元々は孟子の言葉で「至誠而不動者未之有也」と言います
吉田松陰先生は自らの命も投げ出して、誠実に訴えられた、まさに激誠の人として相応しい言葉です
松陰先生は、ペリー浦賀再来航の際に、海外へ渡航しようと企て、失敗して投獄されてしまいました
獄中にあっても、吉田松陰先生は、勉強のため読書に励み、一年の間に、600冊あまりを読破したといいます
牢屋の中で熱心に学んでいる吉田松陰先生のひたむきな姿をみて、他の囚人たちは感銘を受け、尊敬するようになっていきます
そして、松陰先生から「一緒に学びましょう」という誘いに応じて、囚人たちも勉学にはげむようになります
さらに牢屋の番人をしていた人たちも、囚人たちの変化に驚き、共に松陰先生を囲む勉強会に参加するようになりました
まさに松陰先生の誠実さが、囚人たちや番人を感化して、動かしたのです
吉田松陰先生はわずか30歳で斬首刑に処されて、命を落とすことになりましたが、先生の開いた「松下村塾」からは明治維新の偉人たちが続出します
松陰先生の誠実さが炎となって、周りの人々の心へと燃え移っていったのです
そのように誠実さは人を動かす大きな力となります
世の中を拝見していますと、口の上手い人だとか、ずる賢い人が人を騙したり、利用して動かすことも見られます
しかしそうした人はやがて不誠実さが露呈し、人々から敬遠されるものです
実際にサラリーマンの方などを見ていても、口がうまいだけの人は、はじめは成績も出せて優秀に見えるのですが、徐々に壁にぶつかっていきます
誠実な人というのは、成果を出すのは遅れるかも知れませんが、やがて力を増していき、大きな働きをするようになっていきます
やはり仕事においても誠実さは大切だという事でしょう
日露戦争で連合艦隊司令長官として、勝ち目がないと思われた日本海海戦において、ロシア・バルチック艦隊を破る奇跡的な活躍をした東郷平八郎は以下のような言葉を残しています
「愚直と笑わるるとも、終局の勝利は必ず誠実な者に帰すべし」
人を動かす時には誠実さをもって当たらなくてはならないことを教えてくれます
6 件のコメント:
エゴのある人は傲慢で自信過剰ですが(エゴによる、目立ちたい!などのための努力は神様の助けを得られませんので最終的には失敗していきます)、
エゴのない人はどんな状況にあっても謙虚で誠実で、純粋に努力できる人です…この、松陰先生のように。
それに、もともとはみんな、エゴのない魂でした。
だから本当は、誰もが松陰先生のように生きるはずなのです…
それが今や、神様の目を盗んで勝手に付け始めたエゴ(自分中心感)のせいで、松陰先生のような誠実な生き方を忘れてしまうようになりました…
でも!
私たちの魂は純粋そのものなので、(たとえ今やエゴに覆われていても)松陰先生のような純粋な方の行動に感銘を受けて変わっていくことができる可能性が残されているのが、唯一の救いです!
でも実際は、今の私たちはとにかく自分中心・自分最優先主義で、こんな純粋な生き方には戻らずにいます…
だからこれからも、イエスさんの言葉を翻訳してお伝えする役目を頑張って果たしてまいります_φ(・_・
「愚直と笑われるも·····」 誠実さは時に忍耐力を試されますね。
人を利用する人、ずる賢く立ち回る人、自身と他人の利の天秤に懸命に自制をしてもふと顔を出すエゴなど。
勝てないと言われていた敵国との戦局を勝利へ導いた東郷さんの言葉となれば真実味と重さを感じます。「勝利は必ず誠実な者に」そうあれかし。
見返りを期待しない純粋な心は他者の心を開かせ、信頼という宝を得られます。でも信頼は一度壊れると取り戻せないか、再構築に一度目よりも多大なエネルギーがかかる得難いもの。 逆に信頼という宝は互いへの思いやりとなって両者の間を循環します。 その心の歓びを知らない人は哀れですね····。
吉田先生が育てた日本の偉人のお話、NHK番組だったか、「魂の遺伝子」という言葉が浮かびました。私はこの言葉が大好きです(*^^*)
この世で成功しても中身がエゴを満足させるものだったら悲しいですね。
誠実な人は認められるまで時間がかかる事が多いです。
でも、それでもいい。
魂だけは汚したくない(結構、汚してきたかも(^_^;))
神様は全てご存知ですね
洪さまの誠実さは私たちを動かします!
いつもありがとうございます。
「日本人男性の遺伝子」と浮かんできたため調べてみたら、日本人男性が持つY遺伝子は「お人好し遺伝子」と呼ばれているそうです♪( ´▽`)
そして、男児を宿した事のある母親にもY遺伝子が残る事もあるとか、、(出産していなくても、だと思います)
だから、日本人は素晴らしいのだなと改めて感動しました!
謙虚で真面目でお人好しの日本人の皆様に、
もっともっと自信と誇りを持ってもらいたいなと願っています☆
嘘偽り誤魔化し無く、真心を持って成していく姿は美しいですよね。
政治もそうあってほしいと思いますが、今の政治はその逆を行っている部分もあるかなと感じる事もあります。
日本をご指導くださっている日本神道の神々様、八百万の神々様は、表面的な言葉で取り繕って国民を欺いている政治に対し「正直な国になりなさい。誠実に政をしなさい。」と喝を入れたいところなのではないでしょうか。
東郷平八郎…日本に転生されている様ですが、今後のご活躍が楽しみです☆
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