言いたいことが喉の奥でつかえて、結局飲み込んでしまった夜はありませんか。
あるいは、伝えたい気持ちが強すぎて、つい刺のある言葉が出てしまい、あとから自分で傷ついたことは。
私はそういう経験を重ねるたびに、第5チャクラのことを思い出します。
のどぼとけのあたりにある第5チャクラ、いわゆる喉チャクラは、私たちの「声」と「真実」を司るエネルギーの中枢です。
色は澄んだ水色や青で、空が広がるような透明感を持っています。ここが滞ると、表現する力が弱まり、聴く力もまた濁ってしまいます。
この記事では、私のセッションや自分自身の体感から見えてきた、喉チャクラの役割と、整えるための具体的な作法をお伝えします。
声を持つことに疲れている方ほど、ゆっくり読んでいただけたらと思います。
喉チャクラの霊的な役割
喉チャクラの色は水色から青。場所はのどぼとけのあたり、首の中央にあります。
物理的にはのど、声帯、甲状腺、首、口、耳、肩までを含む広い領域に影響します。耳もこの中枢の管轄である、というところがとても大切です。
表現と受け取りは、ひとつの呼吸のなかでつながっているのです。
このチャクラが担うのは、表現すること、真実を語ること、自分の声を持つこと、そして他者の声を聴くこと。誠実なコミュニケーション全般を支えるエネルギーだといえます。
胸の第4チャクラで感じたものを、外の世界へ言葉や歌として送り出す通路だと考えてみてください。
ここが整っている人の声には、独特の通りの良さがあります。大きい声ではないのに、なぜか部屋の空気を変える。
嘘がなく、しかし鋭くもない。聴くときには相手の言葉の奥にある気配まで受け取ってくれる。私が「あの人と話すとほっとする」と感じる人は、たいていこの中枢が穏やかに開いています。
こんなサインは表現が滞っている合図
喉チャクラの不調は、わかりやすい身体症状として出やすいのが特徴です。
首と肩がいつも重い、頻繁に咽頭炎を起こす、声がかすれて出ない、人前に立つと喉が締まる。こうした不快感の奥には、たいてい「言えなかった言葉」が積もっています。
心の側にもサインがあります。本当のことを言えない、嘘をつき続けて疲れている、自分の話を誰にも聞いてもらえない気がする、議論になるとつい強い言葉を出してしまう。
これらは性格の問題というより、エネルギーの詰まりが感情を歪めている状態だと私は捉えています。
とくに「強い言葉が出てしまう」というのは、喉が閉じている人によく起きる現象です。普段抑えている分、いざ口を開いたときに圧が高まりすぎて、刺となって飛び出してしまう。
攻撃的なのではなく、長く黙りすぎたのです。自分を責める前に、まず喉を解放してあげてください。
毎日できる、喉を整える作法
喉のエネルギーを動かすには、何より「声を出すこと」が一番です。
私のおすすめは、好きな歌を一日一曲、声に出して歌うこと。上手い下手はまったく関係ありません。
誰にも聞かせない前提で、お風呂や車のなかで思いきり歌ってみてください。歌は喉チャクラへの最も自然な祈りです。
お風呂のなかでは、ついでに大きく口を開けて発声してみるのもよいでしょう。「あー」「うー」と、響きを首から胸へ落としていく感覚で。
湯気の温かさが声帯をゆるめ、滞っていた言葉が湯の上に浮いてくることがあります。
声に出すのが難しい日は、本音を日記に書くことから始めてください。
誰にも読まれない場所で、嘘のない言葉を綴る。これも立派な表現の練習です。書いた言葉を小さくつぶやくところまでできれば、喉はずいぶん軽くなります。
身体への作法も忘れずに。朝の白湯を一杯、ゆっくり喉を通す。スカーフやタートルネックで首を温める。肩を回し、顎を上下にやさしく動かす。冷えと緊張は喉チャクラの大敵です。
一日のなかで「ありがとう」を声にして伝える機会を、意識して増やすのも効きます。
そして、聴くことを意識する時間も持ってください。家族の話を最後まで遮らず聴く、自然の音にじっと耳を澄ます。受け取る力が育つほど、こちらから発する声も澄んでいきます。
色・音・石の力を借りる
色の力を借りるなら、青系のアイテムを身につけるのが手早い方法です。
水色のシャツ、青いストール、ターコイズブルーのアクセサリー。視覚から入る青は、喉のあたりの空気を澄ませてくれます。
仕事で大事な発表がある日に、青を一点取り入れてみてください。
音のワークとしては、マントラ「HAM(はむ)」を唱える方法があります。
静かな場所で背筋を伸ばし、喉に振動を感じながら「はーむ」とゆっくり響かせる。三回でも五回でも構いません。
声の振動そのものがチャクラを掃除してくれます。
石を使うなら、ターコイズ、ラピスラズリ、アクアマリンが頼れる味方です。
ターコイズは古来から旅人や語り部に愛された石で、誠実な発言を支えてくれます。
ラピスラズリは真実を見抜く力を、アクアマリンは流れるような優しい言葉を運んでくれる印象があります。ペンダントとして首元に下げると相性がよいです。
あなたの声は、まだ歌っていい
喉チャクラのワークを続けていると、ある日ふと気づきます。
自分の声を、自分が一番嫌っていたのかもしれない、と。誰かに否定された記憶や、笑われた経験が、声を小さくさせていたのだと。
けれども、あなたの声はまだ歌っていいのです。
完璧でなくていい、強くなくていい。震えていてもかすれていても、あなたから出てくる音は、この世界に一つしかない響きを持っています。
喉を温め、青を身にまとい、HAMと唱え、好きな歌を口ずさむ。そうやって少しずつ、声と仲直りしていけばいい。
真実を語ることは、大きな宣言である必要はありません。
今日「美味しい」と素直に言える、「ありがとう」と声にできる、「実は寂しかった」と打ち明けられる。
そんな小さな一言の積み重ねが、喉チャクラを生き生きと回し、あなたの人生の通りをよくしてくれます。
身体に流れる7つのエネルギー中枢を一冊にまとめた完全ガイドは、チャクラ・オーラ・エネルギー体完全ガイドで章ごとに整理しました。
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