他人に怒りや憎しみの感情を抱くことは人間であればだれしも経験することでしょう
何故そうした感情が起こるかと言うと、他人を自分の思い通りに動かしたい、あるいは言わせたり思わせたいとの願望が強くあるが、他人は思い通りにはならないことが原因としてあります
人間にはその人自身が心の自由を任されている存在で、他人がいくら優れていようとも人の心を自由には出来無いという事実があります
他人が自分の思い通りにならず、違ったところに怒りや憎しみの原因があります
一般のあまり権力の無い者がそうした感情を抱くと、悪口を言ったり、怒りの言葉を発したり、時には暴力で相手を従わせようとする行為に出るものもいます
それが国家レベルの権力者であれば、敵対する相手を虐殺し、絶えず自らに背く者はいないかと不安に駆られ、粛清が進んでいきます
今のシリアや北朝鮮、中国などで見られる現象です
このように人は、時には力や暴力を用いて相手を従わせようとまでいたします
ですが、これらの国でも、反乱の目は表向き見えなくなっても、地下では燻り続けているように、どれだけの力を用いようとも人の心は自由になりません
人生において様々な人と出会い、そのうちに怒りを感じる相手も出て来ることもあるでしょうが、相手の心を変えることはふつう出来ません
ですが自分自身の気持ち、心は変えることができます
相手に言われた言葉をずっと内に秘めて、憎しみの炎を燃え立たせ続けることもできれば、参考に出来る部分は受け止めて、あとは川の水のようにサラサラと流してしまうことも出来ます
どのように判断を下すかは個人個人に任されておりますが、自身の心を変えることで、相手へと感化させることは出来るようになります
相手の心を自由に支配しようと思っても出来ませんが、自分の方の心を変えていくことで、不思議と相手も変わっていくことがあります

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