この考え方は「正負の法則」と呼ばれ、良いことと悪いことがまるで天秤のようにバランスし、最終的にはプラスマイナスゼロになる――そんなイメージを抱く方も多いでしょう。
ですが、スピリチュアルな真理の観点から見たとき、「正負の法則」は本当に存在するのでしょうか?
ここに誤解が生じやすいポイントがありますので、丁寧に解きほぐしてみたいと思います。
「正負の法則」は本当に働いているのか
結論からお伝えすると、「何か不幸があった分、必ず後で幸せがやって来る」という“自動的な帳尻合わせ”のような法則は、宇宙や魂の法則には当てはまりません。
確かに、私たちの人生では波があり、悪い出来事の後に良いことが訪れる場合もあります。
しかし、それは決して“自動的な交換”ではありません。
「不幸があった分、何もしなくても幸福がやってくる」わけではないのです。
なぜなら、出来事には必ず原因と結果(因果)があるからです。
もし同じような心の持ち方や、同じ行動・思考パターンを続けていれば、何度でも同じような不幸が繰り返されてしまう――これは、人生経験を振り返れば誰もが実感することだと思います。
「代償の法則」──何かを得るために何かを差し出す
「正負の法則」に似ているようで、実際にはもっと深いところで働いているのが「代償の法則」です。
これは「何かを手に入れるには、それに見合った“代償”を支払う必要がある」というシンプルな宇宙のルールです。
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欲しいものがあるなら、その分のお金やエネルギーを差し出す
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望む成功や成果があるなら、それにふさわしい努力や時間、忍耐を費やす
たとえば、学校で良い成績を取りたいなら、遊びの時間を減らし、勉強に真剣に取り組まなければなりません。
希望の仕事や人生を手に入れたいと願うなら、そのために地道な努力を積み重ねていく必要があります。
また、今世で思うような結果を得られなかったとしても、その“努力”や“善意”は魂の記憶に刻まれ、来世で花開くこともあるのです。
「正負」ではなく「因果」と「代償」
スピリチュアルな視点では、「悪いことが起これば、その分良いことがやってくる」という単純な“正負の法則”は働きません。
大切なのは、「悪い出来事が起きたときに、そこから何を学び、どう心を改め、どんな善い行い・努力に転じていくか」です。
この一連の流れこそが「因果の法則」や「代償の法則」と呼ばれるもので、
「善き種をまけば善き実りを得、悪しき種をまけばそれに見合った結果が訪れる」という、『因果応報=原因と結果の法則』の仏教にも通じる普遍的な真理です。
幸運は「待つもの」ではなく「自分で育てるもの」
悪いことが起きたとき、ただ「いつか良いことがあるはず」と待つだけでは何も変わりません。
本当の意味で幸運や良き運命を引き寄せるには、自分の心のあり方・日々の言動・努力が必要です。
苦しいときこそ、その原因を見つめ、そこから学びを得て、日々を少しずつでも良い方向に変えていく――この積み重ねが、やがて“プラスの循環”を生み出し、あなた自身の魂を成長させてくれるのです。
まとめ
「正負の法則」は一見、心強い救いのように思えるかもしれませんが、
実際には「代償の法則」や「因果の法則」として、
あなた自身の行いと心の持ち方によって未来が形作られていきます。
不幸や試練があったとき、どう受け止め、どう行動するか。
その積み重ねが、いずれあなたにふさわしい幸せを運んでくれることでしょう。
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