※2026年5月1日に加筆・再構成しました。
奈良県桜井市にある箸墓古墳(はしはかこふん)は、長らく倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)のお墓として伝わってきた古墳です。
ところが近年、この古墳の築造年代が、これまで考えられていたよりも古い可能性があると指摘されるようになり、「もしかすると魏志倭人伝に登場する卑弥呼のお墓なのではないか」と、にわかに注目を集めるようになっています。
しかし、霊的な視点から箸墓古墳を見つめ直してみると、ここには通説や考古学の議論だけでは語りきれない、もうひとつの深い真相が静かに横たわっているように感じられます。
今回は、この古墳をめぐる伝承と、私が感じる霊的な背景を、優しく丁寧に紐解いていきたいと思います。
倭迹迹日百襲姫命と大物主神の悲しい伝説
まず、箸墓古墳の主とされる倭迹迹日百襲姫命のことについて、改めておさらいしておきましょう。
彼女は、奈良の三輪山に祭られる大物主神(おおものぬしのかみ)の妻になられた方として、『日本書紀』などに伝えられています。
伝承によれば、大物主神は夜にしか姿を見せない神様で、姫はその姿を見たいと願うようになります。
ある夜、姫がそっと神の正体を確かめてみると、そこにいたのは――蛇のような姿の存在でした。
神は「恥をかかせたな」と告げて去り、悲しんだ姫は陰部を箸で刺して自害されたと伝えられています。
なんとも痛ましい伝承ですが、この物語のなかには、ただの神話ロマンを超えた古代日本の霊的な実相が、何重にも織り込まれているように思えてなりません。
大物主神は、シリウス系の龍体存在だった
私はかつて、大物主神の正体について、こう書いたことがあります。
「この方は、別の惑星――おそらくシリウス方面にある星から地球を訪れた、龍体もしくは蛇のような姿の知的生命体ではないか」
古代日本には、こうした宇宙からの来訪者と直接コンタクトを取る巫女(ふじょ)たちが各地にいたと感じられます。
大物主神に仕えていた倭迹迹日百襲姫命もまた、そうしたシリウス系の存在とのチャネリングを担っていた、優れた感受性を持つ巫女のひとりだったのではないでしょうか。
「夜にしか姿を見せない」というのも、霊的に見ると意味が通ります。
物理的な肉体を持たない高次の存在が、人間に姿を映すのは、波動の整いやすい夜の時間帯であることが多いのです。
箸墓古墳の真相|大物主神を祭った古代の巫女
こうした霊的な背景を踏まえると、箸墓古墳の真相は、私の感覚としてはこう見えてきます。
「箸墓古墳は、シリウス系の存在・大物主神を祭っていたチャネラー(巫女)の古墳である」
倭迹迹日百襲姫命の伝承と非常に近い性質を持つお方ですので、おそらく古くから言い伝えられてきた通り、この姫の古墳であると考えるのが自然だと思います。
一方で、近年話題になっている卑弥呼の墓説については、私には少し違和感があります。
『魏志倭人伝』に描かれる卑弥呼の人物像と、伝承に残る倭迹迹日百襲姫命の佇まいは、霊的に見たときに別の魂のかたちを感じさせます。
おそらく卑弥呼と倭迹迹日百襲姫命は、別の方であろうと思います。
九州系と近畿系|古代日本の巫女たちの対立
当時の日本列島には、大きく分けてふたつの霊的な系統が存在していたと感じます。
ひとつは九州から渡ってきた勢力。
もうひとつは古くから近畿地方に暮らしていた勢力。
それぞれの勢力には、それぞれを支える巫女集団がいたようで、霊的な権力を巡る静かな駆け引きが繰り広げられていたと考えられます。
箸墓古墳の主となった姫は、こうした九州系と近畿系の対立のなかで、悲劇的な最期を迎えられた可能性が高いと感じます。
伝承で「箸で陰部を刺して自害した」と語られている部分には、ふたつの意味が重なっているように思えてなりません。
クンダリーニ覚醒と「陰部を刺された」伝承の暗号
ここからの話は、霊的な象徴解釈になりますので、ご興味のある方だけ読んでいただければと思います。
