身体は過去の自分と入れ替わっている|不変の魂の真実

2018年8月9日木曜日

真理 輪廻 霊界

「自分」という存在は、いつも同じ自分のように感じられます.

けれど、霊的な視点に加えて、生物学的な事実から眺めても、その感覚はかなりの幻想です.

私たちの身体は、細胞のレベルでも分子のレベルでも、絶え間なく入れ替わり続けています.

つまり、半年前のあなたを構成していた物質は、いまのあなたの中にほとんど残っていません.

では、変わらず存在し続けている「あなた」とは、いったい何なのでしょうか.

この記事では、肉体の流動性と、その奥にある不変の魂の関係を綴ります.

細胞レベルで、身体は絶えず入れ替わる

私たちの身体は、約60兆個ともいわれる細胞の集まりです.

そのひとつひとつが、呼吸を行い、エネルギーをやり取りして、独立した小さな生命のように働いています.

これらの細胞は、毎日のように古いものが役目を終え、新しいものが生まれてくるサイクルを繰り返しています.

研究によって幅はありますが、皮膚は約一ヶ月、胃腸は約四十日、筋肉や肝臓は約二ヶ月、血液はおよそ四ヶ月、骨や腎臓は半年強で、ほぼすべての細胞が入れ替わっていくとされています.

つまり、ある期間を過ぎれば、身体を構成する細胞のほぼ全てが、別のものに変わっているのです.

分子レベルで見ると、もっと驚くべきことが起きている

細胞そのものを構成している分子レベルで眺めると、入れ替わりはさらに速いスピードで進んでいます.

口にする食べ物の成分は、消化の過程で分子に分解され、その一部が身体のさまざまな部位に組み込まれていきます.

1940年代の科学者ルドルフ・シェーンハイマーは、ネズミに同位体で印をつけたアミノ酸を与える実験を行いました.

当時の常識では、成熟した個体は体を大きくする必要がないため、摂取したアミノ酸の多くは排泄されると考えられていました.

ところが結果は、印のついた分子の半分以上が、ネズミの身体のあちこちに組み込まれていたのです.

身体は、留まる岩のような実体ではなく、絶えず流れ続ける川のような存在だったということが、科学的にも裏付けられた瞬間でした.

肉体は留まらない、流れの中にある

細胞も、分子も、つねに入れ替わり続けている.

では、生まれた時のあなたの身体を構成していた物質は、いまのあなたの中にどれだけ残っているでしょうか.

霊的にも科学的にも、その答えはほぼゼロです.

あなたを物質として定義するなら、半年前のあなたと今日のあなたは、ほとんど別物だということになります.

それでも私たちは、自分が同じ自分であると感じます.

ここに、肉体を超えたもうひとつの存在が浮かび上がってきます.

変わらないのは、魂と意識

身体の物質がすべて入れ替わっても、私たちは自分のことを「同じ自分」と認識しています.

記憶も、感性も、性格も、おおむね連続しています.

これは、肉体ではなく、魂と意識が「自分」という連続性を支えているからです.

霊的な視点でいえば、肉体は魂が地上で活動するために借りている、流動的な乗り物に過ぎません.

魂は変わらず、肉体だけが川のように流れている.

その関係を理解すると、自分の存在の奥行きが、ぐっと変わって見えてきます.

「自分」を肉体と同一視しすぎないために

現代社会では、外見、体型、年齢、健康状態といった肉体の条件で「自分」を判断しがちです.

けれど、肉体は変わり続けるものであり、永遠ではありません.

霊的な視点から見ると、本当のあなたは、その奥にいる魂の方です.

美容や健康に取り組むことそのものは、魂の乗り物を大切にする尊い営みです.

ただ、外見の変化に一喜一憂しすぎたり、衰えを過剰に恐れたりすると、肉体の流動性が、自分の心の不安定さに直結してしまいます.

「肉体は流れ、魂は変わらない」.

この認識を心に置いておくと、加齢や病気に対するまなざしも、少しずつ穏やかになっていきます.

食事も、人間関係も、入れ替わりの一部

身体の入れ替わりが日々続いているということは、何を食べ、誰と過ごすかが、文字通り未来の身体を作るということでもあります.

地に足のついた一歩を提案します.

食事のときに、口にするものに「ありがとう」と心の中でつぶやく.

その食べ物が、これから自分の身体を構成していくことを、静かに想像してみる.

人間関係についても、よく会う人の言葉や雰囲気が、自分の魂の波動を作り上げていきます.

体に取り込むもの、心に取り込むもの.

そのどちらも、明日のあなたを編み続けています.

魂は、肉体の終わりにも続いていく

肉体は地上で借りている、流動的な乗り物です.

そしていつか、その乗り物を返す日が必ず訪れます.

けれど、魂はそこで消えるわけではなく、別の世界へと旅を続けていきます.

身体が日々入れ替わりながらも「自分」が連続しているように、肉体を離れたあとも、魂はあなたという連続性を保ったまま、新しい場所へ移っていくのです.

この連続性を信頼できると、死そのものへの恐れが、少しずつほどけていきます.

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あなたの身体は今日も静かに流れ続け、その奥で魂は変わらずあなたを支えています.

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