと、私は感じています。
そして、その課題をひとつずつ越えて、地球での転生を卒業していく魂たちがいます。
これこそが、アセンションや「輪廻の終焉」と呼ばれる現象の、もっとも本質的な姿なのです。
地球は、魂を鍛える「鋼」の道場
地球は、たしかに不調和な部分の多い世界です。
けれど、多種多様な価値観、宗教、思想、文化が交わるこの星は、魂にとって最高の修練場でもあります。
鋼が鍛冶屋のハンマーで何度も叩かれて、強くしなやかになっていくように。
地球での経験は、魂を本当の意味で美しく強くしてくれる、贈り物そのものなのです。
ですから、もし今あなたが「どうしてこんなに大変なことばかり起こるのだろう」と感じておられるとしたら、それは魂が「ハンマーで叩かれている」最中かもしれません。
けれど、そのハンマーの音は、あなたという鋼が、確実に強くなっていく音でもあるのです。
私自身が、子どもの頃に感じていたこと
少し個人的な話をさせてください。
私自身も、子どもの頃から「自分は本当にこの星の住人なのだろうか」という、ぼんやりとした違和感を抱えていました。
朝、目を覚ますたびに、「ああ、まだこの肉体に宿っているのか」と感じる、奇妙な感覚があったのです。
「いつになったら帰れるのだろう」と、ベッドの上でぼんやり考える、ずいぶん変わった子どもでした。
後年、自分の魂のルーツをたどっていくと、超高度に科学と精神性の進んだある星のビジョンが見えるようになりました。
プレアデスとはまた別の星のようでしたが、星から来た魂が地球で味わう「ホームシック」のような感覚は、共通するもののようです。
もしあなたも、似たような感覚を子どもの頃から抱えてこられたとしたら、それはまったく不思議なことではありません。
あなたもまた、この地上に「学びに来ている」尊い魂のひとつなのかもしれないのです。
プレアデス系の魂は、なぜ「白鳥」として象徴されるのか
世界中の白鳥処女説話のなかで、しばしば天界の存在は「白鳥」の姿をとっています。
プレアデス系の魂が、白鳥として象徴されることが多いのには、理由があると私は感じています。
白鳥は、空を飛び、水のなかへ降り、地上にも立つ。
三つの世界を自由にゆきかう、その清らかさが、プレアデスから来た魂の本質と深く重なっているからです。
「天上の純粋さ」と「地上の体験」のあいだを行き来しながら、最後に学びを終えて、もう一度故郷の星へと帰っていく。
白鳥のシルエットには、その壮大な魂の旅が、そっとかさねられているのです。
地球に「とどまる」ことを選ぶ魂もまた、尊い
ここで、もうひとつ大切なことをお伝えしておきたいのです。
すべてのスターシードが、すぐに地球を「卒業」しようとしているわけではありません。
むしろ、地球で何度も生まれ変わり、これからも学び続ける魂のほうが、ずっと多数派だと私は感じています。
そして、すでに学びを終えながらも、後輩たちのために、先生役・先輩役として、あえて地球にとどまっていらっしゃる方もたくさんおられます。
つまり「卒業すること」だけが、霊的な正解ではないのです。
魂は、それぞれが選んだ役割のなかで、もっとも輝く道を歩んでいます。
だから、どうかご自身の「いまの位置」を、安心して受け入れてあげてくださいね。
今日からできる、プレアデスの記憶にふれる三つの習慣
もしあなたが、プレアデス星人や星のふるさととのつながりを、少しでも感じてみたいのなら――。
今日からできる、ささやかな三つの習慣をご提案します。
1. 夜空のプレアデス星団を、しばし見上げてみる
冬から春にかけて、おうし座の中にうるんだように輝く小さな星々の集まりが、プレアデスです。
肉眼でもうっすらと見えます。
言葉なしに、ただ静かに見上げてみてください。
もしあなたの魂がプレアデス系であれば、胸の奥が温かくなるような、独特の懐かしさが訪れるかもしれません。
2. 鳥や白鳥のモチーフに、注意を向けてみる
日常のなかで、鳥や白鳥のモチーフが、ふとあなたの目に飛び込んでくる瞬間があります。
それは、霊的な世界からのささやかなサインであることが少なくありません。
気づいたときには、心のなかで「ありがとう」とそっとつぶやいてみてください。
3. 「地球での今日の学び」を一行だけ書き留める
寝る前に、今日一日を振り返って、「自分はどんな学びを受け取っただろう」と、たった一行だけ書き留めてみてください。
その一行が、あなたの魂の卒業証書を、少しずつ少しずつ仕上げていってくれます。
あなたの魂は、いつもふるさとの星と繋がっている
たとえあなたがどの星から来たとしても、あなたの魂はいつも、ふるさとの星とつながったままです。
地上での学びは、ときに激しいハンマーの音とともに、あなたの心を試します。
けれどそのすべては、あなたという尊い鋼を、もっと美しく光らせるためのプロセスなのです。
顔を上げて、夜空を見上げてみてください。
あなたを送り出してくれた星々が、いまもまばたきをやめずに、あなたを見守り続けてくれています。
地球というこの大きな道場で、あなたが一日一日、すこしずつ強くしなやかな魂を育てていかれますように。
※スターシードの全体像や、他のタイプについて知りたい方は、「スターシード完全ガイド|種類・特徴・覚醒・診断まで完全網羅」もあわせてご覧ください。
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