インドのヨガでは、下腹部のあたりに「クンダリーニ」と呼ばれる性的かつ霊的なエネルギーの中枢があるとされています。
このクンダリーニが目覚めると、エネルギーが背筋に沿って螺旋を描く蛇のように上昇していき、頭頂から抜けていくときに霊的な目覚め(覚醒)が起きると伝えられています。
インドでは古来から、クンダリーニのことを「とぐろを巻く蛇」と表現したり、性的なエネルギーの貯蔵庫として象徴的に語ってきました。
――この情報を踏まえて、もう一度、倭迹迹日百襲姫命の伝承を読み返してみてください。
・蛇の姿の神と契っていた巫女
・最終的に陰部を箸で刺されて命を落とす
ここには、単なる神話を越えた、古代日本のクンダリーニ覚醒者の姿が、暗号のように重ねられているように感じられます。
おそらく姫は、クンダリーニのエネルギーを活性化させて、シリウス系の存在と高度なチャネリングを行える霊力を獲得していたのでしょう。
そして、その霊的な力の源と思われた陰部を、対立する勢力の巫女たちによって槍か何かで刺され、その霊力を封じられた――そんな悲しい歴史が、神話というかたちでこの国に残されているのではないかと感じます。
古代日本の宇宙との繋がりを思い出す
このような視点から眺めてみると、古代日本は、私たちが学校で習ってきた歴史よりもはるかに、宇宙との関係性が深い土地であったことが浮かび上がってきます。
シリウス系の存在と契約を交わした巫女、プレアデス系の流れを汲む別の巫女、ムー由来の太陽信仰を守る一族、アトランティス由来の智慧を伝える知者――。
こうしたいくつもの霊的な系譜が交錯しながら、いまの私たちが住む日本列島という場が形作られてきたのです。
箸墓古墳のように、いまも静かに残り続ける古代の聖地のひとつひとつには、当時の巫女たちの祈りと、宇宙からの存在たちとの交流の記憶が、土と水のように染み込んでいるのだと思います。
今日からできる、古代との繋がりを感じる三つの実践
では、私たちが日常のなかで、古代日本と宇宙のつながりを少しでも感じ取るために、何ができるでしょうか。
三つだけご紹介します。
1.近所の古墳・神社にそっと手を合わせる
全国にある古墳や古社のうち、一番近い場所に足を運んでみてください。
「ここに眠っている方々と、宇宙のすべての魂たちに、感謝を捧げます」と心の中でつぶやくだけで、土地の波動はあなたの中に静かに流れ込んできます。
2.背骨に意識を通す呼吸法を試してみる
ヨガの深い行法は専門家の指導が必要ですが、背骨に沿って呼吸を上下させるイメージを持つだけでも、エネルギーの流れが少しずつ整っていきます。
「尾骨から頭頂へ、ゆっくりと光が昇っていく」――そんな観想を一日五分するだけで、心身がふっと軽くなります。
3.シリウスやプレアデスの星に意識を向ける
晴れた夜、シリウス(おおいぬ座)やプレアデス(すばる)が見える時期には、ぜひ夜空を見上げてみてください。
「古代から私たちを見守ってくださっている存在たちへ、ありがとうございます」と心の中で伝えるだけで、その光があなたの胸の奥にもそっと届いていきます。
まとめ|箸墓古墳が私たちに語りかけてくれていること
箸墓古墳は、その大きさや美しさに圧倒されるだけの古墳ではありません。
そこに眠るとされる倭迹迹日百襲姫命の伝承は、古代日本がどれほど深く宇宙とつながっていたかを、私たち現代人にそっと思い出させてくれる、貴重な手がかりです。
そして、その手がかりは、卑弥呼か否かといった表面的な議論の奥にこそ、もっとも豊かな宝物として眠っているように思います。
どうか今日も、夜空を仰ぎ、古代の巫女たちが見上げていたであろう同じ星々に、静かに想いを馳せてみてください。
その時間こそが、千年を超えて私たちと古代日本、そして宇宙とを結び直してくれる、もっとも繊細な祈りのひと時になるはずです。
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