スピリチュアルな世界に、ふと「呼ばれる」ような感覚を味わったことがある方も、多いのではないでしょうか。
ある人の本にたまたま出会い、その数日後にその人が自分の街にやってくる――そんな絶妙なタイミングが、まるで大きな手のひらに乗せられるようにして、目の前にあらわれることがあります。
私自身、そうしたシンクロから一気に道が開けた経験を、これまでに何度も味わってきました。
今回は、そのなかでもとても印象深かった、精神科医であり作家でもある越智啓子先生との出会いについて、ご紹介したいと思います。
越智啓子先生とは|光の使者と感じる稀有な存在
越智啓子先生は、精神科医として診療を続けながら、過去世療法やボイスヒーリング、カラーセラピーなどを取り入れた独自のアプローチで、多くの方の心と体を癒してこられた方です。
ご著書も多数あり、講演会も全国で開かれている、スピリチュアル界では広く知られた人気の作家でもあります。
スピリチュアルの世界には、本物の方もいらっしゃれば、そうでない方も入り混じっているのが正直なところです。
玉石混淆のこの世界のなかで、越智先生は、明らかに「光の側に立っている」と感じられる、数少ない方のお一人だと、私はお見受けしています。
たまたま開いたサイトで「四日後・町内」のお知らせを発見
ある日のこと、越智先生のご著書を読み終えたばかりの私は、ふと思い立って先生のホームページを開いてみました。
すると、その月のスケジュール一覧の中に、なんと「四日後に、私の住んでいる町で講演会」というお知らせが載っていたのです。
しかも、そう頻繁に著名な方の講演会が開かれるような町ではありません。
「四日後、しかも自分の町内で。これは偶然ではないな」
そう感じた瞬間、胸の奥から「行きなさい」という静かな促しが、確かに上がってきました。
こうした感覚は、頭で計算する答えとは違う、もっと深い場所から届くサインです。
私は迷うことなく、すぐに主催の店舗まで足を運びました。
「満員です」――それでも引き寄せが働いた瞬間
しかし、お店に着いてみると、出てこられた店員の方は申し訳なさそうにこう言われました。
「五十名ほどのミニ講演会で、すでに満員になっておりまして……」
人気のある先生ですから、当然と言えば当然です。
それでも、店員さんが「一応、キャンセル待ちされますか?」と聞いてくださったので、私はその場でお願いをしました。
言葉のニュアンスからして、ほぼ望み薄であることは、なんとなく察せられました。
それでも私の中では、不思議と「このシンクロは、ただの偶然ではない。きっといけるだろう」という静かな確信がありました。
すると案の定、翌日にお店から電話が入りました。
「枠を少しだけ増やすことになりましたので、ご参加いただけます」
こうして私は、無事に講演会へと足を運ぶことができたのです。
講演会で受け取った、思いがけないメッセージ
講演の後半は、参加者全員で瞑想をする時間となりました。
驚くことに、越智先生は五十名近い参加者一人ひとりのもとを巡って、丁寧に手を当てながらヒーリングをしていかれます。
しかも、その方その方に必要な短い言葉を、ささやくように添えてくださるのです。
私の番が来たとき、先生はこう言ってくださいました。
「たくさんの輪廻を経験してきた、素晴らしい魂ですね。白い光をイメージしてください」
素晴らしい魂かどうかはともかく、たくさんの転生を経てきている――というのは、自分でもなんとなく感じていたところでした。
さらに不思議だったのは、その日に限って、普段はまったく感じることのない肩の痛みを、講演の最中ずっと感じていたことです。
聞きながらも肩を回したり、腕を動かしたり――。
「何か、心理的なブロックが浮かび上がってきているのかもしれない」と感じていたところに、先生がふと、
「今日は私自身も肩が痛いのですよ」
と切り出されました。
そこから天使の羽根のお話が始まり、「魂が成長するときには、痛みを感じることがあるのです」というメッセージへと繋がっていきました。
まるで、その瞬間に必要なお話が、ピンポイントで届いたかのような時間でした。
直感の声を聞き逃さない、という生き方
常識的に考えれば、「四日後の講演会なんて、もうとっくに満員だろう。諦めよう」と判断していたかもしれません。
しかし、頭ではなく直感に従ったことで、思いがけない学びと出会いを受け取ることができたのです。
私たちは誰もが、目には見えない世界からのインスピレーションを、毎日のように受け取っています。
ふとした思いつき、なぜか気になるニュース、何度も目にする言葉、急に頭に浮かんだ誰かの顔――。
それらは多くの場合、私たちのガイドや守護霊からの、やわらかなメッセージなのです。
しかし、現代を生きる私たちは、自我(エゴ)や常識のフィルターで、その声をすぐに打ち消してしまいがちです。
「気のせいだろう」「今は忙しいから後でいい」「現実的に無理だから」――。
こうした声によって、せっかくの導きが、何度もすり抜けてしまうのは、本当にもったいないことです。
守護霊・ガイドはどう働いてくれているのか
ガイドや守護霊といった存在は、地上に生きる私たちを優しく見守ってくださっています。
しかし、彼らは決して「こうしなさい」と強制的に指図することはありません。
なぜなら、地上での選択は、あくまで私たち自身の自由意志に委ねられているからです。
彼らができるのは、ささやかな声で「こうしてみたらどうかな」「こちらの道もあるよ」とそっとアドバイスを送ってくれることだけです。
その声を受け取るか、別の道を選ぶかは、いつも私たち次第。
しかし、その小さな声に耳を澄まし、素直に従ってみるとき、思いがけない幸運や出会いが、不思議なほどスムーズに舞い込んでくることがあります。
今日からできる、直感を磨く三つの小さな習慣
では、私たちが日常のなかで直感を磨いていくために、何ができるでしょうか。
三つだけ、実践しやすい習慣をご紹介します。
1.朝、五分だけ静かに座る
スマホを置いて、ただ呼吸を数えるだけで構いません。
静けさに身を浸す時間を持つだけで、内なる声が聞こえやすくなっていきます。
2.「気になる」を軽く扱わない
ふとした「あの本が気になる」「この道に行ってみたい」――そんな小さな衝動を、その場でメモしてみる。
積み重ねていくと、自分なりの「シンクロのリズム」が見えてきます。
3.動いてみてから考える
常識で「無理だろう」と思える時こそ、まず一歩動いてみる。
「ダメ元で問い合わせてみる」「とりあえず行ってみる」――。
その小さな一歩が、ガイドたちが用意してくれた扉を、思いがけず開けてくれることがあります。
まとめ|常識を超えて、見えない手のひらに乗ってみる
越智先生との一日は、私にとってとても大切な経験になりました。
それは「素晴らしい先生に会えた」という出来事だけではなく、「直感に従えば、人生は思いがけない方向に動き出す」という、確かな手ごたえを残してくれた出来事でもあったからです。
幸運というものは、特別な人にだけ降り注ぐものではありません。
私たち一人ひとりに、毎日のように手渡されているささやかなメッセージを、受け取るかどうか――その違いだけです。
どうか今日も、頭で「無理だ」と判断する前に、心の奥にそっと耳を澄ませる時間を、ほんの少しだけ持ってみてください。
そのささやかな声こそが、明日のあなたを、もっと自由で、もっと光に満ちた場所へと運んでくれる、確かな導きの手なのですから。
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