この世界は、まるで一枚の巨大な鏡のようなものです。
私たちは外側の現実を見ているつもりでいて、実は世界こそが心の内側を映し出しているスクリーンだとも言えます。
怒りが心に満ちている日は、なぜか周囲の出来事までもが攻撃的に見え、すれ違う言葉はとげを帯びて響きます。
しかし心が柔らかい時、同じ景色もどこか温かく見え、道端の花さえ微笑んでいるように感じられます。
私たちが世界を冷たく見れば世界は冷たく返し、優しく見れば優しさを返す。
その意味で現実は一方通行の事実ではなく、心の状態によって姿を変える「反射の現象」です。
それは決して観念的な比喩ではなく、日々の経験がそれを証明しています。
そして現代、私たちはもうひとつの鏡を持ち歩くようになりました。
それが SNSです。
スマートフォンに映る画面はただの情報の並びではなく、心の在り方を拡大し、可視化し、時に増幅して返す巨大なレンズのような働きをしています。
SNSで見える世界は中立ではありません。
喜びに満ちた時には祝福の光景がタイムラインに流れ込み、不安が強い時には不安を刺激する投稿ばかりが目に入ります。
まるで宇宙がこうささやいているかのようです。
「あなたの心の状態が、今ここに映っていますよ」と。
なぜ人はSNSで似た意見ばかりを求めてしまうのでしょうか。
それは波動が共鳴し合うためです。
波長の近いものは安心と心地よさを与え、遠い意見は拒絶や怒りを呼び起こす場合があります。
とくにSNSでは反対意見が瞬間的に攻撃と感じられ、議論よりも排除の反応が優先されやすい仕組みがあります。
アルゴリズムは私たちが「好き・嫌い」と反応したものを学習し、より似た意見、より刺激的な投稿、より感情を揺さぶる情報を運び続けます。
それはまるで心の癖を肥大化させる小宇宙のようです。
知らず知らずのうちに、私たちは情報を見ているのではなく 自分のもつ心の影を見せられているのです。
つまりSNSは、世界という鏡をさらに強く映し出す拡大レンズであり、魂の学びを外側に投影してくれる教材でもあります。
「自分の中にある怒り」「満たされなかった承認欲求」「安心を求める心」
それらはSNSを通して増幅され、刺激され、自覚されます。
反応してしまう投稿、許せない意見、胸がざわつくニュース。
それらは外側の問題ではなく、心の中にまだ統合されていないテーマである場合が多いのです。
見たくないものが見える時、それは避けるべき敵ではなく、魂が成長しようとしている証拠かもしれません。
私たちは他者に気づかされ、世界に映され、自分の内側と向き合う旅の途上にいます。
もし世界を優しくしたいと思うなら、まず一人の心を優しくすることが最も確かな一歩です。
争いを減らしたいなら、まず胸の中の小さな戦いを鎮めること。
理解を深めたいなら、異なる意見に耳を澄ませてみること。
世界は私たちの意識によって色を変え、SNSはその変化を驚くほど鮮明に写し返します。
鏡の前で笑顔を作れば、映し返す像もまた微笑みます。
現実も、SNSも、そしてこの世界も。
それらはすべて私たちの心が作り出した光と影の映写フィルムなのです。
私たちがどんな認識で世界を見つめるか。
その選択こそが、これからの未来の色を決めてゆくのです。
著書『アースチェンジ——近未来の警告書』では、これから訪れる地球の変革について書いています
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