2022年10月15日土曜日

劣等感や自信の無さから整形や自慢をする人の心


人間は自分に自信が持てないと、何とか外側を装飾して、自分を良く見せようと働きます

たとえば繰り返し整形を行う方もいますが、そうした人には、何かしら過去において、心のの傷となるようなトラウマがあって、その傷を癒すために整形を続けてしまう事があります

子どもの頃や若いころに、親から他の兄弟と容姿を比べられて、傷ついた経験だとか、彼氏に振られた時に、容姿の事を悪く言われた、あるいは容姿のことでからかわれた経験があるなどです

そうした心の傷が残っていると、不幸の原因はこの容姿にあるのだ、外部の要因によって自分は不幸になってしまったと考えます

そして理想の自分を追い求め、整形を繰り返したりするようになります

また、最近ではインスタグラムなどのSNSで、輝いている自分を演出する人も多くいます

日常で充実した生活を送っているように写したり、セレブな生活を感じさせる写真を載せたりします

そうすることで、見ている人から羨ましがられると、自分の心の傷が、癒されたような、あるいは高揚するような気持がするからです

しかしそれもまた、外側を見栄えよく塗装しているようなもので、その内部では錆が進んでいる自動車のようなものです

いくら外を飾っても、錆を止めなければ、やがてボロボロになっていきます

このように自信の無さや、劣等感、心の傷などを要因として、なんとか外側を良く見せようとする試みは、いつしか綻びが出てきます

等身大の自分では誰からも愛してもらいないと思い、嘘や誤魔化しも次第に増えていきます

一度思い込みのパターンが出来てしまうと、そこからなかなか抜け出せなくなります

たとえば付き合っている人に振られたり、浮気されたような時にも、自分の容姿のせいだと思い込み、また整形を繰り返したり、嘘の上塗りをして誤魔化したりします

ほんとうは性格などの、本人の内面に合わない部分があって、別れる事になったとしても、一度作られた思考パターンから抜け出せずに、外見が問題だと思い込みます

ネットで充実した生活をアップしたり、自慢話ばかりするのも、心の中において、普段の自分では愛されないという思い込みがあります

だから話を盛ったりとか、やたら自慢話をせずにはいられなくなります

大切なのは、そのように外面を装う事では無く、ご自身の傷と向き合い、傷を癒していく事です

傷が癒えずにある間は、おかしな行動をとってしまいます

故障した機械が、誤作動を起こしてしまうように、心も傷ついていたら、誤作動を起こしてしまいます

ご自身の傷と対面し、その癒しを行うようにしてください

0 件のコメント:

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。