2019年6月7日金曜日

幸せな願いの叶え方

先日は引き寄せの法則の危険性や、願いが叶う事がすなわち幸せとイコールではないという話をしました



引き寄せの法則というのは確かにあり、強く願ったりするとそれが引き寄せられて現実となることはあります

しかしそれは、クレジットカードで買い物をしているようなもので、先に欲しいものを手に入れられますが、後からその分の代償は払わなければなりません

世界には代償の法則が働いていますで、ずるして利益だけ得ようとしてもダメなのです

何れはそれに見合った代償を支払わなければなりません

クレジットカードがあれば何でも手に入る魔法のカードだと思って、後先考えず使っていると、やがて大きな代償の請求があって、あとから苦しむということは多いでしょう

また、昨日話しましたように、願い事が叶ったからと言って、それが即幸せではなくて、新たな苦しみを生む原因ともなってきます

そのように欲を叶えたり、願い事を実現することが、一般的に幸せだと思われているのですが、実際には苦しみを生み出していることが多いのです

ではなぜそうなってしまうかというと、世の中の願い事の多くが、自己中心的であり、自分の欲に基づいた願いであるからです

人はともすると自分の利益だけに意識が向きがちで、周りの迷惑を考えないことがあります

その願いを叶えることで、逆に悲しむ人は出ないかとか、辛い思いをする人も出るかも知れないと思う人は僅かでしょう

たいていは自己中心的な考えをして、自分さえよければいいとか、人より得した方がいいのだと考えがちになります

そうした自己中心的な考えや欲からは、苦しみのもとが生まれてきてしまいます

ではそうした苦を生まない願いの叶え方は無いかというと、それはあります

自分の欲ばかりで願うのではなくて、人々の幸せと共にあることを願うのです

自分一人が得しようとか、儲けようと思うのではなくて、周りの人も幸せにしながら、自身も自己実現していく道を願うのです

独りよがりな願いを捨てて、より多くの人の幸せになることを願ったり、周りの人に恩返しとなることを願うのです

たとえば事業を興す時などには、こうした事をすれば儲かるとか、自分が得するだろうという事だけで商売をするのではなく、この事業が多くの人の幸せに繋がり、人を幸せにしていく事を願っておこすべきでしょう

自分の欲ばかり訴えては、霊的なサポートも受けられず、やがて苦しいものとなっていきます

物事が成就したり、願い事が叶うには、実は目に見えない世界からのサポートがあります

あの世には愛と光にあふれた霊人がいて、この世にサポートをしようとしていますが、同じような性質のものでないと同通しないという法則があるのです

自分の我欲ばかりに捕らわれていると、同じように欲にまみれたネガティブな霊が憑いてしまうことがあります

無償の愛の奉仕者として生きる光の霊人は、やはり世の中の良くなることを願って努力されている人をサポートしようとします

その願いが当人だけの満足に過ぎないのではなくて、周りや人々へ貢献するような願いであれば、彼らもサポートを強めてくれるでしょう

たとえば同じように大学に受かりたいと願う時にも「自分がいい学校へ入れば、人からも羨ましがられるし、いい気分だから入りたい」と願うよりも「この学校に入れれば、いままで育ててくれたご両親の恩にも報いることになり、卒業して恩返しもしたい」という風に思う人を応援したくなるでしょう

もちろん叶うためには本人の努力量とか色んな条件がありますが、そのように自分も周りも幸せになる方向で願っていけば、幸せな願いの叶い方となっていくでしょう

我欲による願いの先には、苦い道が待っていて、人の幸せをも願う先には、幸せな道が待っています

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1 件のコメント:

ゆるふわ。 さんのコメント...

思いやりで動く人は、神様から愛されて守られるので幸せでいられますが、幸せになりたいから思いやる、という発想にはそもそも下心と言う名のエゴがあるので神様たちはそっぽを向かれます…ということに、注意が必要ですΣ(-᷅_-᷄๑)

この辺りのことをきちんと理解できていないと、いつまでも幸せになれません。

自分中心か、周り中心か。
ただそれだけのことなのですが、エゴを捨てるまでは本当に難しいことだと思います。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。