以前、霊的な系統のひとつである稲荷系について、お話ししたことがあります。
お稲荷さんといえば、眷属として狐の姿が祀られていますね。あのきりりとした狐の像には、じつは深い由来が隠されています。今日はその狐の正体と、世界に散らばる同じ記憶について、たどってみたいと思います。
狐の姿は、宇宙から来た存在の象徴
稲荷の狐は、もともと宇宙からやって来た存在を象徴するものだと、私は感じています。
細長い顔に、大きな耳。日本人の目には狐と映る顔立ちをした宇宙人が、かつてこの地球を訪れていたのです。彼らの面影が、長い時間をかけて狐の姿へと重ねられ、信仰の形になっていったのでしょう。
西洋に伝わる「エルフ」との一致
同じ存在は、西洋では別の名で語り継がれてきました。エルフです。
エルフは、西洋で自然と豊穣をつかさどる小神族とされてきました。『指輪物語』の影響もあって、尖った耳を持つ姿で描かれることが多いですね。日本で稲荷と呼ばれてきた存在と、西洋でエルフと呼ばれてきた存在は、じつは同じものなのだと思います。
さらに時代をさかのぼると、古代エジプトの壁画に行き当たります。そこに描かれているのが、犬またはジャッカルの頭を持つアヌビス神です。アヌビス神は、ミイラづくりをつかさどる神として崇められてきました。頭部は犬や狐のようで、身体は人間の姿をしています。これもまた、かつて地球に降り立った、同じ系統の宇宙人の姿を伝えているのでしょう。
豊かさをもたらす存在と、現世利益の信仰
彼らには、ひとつ際立った特徴があります。
この世での豊かさや富をもたらす、という面です。それゆえに日本でも、商売繁盛などの願いとともに、篤く崇められてきました。いわゆる現世利益を求める信仰が、稲荷系には強くあるのです。
現世利益とは、この世的な利益、物質的な満足を得ることを指します。その対極にあるのが、精神的な満足や心の充足です。スピリチュアルの本来の歩みとしては、後者の精神性を深めていくことが大切にされます。
とはいえ、この世をよりよく生きたいと願う気持ちもまた、人として自然なものです。だからこそ稲荷系の信仰は、いまも日本人の暮らしの中に根強く息づいているのでしょう。
豊かさと精神性、その両方を大切に
大切なのは、どちらかを否定することではないように思います。
日々の暮らしが整うことを願いながら、同時に、その豊かさを何のために使うのかという心を忘れない。お稲荷さんに手を合わせるときも、ただ富を求めるのではなく、いただいた恵みを誰かのために役立てたいと願えたなら、その祈りはきっと、より澄んだ形で届いていきます。
狐の像の向こうには、はるか昔に地球を訪れた存在たちの記憶と、豊かさを願ってきた人々の素朴な祈りが、静かに重なっています。そう思って眺めると、見慣れたお稲荷さんの景色も、少し違って見えてくるのではないでしょうか。
狐の神や宇宙人をめぐる話の先には、古代文明・神話・日本の霊的起源 完全ガイドの世界が広がっています。
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